僕らはみんな生きているの紹介:1992年日本映画。東南アジアの発展途上国タルキスタンに、橋を建設するプロジェクトのプレゼンに行った三星建設の高橋は、帰国当日に起こったクーデターで、命からがら逃げだしました。そしてライバル会社の同じ日本人2人と空港に向かい、内戦の地を逃げることになりました…という内容のサバイバルコメディ映画です。
監督:滝田洋二郎 出演者:真田広之(高橋啓一)、岸部一徳(富田賢造)、嶋田久作(升本達也)、ベンガル(井関修次郎)、山崎努(中井戸浩)、早見優(倉岡美由紀)ほか
映画「僕らはみんな生きている」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「僕らはみんな生きている」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
僕らはみんな生きているの予告編 動画
映画「僕らはみんな生きている」解説
この解説記事には映画「僕らはみんな生きている」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
僕らはみんな生きているのネタバレあらすじ:起
三星建設の高橋啓一(真田広之)はタルキスタン支社へ出張となりました。目的は現地へ橋を建設するプロジェクトのプレゼンでした。出発前、同じ会社で恋人の倉岡美由紀(早見優)とエレベーターでキスをして、しばしの別れを告げました。
高橋は途中から軍用機に乗り換え、タルキスタンの空港に到着しました。現地ではタルキスタン支社長の中井戸浩(山崎努)が出迎えました。自宅に案内されると、女性のお手伝いが数人いる豪邸でした。翌日、独裁政権のカッツ大佐らへのプレゼンが始まりました。ライバルはIBC建設で、支社長の富田賢造(岸部一徳)と社員の升本達也(嶋田久作)が来ていました。
高橋は、プレゼンが終わってくつろいでいると、同じ日本人でエビの買い付けをしている井関修次郎(ベンガル)に会います。仲良くなった2人は、井関がやっと任期が終わり日本に帰ることになっているため、帰国前に二人でパーティをやることになりました。井関の部屋で楽しんでいると、井関に任期をあと2年伸ばしてくれと本社からファックスが来ました。
僕らはみんな生きているのネタバレあらすじ:承
カッツ大佐の誕生日パーティが開かれ、中井戸と高橋が呼ばれました。会場には富田と升本もいました。その場でカッツ大佐は、入札の結果を先に知らせようと4人を呼びました。結果はIBC建設でした。これでまた日本に帰れなくなったと落ち込む中井戸は、高橋に今夜の飛行機で帰れと言いました。
喜んだ高橋でしたが、その時、反政府ゲリラが爆弾を投げ込み、銃撃戦が始まりました。升本がラジオを聞くと、クーデターが起こり、町の中心部は内戦状態ではないということで、4人は町に向かいました。しかし激しい銃撃戦でした。そんな中、一般市民が大声で『私たちは市民だ』と言って堂々と歩くと、双方は攻撃しないことがわかりました。
そこで近くのアパートに住む井関を助けようと大声で『私たちは日本人だ』と叫びながら井関の部屋に着きました。井関は帰れないショックでファミコンをやっていました。4人で井関を引きずり出し、歩き始めました。
僕らはみんな生きているのネタバレあらすじ:転
反乱ゲリラの中に三星建設の運転手だったセーナがいて助けてもらっていると、政府軍が、あいつらの仲間だと言って銃撃を始めました。井関が頭を撃ち抜かれて死亡しました。セーナが海に出てジャングルを抜けて空港に行けと言い、ジープを売ってもらって向かいました。
海沿いの廃墟で一夜を明かし、ジャングルに向かいました。ジャングルの中で中井戸がトイレだと言って3人から離れ、無線器を取り出しました。近くに村があることが分かり、村を訪ねました。すると政府軍のヘリが攻撃し始めました。中井戸は無線で「撃つな」と言い、ヘリは飛び去りました。
すると奥から反政府ゲリラたちが出てきました。そして中井戸が無線を使っていたことで、スパイだと思われ、拉致されました。3人はその隙に逃げ、空港に日暮れに着きました。日本に帰る予定をしていた3人でしたが、3人とも帰りたいと言う気持ちが失せていました。そこで高橋は中井戸さんを助けに行こうと言い出し、翌朝、3輪自動車を買って、ゲリラの村に向かいました。
僕らはみんな生きているの結末
前夜、高橋は井関のファミコンの基盤を改造し、デジタル無線傍受器を作っていました。村に着くと、リーダーの男に、政府の無線が傍受できることを実践しました。そして傍受器と中井戸の交換を要求しました。しかしリーダーはスパイは許さないと言って拒みました。
そこで高橋は日本人サラリーマンの生きざまを延々とリーダーに喋りました。すると富田と升本もしゃべりだしました。やがて納得してくれたリーダーは、コインを取り出し、表ならお前の勝ちだと言って親指で跳ね上げ、手の甲に落とし伏せました。隙間から見たリーダーは、お前の勝ちだと言ってコインを渡しました。3人には表か裏かは見えませんでした。
無事に中井戸を連れ戻した3人は、生きて帰ってきたセーナに会いました。セーナに別れを告げ、4人は中井戸に運転させて、空港に向かって3輪自動車を走らせました。
以上、映画「僕らはみんな生きている」のあらすじと結末でした。
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