ランダム 存在の確率の紹介:2013年アメリカ映画。彗星が地球に接近する時、地上である現象が起きていた。その夜、会食に集まったエム達は自分達が不思議な空間に閉じ込められていることに気付いた。出口の見えないその空間で次々とおかしなことが起こり始める。ついには自分達と同じ姿をした者を目にした。
監督:ジェームズ・ウォード・バーキット 出演:エミリー・フォクスラー(エム)、モーリー・スターリング(ケヴィン)、ニコラス・ブレンドン(マイク)、エリザベス・グレイセン(ベス)、ほか
映画「ランダム 存在の確率」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ランダム 存在の確率」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ランダム 存在の確率の予告編 動画
映画「ランダム 存在の確率」解説
この解説記事には映画「ランダム 存在の確率」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ランダム 存在の確率のネタバレあらすじ:会食
友人達との会食に向かう車の中エムは恋人と通話していた。しかし通話は突然途絶え携帯の画面が割れてしまった。友人宅へ着くと着々と会食の準備が進められていた。そして遅れて到着したエムの恋人を含む八人で会食が始まった。昔からの知り合い同士という事もあり近況報告から始まり昔話に花を咲かせていると突然部屋の電気が消えてしまう。停電となったのはどうやらこの家だけではなかった。慌ててキャンドルを用意し外の様子を見に行くと辺り一面真っ暗だった。
ランダム 存在の確率のネタバレあらすじ:彗星
街灯も消えた真っ暗な街に灯りの点いた家は見当たらない。家の中に戻ると発電機を使ったらしく電気が点いた。ほっとする八人だったがまだ電気が戻っていないのか外に電気が点く様子はない。そんな中、エムがある話しを始めた。遠い昔、彗星が地球に接近したことがあった。その時不思議な事が起きたという。そして今夜も彗星が上空を飛んでいた。それはかつて不思議な現象を引き起こした時よりもせらに近くを飛んでいた。その時ヒューが口を開いた。学者である弟から今夜何かが起こったら連絡をするように言われていたと。しかし電話もインターネットも使えない。そんな時彼は近くの家に一軒だけ灯りの点いた家を見つける。ヒュー達は何人かを残し電話を借りに行くことにした。
ランダム 存在の確率のネタバレあらすじ:もう一人の自分
しばらくすると帰ってきたヒューの顔には傷があった。そして彼らは白い箱がを持って帰った。ヒュー達がおかしな事を口にしていた。あの家には君たちの姿があった、と。ヒューの手当てをし箱を開けると中には卓球のラケットとこの部屋にいる八人の写真が一枚ずつ入っていた。裏には赤い字で数字が一つずつ、それが何を意味するのかその時は分からなかった。この箱を持ち主の元に返そう、そう考えたエム達は数人で箱を持って家を出た。真っ暗な中の目印のためそれぞれ青いケミカルライトを手に持って。そこで彼らは他の人間の姿を目にした。それは自分達と同じ姿をした人間だった。手には赤いケミカルライトを持っていた。
ランダム 存在の確率の結末:シュレディンガーの猫
この状況から脱出するためヒントを探っていた八人はヒューの弟が車に本を置いていたのを思い出した。謎を解く手がかりになるかもしれない、そう思っていたが見てみると使えそうにはなかった。しかし中にある言葉を見つけた彼らは一つの仮説を思いつく。「シュレーディンガーの猫」と言われるある思考実験。この実験にこの空間が当てはまるのではないかと。それはつまりこの空間に同時に自分達と同じ人間が存在している、そして自分達と違う道を歩んでいるのではないかと。閉鎖された空間で共に過ごす内彼らは次第に仲違いをするようになった。エムもまた自分の恋人と。そしてエムはこの家からの脱出を試みる。家の外にある真っ暗な空間に入って行ったのだ。そこは空間と空間を結ぶ道。そこを通れば違う彼らの元に辿り着くのだ。そして自分の理想の空間を見つけたエムはそこに存在する別の自分に手をかける。目が覚めると窓から日が差し込んでいるのに気付いたエム。あの空間から脱出できたのだ。そして恋人にも会うことができた。すると彼の携帯に着信が入る。かけてきたのは本来その世界に存在するエムだった。
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