コリーナ、コリーナの紹介:1994年アメリカ映画。母を亡くして心を閉ざした幼い少女のもとへ、家政婦としてやってきた黒人女性。彼女は少女の心を開き、やがて人種の壁を超えてその父親と惹かれあうようになる。
監督:ジェシー・ネルソン 出演:ウーピー・ゴールドバーグ、レイ・リオッタ、ティナ・マジョリーノ、ドン・アメチー、ジョーン・キューザック、ウェンディ・クルーソン、エリカ・ヨーン、ルイス・マスティーロ、ほか
映画「コリーナ、コリーナ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コリーナ、コリーナ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「コリーナ、コリーナ」解説
この解説記事には映画「コリーナ、コリーナ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コリーナ、コリーナのネタバレあらすじ:起・家政婦探し
幼い少女モリーは母を亡くし、その死を受け入れることができずに心を閉ざし、口をきくこともなくなっていた。
父のマニーはそんな娘を不憫に思いながらも慣れない家事、育児に戸惑い、自身の悲しみもあってCM作曲の仕事もスランプに陥っていた。
マニーは仕事のため、家のことと娘の面倒をみてくれる家政婦を雇うことにする。多くの応募者と面接したがどれも今イチ。そんな中、1人の黒人女性が面接にやってくる。その女性コリーナは大学を卒業したものの、まだ人種差別が色濃い1950年代にあっては希望の就職もままならならず、家事は苦手ながらも職を求めてやってきたのだった。マニーはコリーナにも通り一遍の面接をして帰すが、家の前でモリーがコリーナに好意的な反応を示していたことから、彼女を雇うことにする。
コリーナ、コリーナのネタバレあらすじ:承・仕事を超えて
コリーナはモリーに無理に話させようとはせず、母を失った悲しみや怒りを吐き出させる。「ママは天国から見守っている」というコリーナの言葉に安心したモリーは言葉と明るさを取り戻す。学校を嫌がるモリーを見かねて、コリーナは掛け持ちしていた豪邸の掃除に連れて行ったり、肌の色の違いを気にすることなく、姉の子供たちと一緒に過ごさせる。
明るさを取り戻した娘の様子に安堵したマニーもコリーナに単なる家政婦以上のものを感じ、3人一緒に過ごす時間が増えていった。話をするうちにマニーはコリーナが音楽や言葉の感性が豊かで、レコードジャケットのライナーノートのライターを目指していることを知る。そんな彼女のアドバイスもあって、マニーは行き詰っていた作曲の仕事もうまくいくようになる。
コリーナ、コリーナのネタバレあらすじ:転・見えない壁
ある時、3人で食事に出かけた先のレストランで、コリーナが他の客に従業員と間違えられる無礼を目にし、マニーは憤る。コリーナは人種の壁を痛感し、惹かれている気持ちを抑えて身を引こうとする。
そんな中、マニーは彼を心配する同僚から紹介されたバツイチ子持ちの女性ジェニーから積極的にアプローチを受けていた。母親からも白人との再婚を促されたマニーはジェニーと会う機会を持つがその気になれず、モリーも2人の邪魔をする。一方のコリーナも、白人の雇い主と雇用関係以上のつきあいを心配した姉から、同じ黒人と付き合うよう忠告され、以前から付き合いのあった男とデートするが全く気乗りしない。
コリーナ、コリーナの結末:互いを想う気持ち
やがて2人は互いの気持ちに向き合い、誰はばかることなくつきあいだすが、学校へ行くことを嫌がったモリーを仮病を使って休ませていたことがマニーに発覚し、嘘をついていたことに怒ったマニーはコリーナにクビを言い渡す。コリーナと引き離されたモリーは再び口を利かなくなるが、そこへマニーの父が亡くなったという知らせが入る。
父をも亡くしたことに憔悴したマニーの足は自然とコリーナの元へ向かう。愛する人たちを傷つけてしまったと謝罪するマニーを受け入れたコリーナは彼を姉一家にも紹介し、祖母をなぐさめるモリーのもとへ家族として戻る。
以上、映画「コリーナ、コリーナ」のあらすじと結末でした。
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