キャスト・アウェイの紹介:2000年アメリカ映画。飛行機の墜落により無人島にたった一人で漂流した男が、さまざまな困難に打ち勝ち、無人島で生き抜く姿を描いたサバイバル映画。
監督:ロバート・ゼメキス 製作総指揮:ジョーン・ブラッドショウ、スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス、ヘレン・ハント、クリストファー・ノース、ニック・サーシー、ナン・マーティン、ドミトリ・ボードリンほか
映画「キャスト・アウェイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キャスト・アウェイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キャスト・アウェイ」解説
この解説記事には映画「キャスト・アウェイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キャスト・アウェイのネタバレあらすじ:無人島での孤独な生活の幕開け
運送会社のシステムエンジニアとして働く主人公チャックは、仕事も順調、結婚を考える恋人もいて、順風満帆な日々を送っていました。そんなある日のこと、出張中に乗っていた飛行機が、嵐により墜落してしまいます。飛行機から投げ出されたチャックは、無人島へと漂流しますが、仲間を探しても、誰も見つからず、助けも来ません。
チャックは、自分が流された無人島で、1人、取り残されたことに気づき、茫然とします。
キャスト・アウェイのネタバレあらすじ:無人島での過酷な生活
無人島での生活は想像を絶する困難な生活でした。サバイバル経験のないチャックには、食糧の調達ですらままなりません。食べれそうなものといったら、ココナッツだけという日々が続く中で、生きていくための手段として、チャックは火おこしを試みます。火おこしはうまくいかず、手は傷だらけになります。ついに我慢の限界に達したチャックは荷物に八つ当たりしますが、八つ当たりしても誰も助けにきてくれません。我に返り、チャックは、血だらけになったバレーボールに顔をかき、孤独な生活の相棒として、寂しさを紛らわすのでした。
キャスト・アウェイのネタバレあらすじ:無人島からの脱出
サバイバル生活の中で、チャックは少しずつ生きるすべを身につけていきます。月日は過ぎ、無人島に漂流してから4年が経過したある日のこと、チャックは海から流されてきた木の板を発見します。木の板でいかだを作ることを考えたチャックは、漂流した際に流されてきた荷物を利用していかだを作り上げます。いかだでの航海は困難を極め、チャックの体力も限界に達しそうになりますが、奇跡的に通りかかった船に助けられ、無人島での生活はようやく幕を閉じるのでした。
キャスト・アウェイの結末:無人島から帰ってきたチャックにつきつけられた厳しい現実
帰国したチャックにつきつけられた現実は厳しいなものでした。漂流前、結婚を考えていた恋人は別の人と家庭を築いています。失意の中、チャックは無人島で拾った荷物の中で唯一開封しなかった荷物を配達するのでした。
「キャスト・アウェイ」感想・レビュー
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「トム・ハンクスが無人島でバレーボールと友達になる話らしい。」そう聞いて俄然興味がわきレンタルしてみました。前情報だけ聞くとギャグなのかなと思っていましたが、大きな間違いでした。絶対に生き延びるというチャックの強い意志、生命力に感動を覚え、ようやく、やっと報われたと思ったら残酷な現実が待ち受けていて…。泣きました。人と無機物との友情に泣くとは思いませんでした。
映画前半での現代に生きる人間が大自然に投げ出された時の、あまりにも無力な様子には考えさせられました。過酷なサバイバル生活を通して、トム・ハンクスが演じているチャックの肉体が見る見るうちに逞しく鍛え上げていくのが面白かったです。後半パートで奇跡的に生還したチャックが、再び社会生活に適応していく姿には一抹の寂しさも漂っていました。