ネイビーシールズ:チーム6の紹介:2012年アメリカ映画。[任務]ビン・ラディン襲撃。最強の精鋭部隊<チーム6=DEVGRU(デブグルー)>による極秘ミッションの真実、遂に解禁!!。アメリカ同時多発テロの首謀者オサマ・ビン・ラディン暗殺のため、CIAが計画した「ジェロニモ作戦」の実態を、実行部隊チーム6を中心に描いた戦争アクション映画です。『イントゥ・ザ・ブルー』『ブルークラッシュ』のジョン・ストックウェルが監督、TVドラマ『プリズンブレイク』のウィリアム・フィクトナーとロバート・ネッパーがCIA局長とチーム6軍曹で再共演し、話題となった作品です。
監督:ジョン・ストックウェル 出演:カム・ジガンデイ(スタナー)、アンソン・マウント(チェリー)、フレディ・ロドリゲス(トレンチ)、ラジェシュ・シュリンガーピュア(ワセム)、キャスリーン・ロバートソン(ヴィヴィアン・ホリンズ)、エディ・ケイ・トーマス(クリスチャン)、ロバート・ネッパー(軍曹)、ウィリアム・フィクトナー(ギドリーCIA局長)、ほか
映画「ネイビーシールズ:チーム6」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ネイビーシールズ:チーム6」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ネイビーシールズ:チーム6の予告編 動画
映画「ネイビーシールズ:チーム6」解説
この解説記事には映画「ネイビーシールズ:チーム6」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ネイビーシールズ:チーム6のネタバレあらすじ:1.尋問
2010年2月16日、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から10年が経とうとしていました。CIAはテロの首謀者とされるアルカイダの指導者ウサマ・ビン・ラディンの行方を追い、ポーランドのスタレ・ケイクティ秘密刑務所で、彼の元連絡係を尋問していました。
「安心しろ。私だ」「会えてよかった」「私もだ。だが残念ながら君とはお別れだ」「俺は用済みか…」「こんな形で終わりたくなかったよ。君の苦しみは終わる。サウジでの幸運を祈ってる」厳しい尋問に耐えかねた連絡係は、ついにポツリとある街の名前を答えました。パキスタン北部の街・アボッターバー、そこにあの「重要人物」が潜伏している可能性が高いことを、CIAはようやく突き止めることに成功しました。
ネイビーシールズ:チーム6のネタバレあらすじ:2.懸念
しかし、アボッターバードはパキスタン軍の駐屯地が3つもあり、しかもターゲットであるビン・ラディンが潜伏していると思われる建物は、パキスタンの陸軍士官学校に隣接していました。ISI(パキスタン軍統合情報局)が彼の潜伏に関与している可能性もありました。確証なく爆撃などして、もし遺体が見つからなかったということになれば、戦争に発展しかねません。そこでCIA防諜分析官のヴィヴィアン・ホリンズは、建物近くのアパートにワセムら二人の工作員を潜り込ませ、出入りする人物の監視、関係者の尾行を行い、ターゲットが潜伏している確証を掴もうと試みました。
その一方、アメリカ本国で休暇中だったスタナーら、ネイビーシールズでも精鋭部隊である「チーム6」の隊員たちに出動指令が下りました。「言うまでもないが、これはとても繊細な任務だ。どんな些細なミスも許されない極秘作戦であり、失敗ももみ消しも不可能だ」CIA局長は部隊を率いる軍曹に告げると、ある懸念を示しました。「奥さんです。あなたのことだ、私情に惑わされることはないでしょうね」「心配無用です。復讐など興味はない。任務を遂行し、部下を無事に連れて帰る」27年の歴戦の雄である軍曹はきっぱりと答えました。こうして特殊活動部の指揮下に入った部隊は、極秘裏にアフガニスタンへ送られました。部隊はそこで、ターゲットの建物に見立てた施設で入念な訓練を行い、来る時に備えました。
ネイビーシールズ:チーム6のネタバレあらすじ:3.確証
