パパとムスメの7日間の紹介:2018年ベトナム映画。妻が亡くなり、男手ひとつで育てた娘も高校生になり、今や娘・チャウに口うるさく言われるようになった父・ハン。ある日、ひょんなことから父と娘が入れ替わってしまいます。娘になった父は高校でタレントオーデションがあり、父になった娘は会社で大事なプレゼンが待っています。舘ひろしと新垣結衣の大ヒットドラマを落合賢監督がベトナムを舞台にリメイクした作品です。
監督:落合賢 出演者:タイ・ホア(ハイ)、ケイティ・グエン(チャウ)ほか
映画「パパとムスメの7日間(ベトナム版)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パパとムスメの7日間(ベトナム版)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「パパとムスメの7日間(ベトナム版)」解説
この解説記事には映画「パパとムスメの7日間(ベトナム版)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パパとムスメの7日間のネタバレあらすじ:起
妻が亡くなり、ハイは男手ひとつで娘のチャウを高校生まで育てました。ハイはチャウの目を盗んでゲームをしたり、何をやってもふざけたりと、チャウは手を焼いています。
車で毎日チャウを高校まで送るハイですが、途中で寄り道をしていつも遅刻してしまいます。母の影響でバレエを習っているチャウには、全国高校タレントオーデションに出る夢がありました。しかしこの日も遅刻し、先生から居残りを命じられ校内オーデションに出れなくなってしまいます。
ハイはDHCのベトナム支社に勤務しクリエイティブチームに所属しています。ド派手な服装と、事務所とは思えないデスクのない変な部屋で、新製品の企画をメンバーと考えているのです。
母の7回忌の日、いつものようにふざけるハイに、チャウが「私の将来がかかっているの、真剣に考えて」と迫ります。実はチャウが、高校の担任から海外留学の話をされ、「親の承諾をもらってきなさい」と言われていましたが、ハイには言っていませんでした。
パパとムスメの7日間のネタバレあらすじ:承
落ち込んだハイが母の墓の前にいます。チャウが近づき「親らしくして」と言います。カっとなったハイがチャウの顔を叩きます。そのはずみでカウは近くにあった台車にのっかかって転げ落ち、反動で飛び上がり電線に触れ感電してしまいます。
倒れるチャウの口に蝶は入っていきます。ハイは動かないチャウを人工呼吸します。息を吹き返したチャウの口から蝶が飛び出すと、衝撃が起き父と娘が入れ替わってしまったのです。慌てた二人は、虫を飲みこめば元に戻るかと、イモムシでチャレンジしましたが無理でした。
娘になったハイには、学校でオーデションが待っています。一方父になったチャウには、新製品のプレゼンが待っています。会社に行ったハイ(チャウ)は、急に真面目になりメンバーが驚きます。日本本社から宮本が来ていて、日本語の出来るハイ(チャウ)が通訳を命じられます。しかし日本語が出来ないチャウはハイに電話をします。高校ではチャウ(ハイ)が数学の授業で難問を当てられています。お互いイヤホンを使い、それぞれ指示を送りどうにかやり過ごしほっとします。
会社では、今まで対立していた女性チーム長のニョンがハイ(チャウ)に近づいてきます。ニョンの企画には反対だったハイでしたが、中身がチャウのハイは、ニョンの企画を受け入れプレゼンすることになります。
パパとムスメの7日間のネタバレあらすじ:転
高校でふざけていたチャウ(ハイ)に担任が留学の話をします。チャウから聞いていなかったハイが考え込んでしまいます。それでもチャウ(ハイ)は元彼のブウに声をかけ、煙草す吸い酒を飲みます。
いよいよプレゼンとオーデションの日がやって来ました。ハイ(チャウ)は、亡くなった母とバレエの話をしながら、ニョンの企画のプレゼンを進めます。この話に社長が感動し、ハイ(チャウ)は「給料を2倍にし管理職にする」と言われます。
一方チャウ(ハイ)はバレエが出来ないため適当に踊っていると、DJのエンが曲にラップやヒップポップを混ぜ込み始めます。するとチャウ(ハイ)は水を得た魚のようにコミカルダンスを始め、見ていた仲間たちは「酔拳バレエだ」と喜び喝采を浴びます。その結果、チャウ(ハイ)は高校の代表に選ばれたのです。
部屋に戻ったチャウ(ハイ)に、ハイ(チャウ)が「ニョンの企画をプレゼンし社長から管理職になれと言われた」と話します。聞いたチャウ(ハイ)は、自分の企画をプレゼンしなかったことに怒ります。
少しすると部屋にニョンがやって来ます。食事を作り3人で食べますが、チャウ(ハイ)はニョンに嫌味ばかり言います。ハイ(チャウ)が注意し部屋に別の部屋に呼ぶと、チャウ(ハイ)がオーデションのバレエを動画で見せます。あまりのひどさに今度はハイ(チャウ)が怒りだします。
パパとムスメの7日間の結末
その後、二人はそれぞれ自分の知らなかったことを聞き、お互いの気持ちをわかりあえるようになり、自分の色を出すことの意味を感じ始めます。
高校の代表によるタレントオーデションの大会が始まりました。多くの観客と審査員の前で、各代表が演技を披露します。そのころハイ(チャウ)は、社長に管理職の辞退を申し出て、チャウ(ハイ)のオーデション会場に向います。
いよいよチャウ(ハイ)の出番です。娘の為に真面目にバレエを踊るチャウ(ハイ)でしたが観客、審査員とも白けています。そこへハイ(チャウ)がやって来て、「自分の色を出せ」と言って電子煙草を渡します。チャウ(ハイ)がDJのエンに合図すると曲がクラシックからヒップポップに代わります。煙で輪を作りながら酔拳バレエを踊りだし、観客も審査委員も魅了され大喝采が起ります。審査員の採点はオール10点でした。喜んだハイ(チャウ)が駆け寄ります。
その時、雷がステージの上に落ちます。反動で跳ね上がったチャウ(ハイ)が配線に引っ掛かり感電し、蝶を吸いこんで倒れてしまいます。あの日の事を思い出したハイ(チャウ)が人工呼吸をすると、チャウ(ハイ)の口から蝶が飛び出し、衝撃が起ったかと思うと、二人は元に戻ったのです。心からわかりあえて二人は抱き合います。
普通の生活に戻った二人でしたが、二人とも少し考え方が変わっていました。ハイは留学に出発するチャウを涙をこらえて見送りました。
以上、映画「パパとムスメの7日間」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する