映画「DEADLAND デッドランド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
DEADLAND デッドランドの紹介：2009年アメリカ映画。第三次世界大戦が勃発した5年後。各地区では独立国を樹立しようとする軍が暗躍していました。そんな中、けんか別れした妻・ケイティを探す男・ショーンがいます。ジャングルで軍の暗号の紙を拾ったショーンは、知り合ったジャックスと共にケイティ探しをはじめるのですが…というサバイバルアクション映画です。
監督：デイモン・オースティーン 出演者：ゲイリー・ウィークス(ショーン）、ブライアン・ティー（ジャックス）、ウィリアム・カット（シブ）、ハリソン・ペイジ（レッド）、チャド・マシューズ（ハリス）、カレン・ダグラス（ナサニエル）、フィリップ・ボイド（アンダーソン）、エミリー＝グレイス・マーリー（ケイティ）ほか
この解説記事には映画「DEADLAND デッドランド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ひとり車で走るショーンがガソリンスタンドに立ち寄りますが、燃料切れでした。ショーンは出て行った妻のケイティに電話をかけますが電波が悪く途切れます。そこでスタンドの店内で電話を借りようと中に入ると、店員がテレビに見入っていました。テレビでは戦争の勃発を継げています。外に出た二人は、夜空に光る核爆発の閃光を目にしたのです。
5年後、荒廃した大地をショーンがケイティを探して彷徨っています。森に入ると、逃げる男が放り投げたバッグを拾います。男は、この周辺を支配する軍の州兵たちに捕まり、バッグの事を聞かれ最後は殺されてしまいます。様子を見ていたショーンがバッグの中を見ると、封印された用紙があり、中を見ると人名が羅列されていて、その中にケイト・ジョンソンという名前を見つけます。ケイティの本名はケイト・ジョンソンです。妻の手掛かりが見つかったと喜ぶショーンはバッグを捨てて逃げます。
ジャングルに入り、ハロルドに会い用紙を見せ妻の話をします。ハロルドは「ジョージタウンのキャンプには、ケイト・ジョンソンという名前はいくらでもいる、あきらめろ」と言います。
・・・核兵器反対運動をしていたケイティと知り合い恋に落ち、二人は結婚します。ショーンはビーチでI LOVE YOUを反対から呼んで愛の告白をします。変わった告白にケイティは喜びます・・・・。
そのころ州兵たちは、捨てられたバッグから用紙が抜き取られているのを知り、辺りを調べ始めていました。
ハロルドと別れたショーンが、ジャングルを歩いていると、州兵に見つかり逃げている最中に落とし穴に落ちてしまいます。穴にはジャックスという男が潜んでいて、ナイフで脅されるショーンが用紙を見せると、ジャクソンは、金儲けができるとふんでショーンを連れ歩き始めます。
一軒家があり中に入るとズーマという女が住んでいました。ズーマは「州兵に体を与える代わりに、安心を約束されここで住んでいる、その前はキャンプで兵士相手の娼婦をしていた」と言います。ショーンが「ケイト・ジョンソンを知っているか？」と聞くと「私のいたキャンプは男ばかりだが、ジョージタウンなら女も大勢いた」と話します。
そこでショーンはズーマにケイティの写真と用紙を見せると、用紙を見たズーマは驚きます。その時、ズーマを目当てにクラレンスという兵士が仲間を連れてやって来ます。ショーンらは足を忍ばせ逃げ出しますが、途中で見つかり追われます。ジャックスが捕まり、ショーンんが助けるとジャックスは兵士を殺してしまいます。
州兵たちのいる基地では、蔓延するP-19ウィルスに感染した兵士に薬を与えています。上官は、「P-19ウィルスのワクチンを開発すればすべてのものが手に入る」と言います。
谷に入ると、二人は武装した男たちに捕まってしまいます。リーダーのレッドがやって来て「おれ達は、州兵たちを集めてこの地を支配し、独裁国家を作ろうとしている奴らを潰そうとしているグループだ。もうすぐスティールが来る。スティールはP-19ウイルスが体内で変異し不死身になった男だ、彼の行く地区で全て勝利している、スティールが来ればおれ達も戦える」と言いました。
ズーマの家にショーンらが立ち寄ったことを知ったクラレンスが、ズーマを連れて基地に戻ります。州兵らが「奴らの居場所を吐け」と言いますが、ズーマが言わない事から、舌を切られてしまいます。
ジャックスの案内で、暗号解読のプロのシブにショーンは会います。用紙を見せると、シブが解読をはじめます。内容は拘束した女達を、Ｐ-19ノワクチン開発の実験台としてヘイブンに連れて行くという内容で、人名は連れて行かれる女達でした。更に用紙に押印されたマークが大統領令だと言う事もわかったのです。
・・・ショーンはケイティを連れ新居を見に行きます。ケイティはすぐ気に入り「買いたい」と言いますが、金額が高い事からショーンは信頼する友人に相談し、株で勝負します。しかし、株は暴落しショーンは全財産を失い、更にケイティの貯金まで使ってしまいます。このことでケイティの怒りは爆発し、家を飛び出したのでした・・・。
そんなことを思い出しながら、進むショーンとジャックスでしたが州兵らに追い詰められ捕まってしまいます。木に吊るされた二人でしたが、ジャックスが「お前は怪我をしたはずなのにキズがない。お前がスティールじゃないのか」と言い出します。
するとショーンは自力でロープをちぎり逃げようとします。しかしすぐ捕まり、上官が「この男はスティールじゃない。今からケイト・ジョンソンに会わしてやる」と言って、一人の女を連れ出し射殺したのです。横には拘束を解かれたジャックスがいます。ジャックスは裏切りショーンを売ったのでした。
小屋の中に閉じ込められたショーンの元へ、ハリスがやって来ます。ショーンが「ケイト・ジョンソンは一人じゃないのか？」と聞きますが、ハリスは答えませんでした。
小屋の窓からズーマが覗きます。ショーンが話しかけると、声の出ないズーマがメモを渡します。そこにはI LOVE YOUの文字が逆から書かれていました。ケイティは生きていると確信したショーンは、ズーマの手引きで逃げ出します。ズーマは自分の舌を切った州兵をナイフで刺し、舌を切り取ったのでした。
そのころハリスは、女達の見張り役に嘘の指令を出し、女達を逃がします。ショーンはハリスから「州兵の服を着てろ」と言われ、軍服を着て出て行きます。走って逃げる女達を見るショーンの前にケイティが走って来ます。5年ぶりの再会に二人は笑顔で抱き合いキスをしていると、上官州兵が囲んでいました。上官は「女の前で殺せ」と命じると、州兵たちがショーンを射殺します。
泣き崩れるケイティ。しかしショーンは立ち上がります。「オレを何様だと思っている」とスティールだと言わんばかりのショーンを見た上官は、「女を撃て」と命じます。その時ハリスが上官を射殺したのです。
ショーンはハリスとケイティに、軍服の下に着ていた防弾ベストを見せます。周囲には、レッド率いる抵抗勢力の兵が包囲していました。ショーンはハリスに「レッド達と一緒にヘイブンに行こう」と誘いますが、上官になったハリスは「明日から忙しんだ」と言って断ります。やがてショーンとケイティは、女達を連れ、道路を歩きはじめたのでした。
以上、映画「DEADLAND デッドランド」のあらすじと結末でした。
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