防諜分析官ホリンズとクリスチャンは、アボッターバードに潜伏している人物がビン・ラディンでほぼ間違いないと考えて局長へ報告しましたが、決定的な証拠が得られず、局長からの襲撃許可が下りずに苛立っていました。クリスチャンは施設ごとに爆撃することを提案しますが、それではターゲットの生死が確認できません。それに対してホリンズはあくまで特殊部隊による襲撃を主張しました。
その頃、現地アボッターバードでは、潜伏中のワセムらがISIからスパイ容疑をかけられ始められている可能性が高まっていました。「今すぐGOをください」業を煮やしたホリンズは、遂に大胆な手で証拠を集めようとします。ホリンズは現地の医者に協力要請し、子供たちへの予防注射を名目に、医者をターゲットの建物内に潜入させました。医者には密かに隠しカメラを取り付けました。
そのカメラ映像を分析したクリスチャンは、護衛戦闘員が所持していたAK-47ライフルに注目しました。その銃は、かつてビン・ラディンのビデオメッセージに映っていたAK-47と同一の銃であると判明しました。決定的証拠を掴んだ局長は、遂にビン・ラディン暗殺計画に許可を下しました。
作戦名は「海神の槍作戦(Operation “Neptune Spear”)」とされ、チーム6に作戦命令が下されました。ブリーフィングで軍曹から、目標コードネームが「ジェロニモ」であることを告げられた隊員たちは、ターゲットがビン・ラディンであることを知りました。「ターゲットは殺害が望ましい」軍曹は隊員たちに告げました。隊員たちにこれまでにない緊張感が走りました。「作戦は今夜決行」現地にはCIAのスナイパーが飛び、何も知らされていなかったワセムらに告げました。
ネイビーシールズ:チーム6のネタバレあらすじ:4.決行
2011年5月2日深夜、ナイト・ストーカーズのブラックホークヘリ2機に搭乗したチーム6は、目標施設へと向かいました。ヘリが上空に到着すると、犬たちが吼え始め、就寝から目覚めた護衛戦闘員たちが銃を取り、家族を匿いました。戦闘員の一人が建物上空でホバリングしていたヘリが発砲すると、それに被弾したヘリは白煙を上げて墜落しました。しかし、隊員たちは全員無事で、作戦を遂行します。CIA本部では局長をはじめ多くの関係者がその映像をリアルタイムで見守っていました。建物内に潜入した隊員たちは、子供の泣き叫ぶ声が響く中、次々と戦闘員を射殺し、非戦闘員たちを施設外へと逃がしました。一方、施設の塀の外では、物音を聞きつけた周辺住民たちが殺到し、地元警察もやってきました。「ただの軍事演習です!」ワセムらは彼らを必死で説得しました。
「ターゲット確保。味方に異常なし。ジェロニモは死亡」遂に部隊は、最上階に潜伏していたビン・ラディンを発見し、射殺しました。遺体の持ち帰り作戦も無事に完了しました。そして、オバマ大統領はビン・ラディン殺害計画成功の声明を発表しました。「オサマは仕留められた」「決して忘れない」支持者たちは喜びました。「彼らはプロフェッショナリズム、愛国心、比類なき勇敢さを体現しました。彼らはあの日から、最も重い責務を担ってきた世代の一員なのです」オバマ大統領はチーム6の隊員たちを讃えました。
ネイビーシールズ:チーム6の結末:5.エンドロール
オサマ・ビン・ラディンはイスラムの伝統に従い、アラビア海北方に水葬されました。遺体の写真は公開されていません。彼が潜伏していた屋敷は、聖地化を避けるため、パキスタン政府が取り壊しました。しかし、今もなお、過激な信仰者が訪れています。9.11以降、アルカイダ指導者の30人のうち22人が対テロ作戦で死亡しました。2011年8月、対レンジャー部隊の援護に向かったチーム6メンバー25名は、ヘリの墜落で死亡しました。ビン・ラディンの死後、新たな指導者が現れました。彼はアメリカとイスラエルに対するジハードを引き継ぐことを誓い、パキスタンの部族地域に潜伏していると考えられています。
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