絶体×絶命の紹介:1998年アメリカ映画。サンフランシスコ市警の刑事の一人息子が白血病になり、骨髄移植しか助かる手段はなし。しかし、骨髄の適合者は終身刑で服役している凶悪犯罪者…。唯一の命綱を巡る、刑事と凶悪犯罪者との息詰まる攻防を描いたクライム・サスペンスです。
監督:バーベット・シュローダー 出演者:マイケル・キートン(ピーター・マッケイブ)、アンディ・ガルシア(フランク・コナー)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(サマンサ・ホーキンス)、エリック・キング(ネイト・オリバー)、ブライアン・コックス(ジェレミア・キャシディ)、ジョセフ・クロス(マシュー・コナー)ほか
映画「絶体×絶命」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「絶体×絶命」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「絶体×絶命」解説
この解説記事には映画「絶体×絶命」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
絶体×絶命のネタバレあらすじ:起
サンフランシスコ市警のフランク・コナー刑事(アンディ・ガルシア)は妻に先立たれ、男手一つで9歳になる息子の“マット”ことマシュー(ジョセフ・クロス)を育てていました。しかし、マットはかねてから白血病を患って闘病中であり、命が助かる唯一の手段は骨髄移植しかありませんでした。フランクは無断でFBIの極秘データを調べ上げ、骨髄移植の適合者を探していたところ、唯一見つかった適合者は何と数々の凶悪殺人事件で終身刑となっているIQ150の極悪人、ピーター・マッケイブ(マイケル・キートン)でした。マッケイブはこれまでも幾度か脱獄を試みており、看守や囚人たちをも殺しているという狂人でした。それでもフランクは我が子の命を救うため、マッケイブに対して骨髄ドナーになってくれるよう頼みました。
絶体×絶命のネタバレあらすじ:承
最初のうちは全くマットに関心すら示さなかったマッケイブでしたが、何やら考え込むと刑務所内での待遇向上を条件にドナーになることを承諾しました。骨髄移植手術は厳重な警備体制が敷かれたサンフランシスコ病院で行われることになり、市警署長のジェレミア・キャシディ(ブライアン・コックス)やマットの主治医であるサマンサ・ホーキンス医師(マーシャ・ゲイ・ハーデン)らは周到にマッケイブの移送計画を練りました。しかし、マッケイブはあらかじめ囚人仲間から抗麻薬剤をもらっており、麻酔を打たれていよいよ移送されようとしたそのとき、マッケイブはベッドから脱出、ホーキンスを人質に取ってフランクら警官たちを脅しました。警官たちはマッケイブを射殺しようとしましたが、ホーキンスはマッケイブが死ねば骨髄移植は頓挫、マットの命は助からないと説得しました。マッケイブはその場から逃げ出し、フランクは警察の命令を無視して単独でマッケイブの後を追いました。
絶体×絶命のネタバレあらすじ:転
マッケイブは銃を奪って警備員を傷つけながら病院内を逃げ回り、旧館の管制室に逃げ込むと警備員を人質に取って立てこもり、逃亡するためのヘリコプターを要求してきました。折しも、マットもまた移植準備のため旧館の感染症病棟へ移されており、フランクはホーキンスとともに旧館へと潜入、逃亡を手助けしてやるとの条件を提示して内部に入り込みました。一方、管制室の天井裏には、キャシディ署長の指揮のもと市警の特殊部隊SWATが待機しており、マッケイブを射殺しようと機会を伺っていましたがフランクの介入により失敗に終わり、SWAT隊員たちは次々とマッケイブによって射殺されていきました。そしてマッケイブはマットを人質に取って逃亡、フランクは懸命に後を追ってマットを保護しましたが、マッケイブは既に壁を破壊して排気室に突入、マンホールの蓋を開けて外へと逃走していました。
絶体×絶命の結末
サンフランシスコの街中に飛び出したマッケイブはトラックを奪って逃走、フランクもパトカーを奪ってその後を追いました。カーチェイスの末、フランクは可動橋までマッケイブを追いつめ、上司の命令だと偽って橋を強制的に可動させて逃げ場を奪いました。そこにキャシディ署長は警察のヘリコプターを現場に飛ばし、狙撃手はマッケイブ目がけて発砲してきました。マッケイブはそれでも逃走を試みたため、フランクはマッケイブの足を撃ちました。それでもなおマッケイブは川へ飛び込んで逃げようとしましたが、フランクがすぐに川に飛び込んでマッケイブを救出、マッケイブは病院に搬送されていきました。
骨髄移植手術は無事に成功、フランクは命令違反などを問われて警察をクビになったものの、それでも回復した我が子と一緒に暮らせることに喜びを感じていました。その一方、集中治療室に入れられたマッケイブはまだ懲りずに脱走しようと企んでいました。
この映画の感想を投稿する