カットバンクの紹介:2014年アメリカ映画。恋人とともに田舎町を出て都会へ行くことを夢見る青年が、報奨金目当てに殺人事件を偽装したことがきっかけで、本当の連続殺人事件に巻き込まれていくサスペンス。
監督:マット・シャックマン 出演:リアム・ヘムズワース(ドウェイン・マクラーレン)、テリーサ・パーマー(カサンドラ・スティーリー)、ビリー・ボブ・ソーントン(ビッグ・スタン・スティーリー)、ブルース・ダーン(ジョージー・ウィッツ)、マイケル・スタールバーグ(ダービー・ミルトン)、オリヴァー・プラット(ジョー・バレット)、ジョン・マルコヴィッチ(ローランド・ボーゲル保安官)、ほか
映画「カットバンク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カットバンク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
カットバンクの予告編 動画
映画「カットバンク」解説
この解説記事には映画「カットバンク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カットバンクのネタバレあらすじ:起・偽装殺人
米・モンタナ州カットバンク。ドウェイン(リアム・ヘムズワース)はこの小さな町を出たいと思いながらも、介護を要する父親を見捨てることもできず、そのジレンマを恋人のカサンドラ(テリーサ・パーマー)に愚痴っていた。
その時2人は偶然男が銃で殺害される様子を目撃、ドウェインはビデオカメラで一部始終を撮影する。通報を受けた保安官ボーゲル(ジョン・マルコヴィッチ)は映像から被害者は郵便配達人のジョージー(ブルース・ダーン)だと分かるが、現場に行ってみると、タイヤ跡のみで遺体も配達車も消えていた。
実は事件はドウェインが報奨金目当てに企てた偽装殺人で、ジョージーは生きていた。同僚マッチを犯人役にし、ドウェインが働く自動車修理工場の部品倉庫に使っていた町外れの空き家にジョージーは身を隠していたのだった。
カットバンクのネタバレあらすじ:承・届かない荷物を探して
森の中に長いこと引きこもっていたダービー(マイケル・スタールバーグ)は、自分宛の小包が届かないことで郵便局を訪れるが、そこで事件のことを聞き、郵便物も行方不明になっていることを知った彼は、現場で大きな靴跡を発見する。
その靴跡からマッチに行き着いたダービーは、彼の家に行き郵便物のありかを聞き出そうとするが、自分の質問に答えようとしないマッチともみ合いになり、はずみでマッチを殺してしまう。
ボーゲルはタイヤ跡のことで修理工場を訪れ、そこでマッチが数日前から姿を見せていないことをドウェインから聞いてマッチの家へ向かうと、そこで彼の死体を発見する。
カットバンクのネタバレあらすじ:転・本物の死
一方、部品倉庫に隠れていたジョージーは、倉庫の売却のために訪れたドウェインの雇い主でカサンドラの父ビッグ・スタンに見つかるが、彼を殴打して廃バスの中に監禁する。
マッチの持っていた金の入った封筒から、部品倉庫にやってきたダービーはそこにいたジョージーに郵便物のありかを聞くが、バカにするだけで答えようとしない彼を殺害する。直前に事件はドウェインが計画したものだと聞いたダービーは、ドウェインの元へ向かう。
カットバンクの結末:平穏を取り戻した町
罪悪感に耐えられなくなったドウェインは真相を話そうと保安官事務所にやってくるが、そこでボーゲルからマッチの死とビッグ・スタンの失踪を知らされる。ドウェインからビッグ・スタンと最後に会ったという部品倉庫へ向かったボーゲルは、そこでジョージーの死体と、倒れているビッグ・スタンを発見する。
身の危険を感じ、町を出ようとするドウェインの前にダービーが現れる。彼はカサンドラを人質にしてドウェインを郵便物が保管してある貸し倉庫まで案内させ、目的の小包を見つける。
2人を倉庫に閉じ込めて去ろうとしたダービーだったが、通報を受けてやってきたボーゲルを振り切って逃走しようとして、ボーゲルの銃弾を受けて死ぬ。ダービーが探し続けていたもの、それは彼の作品の仕上げに欠かせないものだった。
回復したビッグ・スタンと語り合ったボーゲルは、懸賞金を諦めることを条件に、ドウェインの偽装殺人を隠蔽する。ドウェインは退職金だけを手にして、カサンドラとカットバンクの町を後にするのだった。
以上、映画「カットバンク」のあらすじと結末でした。
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