デルタ・オブ・ヴィーナスの紹介:1995年アメリカ映画。アナイス・ニン原作「ヴィーナスの戯れ」(官能小説)を映画化した作品。1940年のパリを舞台に、小説家の女が官能小説家から依頼され官能小説を書くうちに、エロティックでファンタジーな世界を次々に体験してゆく。
監督:ザルマン・キング 出演者:オーディー・イングランド、コスタス、マンディロア、マレク・バシュート、エリック・ダ・シルバ、ほか
映画「デルタ・オブ・ヴィーナス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デルタ・オブ・ヴィーナス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デルタ・オブ・ヴィーナスの予告編 動画
映画「デルタ・オブ・ヴィーナス」解説
この解説記事には映画「デルタ・オブ・ヴィーナス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デルタ・オブ・ヴィーナスのネタバレあらすじ:起
朝、小説家のエレナが橋に駆けつけ、ボートを漕ぐ男を見つめている。そしてその片思いを作品にし、出版社に持ち込むが、「今は売れない」と言われてしまう。出版社主催のパーティーでエレナの前に、ボートの男・ローレンスが現れる。彼も作家だった。パーティーの帰り道、キスする2人。エレナの家に立ち寄るものの、「ウイスキーを飲み過ぎた」とローレンスはベッドで寝てしまう。翌朝、再び会う2人。家でエレナが紅茶の用意をしていると、自分のベルトを外しだすローレンス。食器棚に寄りかかりながら愛し合う2人。
デルタ・オブ・ヴィーナスのネタバレあらすじ:承
お金が底をついたと話すエレナに、ヌードモデルや娼婦の仕事はどうだ?と友人は提案。エレナは遠慮する。ローレンスと再び身体を交わすエレナ。「(自分の裸を)誰にも見せたことがない」と話す。友人たちと過ごしていると、ローレンスが娼婦と路上でキスしているのを見つけてしまう。問い詰めると「友人に別れを告げていた」と言い出すローレンス。怒ってエレナは立ち去る。エレナの家に謝りに来るが、出てこないとドアを蹴り出す。結局、ローレンスはいなくなってしまった。編集者の元を尋ねるがやはり出版してもらえない。しかたなくヌードモデルをするエレナ。
デルタ・オブ・ヴィーナスのネタバレあらすじ:転
編集者マルセルから連絡があり、匿名の官能小説収集家から仕事が入ったと告げる。エレナは1本目の作品を完成させるが収集家からの批評はひどいものだった。書き直したいと交渉し、獣姦に関する本を読んでいると突然知らない男から「君が欲しいのは俺だ」とバックハグされる。慌てて逃げバスに飛び乗ると、そこにはあの娼婦がいた。後を追いかけて話しかけるエレナ。エレナは娼婦の導きで彼女の仕事をこっそり盗み見させてもらう。手品師の黒人との相手をする娼婦。男が触らないのに感じてゆく娼婦。その様子を作品にして提出すると収集家からは喜ばれ、次回の報酬ももらえる。仕事に没頭するエレナ。(ここからは現実なのか小説のなかのことなのかあやふやに描かれる)友人と会った帰り道、本屋で会った男が再び接触してくる。犯されるように体を重ねるエレナ。一方、パリにはヒトラーの攻撃が迫っていた。「パリを去れ」という収集家に対してNOを突きつけると、「では原稿はもう買わない」と言われてしまう。
デルタ・オブ・ヴィーナスの結末
エレナの前に突然ローレンスが現れる。収集家というのはローレンスだった。逃げるエレナの前に本屋の男が現れる。結局、執筆作品は全てエレナが体験した実話だった。それでも教会で身体を重ねる2人。パリを去るエレナ。それを見送るローレンスの映像で物語は終わる。
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