僕のボーガスの紹介:1996年アメリカ映画。母を交通事故で亡くし、見知らぬ土地、見知らぬ人と暮すことになった少年が、空想の友達“ボーガス”の力を借りて新しい世界へと歩み始める。
監督:ノーマン・ジュイソン 出演:ウーピー・ゴールドバーグ(ハリエット・フランクリン)、ジェラール・ドパルデュー(ボーガス)、ハーレイ・ジョエル・オスメント(アルバート・フランクリン)、ナンシー・トラヴィス(ロレイン・フランクリン)、デニス・マーシアー(アントワーヌ)、アンドレア・マーティン(ペニー)、ウテ・レンパー(バベット)、ほか
映画「僕のボーガス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「僕のボーガス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
僕のボーガスの予告編 動画
映画「僕のボーガス」解説
この解説記事には映画「僕のボーガス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
僕のボーガスのネタバレあらすじ:起・一人ぼっちの少年
サーカスでダンサーをしている母ロレイン(ナンシー・トラヴィス)とラスベガスで暮していた7歳の少年アルバート(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、サーカスのメンバーからも可愛がられ、幸せな日々を送っていたが、ある日、ロレインが交通事故で急死する。
アルバートの引き取り手を探していた団員らは、もしもの時は同じ里親の元で姉妹として育ったハリエット(ウーピー・ゴールドバーグ)にアルバートの後見を託す、というロレインの遺言を見つける。
ニューアークでホテルなどの備品を取り扱う会社を経営するハリエットは、いきなりのことに無理だと断るが、断れば孤児院行きだと言われ、しかたなくアルバートを引き取ることにする。
僕のボーガスのネタバレあらすじ:承・心の友
サーカスの皆と一緒にいたいアルバートだったが、移動の多いサーカスでは彼の面倒を見ることはできない、と言われ、アルバートもしぶしぶハリエットの待つニューアークへ向かう。
その飛行機の中で、アルバートが母を思い出して泣いていると、お絵かきノートの中から大男が抜け出して現れる。“ボーガス”と名乗るその男(ジェラール・ドパルデュー)はアルバートを励まし、唯一の友達となった。
同居が始まったものの、仕事に忙しく子供と接したことのないハリエットはアルバートを持て余す。アルバートもそんなハリエットを拒絶し、知らない土地と慣れない環境になじめず、ボーガスに帰りたいとばかり繰り返す。
日ごろ見えない相手と話しているように独り言を繰り返すアルバートを不審に思ったハリエットは、誰と話しているのかと聞くと、彼はボーガスの存在を打ち明ける。
見えないものを信じないハリエットはそれを良くないことだとし、見える振りをしてボーガスを追い出すそぶりをするが、そんな彼女も密かにボーガスの気配を感じ始める。
僕のボーガスのネタバレあらすじ:転・互いを必要とする気持ち
ある晩、ハリエットが仕事で留守にしていると、アルバートは新聞でサーカス団がアトランティックシティに来ていることを知り、ボーガスが止めるのも聞かずに部屋を抜け出して、ひとりバスに乗りアトランティックシティへ向かう。
楽屋に現れたアルバートを見て驚いた団員らは、帰りたくないと言うアルバートを寝かしつけると、母に会いたいという強い思いから夢の中で彼は母と再会し、幸せな時を過ごす。
一方、連絡を受けて駆けつけたハリエットは眠ったままのアルバートを家に連れ帰り、彼をひとりで行かせたことで見えないボーガスを責め、自分も子供の頃ボーガスが必要だったと告げる。
するとボーガスはハリエットの前にも姿を現し、2人はダンスをして空想のひと時を過ごす。
僕のボーガスの結末
張り詰めた心を癒し、アルバートと向き合う決心をしたハリエットが彼の寝室に入ると、夢の世界で母親を追っていたアルバートは、眠ったままアパートの外壁のハシゴを登っていた。
途中で目を覚まし、怯えるアルバートだったが、ハリエットが屋上から手を伸ばして彼を励まし、無事アルバートを救出する。
心を開き、互いの存在を受け入れたハリエットとアルバートは、ロレインの墓参りに訪れる。仲良くふざけあう2人の前からは、いつの間にかボーガスの姿が消えていた。
以上、映画「僕のボーガス」のあらすじと結末でした。
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