コンタクトの紹介:1997年アメリカ映画。1996年に他界した宇宙科学者カール・セーガンの同名小説を映画化した作品で、SETIプロジェクト、科学と宗教、政治、地球外生命、人類の存在理由という哲学などをテーマとし、地球外知的生命体と接触した女性の姿を描いたSF映画です。キャッチコピーは「それは、宇宙の声から始まった」で、『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994年)を手がけたロバート・ゼメキスが監督を務めました。
監督:ロバート・ゼメキス 出演:ジョディ・フォスター(エリー・アロウェイ)、マシュー・マコノヒー(パーマー・ジョス)、ジョン・ハート(ハデン)、ジェームズ・ウッズ(マイケル・キッツ)、ほか
映画「コンタクト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コンタクト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
コンタクトの予告編 動画
映画「コンタクト」解説
この解説記事には映画「コンタクト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コンタクトのネタバレあらすじ:起
エリー・アロウェイ博士はSETI(地球外知的生命体探査)プロジェクトの一員としてプレルトリコのアレシボ天文台で研究をしていました。彼女は子供の頃から宇宙には何か生命体がいるのではと興味を持ち続けていました。理解者であった父親を幼い時に亡くしてからも彼女は探求を辞めませんでした。ある日、バーで知り合ったパーマーが亡くなった父親が昔言っていた“地球人だけでは広い空間が勿体無い”と言ったことに親近感を抱き二人はその夜結ばれます。が、パーマーが神の存在を信じていると語った時、実証主義者のエリーは彼との距離を置きそれ以降連絡を取りませんでした。そして先の見えないエリー達のプロジェクトは、非協力的な上司のドラムリンによって予算を打ち切られアレシボ天文台から撤退させられます。
コンタクトのネタバレあらすじ:承
資金を独自で集める為、様々な企業を訪れたエリーは大富豪のハデンからの投資を獲得しニューメキシコにある基地で調査再開に漕ぎ着けました。なかなか成果を上げられず4年が経過した時、エリーは遂に宇宙からの電波信号を受信しました。調査の結果、発信先がヴェガからであると掴みます。この大発見を公表した事から政府やドラムリンが介入し、宗教も巻き込みエリーの想像以上の騒ぎになります。そんな中、現在は政府の宗教顧問となったパーマーと再会します。世界各国の協力でヴェガへの輸送装置が建設され、乗組員の選抜が始まりました。エリーは審議会で、審議委員の一人であったパーマーの“神を信じているか”との質問に実証主義の彼女は信じていると答えられず、神の存在を認めたドラムリンが当選します。ですが装置のテスト当日にカルト宗教家の自爆テロによりマシーンは大破、ドラムリンも死亡します。
コンタクトのネタバレあらすじ:転
失意のエリーの元にハデンから連絡が届きます。実は北海道にヴェガへの輸送装置を極秘で作っていたのでした。乗組員にならないかと誘われたエリーは快諾します。乗り込む前日、パーマーがやってきて審議会で彼女に神の質問をしたのは、彼女を行かせたくなかった、失いたくなかったからだと告白します。そして彼女を送り出します。ポッド型輸送機に乗り込んだ彼女は落とされたポッドごと激しい光のトンネルを抜け宇宙空間や様々な場所へ移動していきます。そして言葉では表せないほどの美しい銀河を目の当たりにし感激します。気づくと彼女は美しい海岸にいました。そこに亡くなったはずの父親が現れます。ですがそれは父親の形を借りた異星人だとエリーは気づきます。彼は地球人達の方から自分たちにコンタクトを取ってきたこと、そしてこのコンタクトは地球と地球外生命体の接触の第一歩に過ぎないと告げます。気がつくとポッドで倒れていたエリー。ですがポッドはただ上から下へ落ちだだけと言われて驚きます。
コンタクトの結末
その後、エリーは18時間ほどの様々な実体験を語りますが信じてもらえず尋問会議へかけられます。彼女の体験を証明するよう言われますが実証できないエリー、実証は出来ないが、どれだけ美しいものを見て感じ、人類がどれほど素晴らしいか、誰も一人ではないこと等を語りかけます。ですがその後の調査で、エリーのつけていたカメラの録画はノイズしかなかったものの約18時間録画されていたことが判明したことから、再びSETIプログラムで調査を続けることが出来るようになりました。
以上、映画コンタクトのあらすじと結末でした。
続いて、より詳細なネタバレあらすじを解説します。