チャイナ・ムーン(別題:魔性の女/白い肌に秘められた殺意)の紹介:1994年アメリカ映画。金目当ての巧妙な計画とは気づかず、愛した女の夫殺しの証拠隠滅を図った敏腕刑事が、やがて自分に疑いがかけられ悲惨な最後を遂げる。
監督:ジョン・ベイリー 出演:エド・ハリス、マデリーン・ストー、ベニチオ・デル・トロ、チャールズ・ダンス、パトリシア・ヒーリー、ティム・パウエル、ラリー・シュラー、ロブ・エドワード・モリス、ほか
映画「チャイナ・ムーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チャイナ・ムーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
チャイナ・ムーンの予告編 動画
映画「チャイナ・ムーン」解説
この解説記事には映画「チャイナ・ムーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チャイナ・ムーンのネタバレあらすじ:起・敏腕刑事
殺人課の敏腕刑事カイルは相棒の若手刑事ディッキーを教育しながら意欲的に捜査を行うやり手刑事だった。
仕事を終えてバーでくつろいでいたカイルは、そこに居合わせた女性レイチェルと目が合う。その存在に惹かれたカイルがレイチェルに声をかけ、その後も街で再会したことをきっかけに2人は付き合うようになる。しかしレイチェルは人妻で、銀行家の夫ルパードは秘書と浮気しながらもレイチェルに対しては異常なほどの独占欲で、暴力も振るっていた。カイルは離婚するよう説得するが、ある日ルパードに暴力を振るわれ、ケガを負ったレイチェルがカイルの部屋へ駆け込み、夫を殺害する計画を口にして去って行く。カイルは彼女を止めようと行方を追うが居所がつかめない。
チャイナ・ムーンのネタバレあらすじ:承・殺人の共犯者
数日後、レイチェルが現れ、殺害は思い直したという彼女とカイルは2人で他の土地へ逃げることにする。街を
出る前にレイチェルが自宅へ寄って荷物をまとめていると、そこへ外出から戻ったルパードと鉢合わせする。家を出
ようとする妻にカッとなったルパードが再び暴力を振るうと、レイチェルは隠し持っていた銃でルパードを撃つ。
カイルがかけつけ、正当防衛だと通報しようとするが、レイチェルはマイアミからチェックアウトせずに戻り、使った銃
も未登録のものだから正当防衛とはみなされない、と通報を拒否。やむを得ずカイルは死体を湖に沈めて殺害
現場を偽装する。
チャイナ・ムーンのネタバレあらすじ:転・見えた筋書き
頃合いを見計らってレイチェルが夫の捜索願を出すが、ディッキーらがレイチェルの不審さを指摘しだす。ルパード
が行方不明になったと思われる晩、湖で彼の車が目撃されたという匿名の通報により捜索した結果、湖水からルパードの遺体が発見される。しかし遺体から摘出された銃弾はなぜかカイルの銃のもので、彼が身に付けていたはずの銃はすり替わっていた。レイチェルとの関係も発覚し追いつめられたカイルは一転、容疑者として扱われる。そして取り調べのため迎えにきたディッキーの車に乗ったカイルは、その車にあったアクセサリーから自分をハメたのはディッキーだということに気づく。
チャイナ・ムーンの結末:愛の果てに
一連の事件はルパードの財産を狙ってディッキーとレイチェルらによって巧妙にたてられた殺害計画だったことを知
ったカイルは、バーで飲んでいたディッキーを銃で脅し、車にあるという証拠の銃を出させるため、そのままディッキー
とともに駐車場へ向かう。銃を探しているところへ通報を受けた警察が駆けつけ、助けを求めるディッキーの芝居
でカイルは警察らに銃殺される。
カイルを追ってきたレイチェルは撃たれて横たわるカイルに駆け寄る。彼女はカイルを本気で愛し始めたため、計
画を途中でやめると言っていたのだった。カイルの体にすがりつくレイチェルは、彼の手にあった証拠の銃を取り、デ
ィッキーを撃つ。
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