サイクロプスの紹介:2008年アメリカ映画。古代ローマ時代、絶滅したはずのサイクロプスが現れたとの一報が入り、マルクスは皇帝の命を受けて討伐に向かう。サイクロプスを生け捕りにするも、マルクスの人気を恐れる皇帝によってマルクスは剣闘士に降格される。そして、それぞれの自由をかけたコロッセオでの戦いがはじまるのであった・・・。サイクロプスのCGの出来には目をつぶってほしいB級モンスター映画。
監督:デクラン・オブライエン 出演:エリック・ロバーツ(ティベリウス帝)、ケヴィン・ステイプルトン(マルクス)、フリーダ・ファレル(バルバラ)、クレイグ・アーチボルド(ファルコ)、マイク・ストローブ(ゴルディ)、ほか
映画「サイクロプス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サイクロプス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サイクロプス」解説
この解説記事には映画「サイクロプス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サイクロプスのネタバレあらすじ:起
皇帝ティベリウスが治める古代ローマ時代。3人の商人が空腹で森の中を歩いていると、羊がおり、それを盗んで食べようとします。そこに3メートルはあろうかというサイクロプス(一つ目の巨人)が現れ、2人が殺されてしまいます。死に絶えたはずのサイクロプスがいたという話は生き残った者から伝わり、やがて皇帝の耳にも入ります。そこで100人隊長のマルクスにサイクロプス討伐の命を下し、マルクスは兵を率いて森へと向かいます。マルクスはサイクロプスを生け捕りにしローマへと帰還します。ローマでは皇帝の暴政が続いており財政は苦しいものでした。しかし皇帝の側近ファルコは大勢の奴隷を酷使し屋敷を改装するなど贅をつくしていました。マルクスは生け捕ったサイクロプスをローマ市民と皇帝に披露し熱狂的に迎えられますが、皇帝に褒美として土地を求め不興をかい、結局、褒美を貰うことができませんでした。
サイクロプスのネタバレあらすじ:承
捕らえられたサイクロプスは闘技場で見世物として飼われることとなります。ファルコの屋敷で使役されている奴隷のゴルディは、自分達が闘技場送りになると知ります。その頃サイクロプスは牢番を倒し鍵を手に入れると、街へと出て市民を襲いはじめます。それを機に、奴隷たちは小屋から逃げ出すことに成功します。マルクスはサイクロプスを再び捕らえ牢に戻し、次に逃げ出した奴隷達を連れ戻す為に森へと向かいます。マルクスは奴隷達を見つけますが、奴隷のリーダーであるゴルディとは旧知の仲でした。ゴルディは一度マルクスが自由の身にしましたが、再び借金がかさみ奴隷となりました。マルクスはゴルディを許すよう共に来ていた皇帝の側近ファルコに言いますが、それが反逆と見なされ捕らえられ、剣闘士まで身分を落とされてしまいます。
サイクロプスのネタバレあらすじ:転
ローマ市民の余興として闘技場が開催され、サイクロプスが奴隷達を無残に殺す様に市民は熱狂します。闘技場で大きな大会が開催されることとなり、戦いで勝ったものが自由民になれるとの知らせがあり、市民からは「マルクスを自由」にとの声があがります。そんなマルクスの人気を皇帝は恐れ、その戦いを利用してマルクスを始末しようと企みます。戦いがはじまる前、マルクスはサイクロプスの中に知性を見出し「自由」という意味を教え、何人殺しても決して自由になれないと語りかけます。
サイクロプスの結末
戦いが始まり、マルクスは皇帝の計略によりサイクロプスと対峙することとなります。さすがのマルクスもサイクロプス相手に勝ち目はなく、追い込まれます。しかしマルクスに止めを刺そうとしたサイクロプスは「自由」と叫びながら戸惑い、「自由にはなれない」というマルクスの声で逃げ出します。マルクスはサイクロプスの鎖を切り、皇帝に向かい「暴政は終わりだ」と告げます。解き放たれたサイクロプスは皇帝の首を折り「自由」と叫びますが、ファルコに目を射抜かれ討たれてしまいます。そのファルコをマルクスが倒し、マルクスは市民と共に「共和制ばんざい」と声をあげるのでした。
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