トビラ 魔の入り口の紹介:2018年アメリカ映画。引っ越し先の田舎の森で、鎖を巻かれた古い扉を持ち帰り家の中に取りつけたことで、扉の中にいる悪霊に一人息子がさらわれるというオカルトホラーです。後半は悪魔祓い儀式が続き、ラストにはちょっと驚かされます。
監督:ビリー・チェイス・ゴーフォース 出演者:デヴィッド・リース・スネル(レッド)、ジェニファー・ピアース・マサス(エヴェリン)、ジョン=マイケル・フィッシャー(ケイン)、CJ・ジョーンズ(ユライア)ほか
映画「トビラ 魔の入り口」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トビラ 魔の入り口」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トビラ 魔の入り口」解説
この解説記事には映画「トビラ 魔の入り口」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トビラ 魔の入り口のネタバレあらすじ:起
田舎に引っ越してきたエヴェリンは、荷物の片づけと、趣味の手作り工芸をやっています。大工で夫のレッドは、ケインの転校した学校で授業料の代わりに校舎の修繕や雑用の仕事をやっています。この学校は、問題のある子供を引き受ける私学で、ケインもまた病んでいて3人で田舎に引っ越してきたのでした。学校から帰ってきたケインは「あの学校は嫌だ」と言いますが、エヴェリンは「みんな同じだから」となだめます。
昼間、エヴェリンは霊能者のユライアを家に呼び、色々見てもらいます。ユライアは「新しい扉に注意しろ、決して安全ではない、危険だ」と警告します。その時、レッドがケインを連れて帰ってきます。「学校で暴力を振るって3日間の停学になった」とレッドが言うと、ケインは「みんなが僕を見て笑うからだ」とケインがエヴェリンに話します。
レッドとエヴェリンはケインに約束事を課し、その代わりに「明日ハイキングに行こう」と言います。ケインは「約束を守る」と言って喜びます。翌朝、ケインに早く起こされ、3人は湖沿いの森に向います。一人で遊んでいるケインが何かを見つけ両親を呼びます。行ってみると、森の中の広場の真ん中に鎖で縛りつけられた扉が立てられています。それを見たエヴェリンは「家の廊下のクローゼットにぴったりだ、骨董品だから持って帰る」と言い出します。レッドは「わかった」と言って、扉を車に乗せ家に帰ります。
トビラ 魔の入り口のネタバレあらすじ:承
エヴェリンによる扉の修復が始まります。汚れを落とし、綺麗に磨くと赤いペンキで色を塗ります。蘇った扉を、レッドが廊下のクローゼットに取りつけます。
ケインの停学が解け、日常に戻ったエヴェリンが、クローゼットのジャケットを来て買い物に出かけます。鍵をとろうとポケットの手を入れた時、中に大量のうじ虫がいることに驚きます。その夜、ケインは「怖い夢を見て眠れない」と言ってエヴェリンに寄り添います。
翌日ユライアがやってきます。ユライアは「この家はすでに安全ではない、悪魔が招待されている」と言って家の中を清めます。そしてクローゼットの扉を見て驚いたユライアは「扉を外して燃やしなさい」と言ったのです。エヴェリンは帰ってきたレッドにこの事を話し、レッドが扉を外そうとしますが、ネジは固着し回りません。「壊すしかないけど、数日かかる。清めたから大丈夫だろう」と言います。エヴェリンも「そうね、週末まで様子を見よう」と言って、そのままにします。
気になったエベリンは、翌日図書館に行ってこの地域の怪事件について担当者に聞きます。すると、「毎年1年に2人以上子供が行方不明になっていて、1人も見つかっていない。20年前にマギーが居なくなってからは起っていない」と言いながら、パソコンで当時の新聞記事を見せます。更に調べると、20年前に全焼した家があることを知ります。怖がるエヴェリンに、レッドは「いろいろあって疲れているんだ」と言います。
トビラ 魔の入り口のネタバレあらすじ:転
翌朝、扉の塗装が全部剥がれています。エヴェリンが掃除をしていると、扉から髪の長い女の子が出てきますが、エヴェリンは気づきません。その後エヴェリンは、車で扉を見つけた付近を調べ始めます。1軒の家を見つけると、子供の行方不明と、燃えた家の話しを聞いてみます。家にいた女性は「扉を持っていったのはお前だね。大変な事をしてくれた」と言いながら、話しはじめます。
女は20年前に行方不明になったマギーの母でした。「何年も空き家だった家があり、マギーはあの家に行っていた。あの家に行った子供が毎年行方不明になっていたから。マギーがいなくなり、30リットルの灯油であの家を燃やした。それでも扉は燃えていなかった。更にガソリンをかけたがそれでも燃えず、2mの穴を掘って土の中に埋め、鍵は湖に投げ捨てた。でも翌日、扉はそこに立っていた。そこで扉に鎖を巻いて開かないようにした。それ以来、子供はいなくなっていない。あの扉は子供をさらうんだ。二度と戻ってこない」と言ったのです。
その時、レッドから電話が入り、「ケインを家に連れ帰った、一人でいるから」と言われます。慌てたエヴェリンが家に帰ると、ケインはいなくなっていました。レッドも帰り必死で探しますがケインはいません。警察に連絡するも手掛かりはつかめず、エヴェリンはケインを取り戻すため、ユライアを呼びます。
トビラ 魔の入り口の結末
ユライアはレッドに扉を壊すように言い、扉を持って森の中の元の場所に立てます。そして儀式を始めると「悪霊の門が何層にもなって、それぞれ門番がいる。私の言うとおりにしてくれ」と言います。
やがて最強の門に着くと、ウィジャボードを取り出し、ケインのミニカーを出し手を置かせます。ケインの居場所は知っているものの教えないという答えが出ると、悪霊がウィジャボードの文字を「GOOD BY」に書き換えてしまいます。そこでエヴェリンが、口紅でテープルに文字を書きウィジャボードを作り、再度トライします。するとエムプサという門番と話すことに成功し、ユライアは「取引条件があえばケインを返す」と言います。「門の向こうの悪霊がケインは一番のお気に入りだ」と言っているとユライアが言うと、エヴェリンとレッドは「自分が身代わりに」と言います。しかし「悪霊は子供じゃない」と言って断ります。
ユライアの説得が功を奏し、3人は扉の中に入ることが許されます。直接悪霊と話をした3人は、悪霊からの、「こちらの条件を聞いてくれたら返す」と言われ、二人は納得します。扉を出て待っているとケインが戻って来ます。ユライアは「ここで別れよう、私は西へ行く、もう会う事はないだろう」と言って去っていきます。
家に戻った3人でしたが、エヴェリンがケインを連れ実家に戻ります。ケインが「パパは?」と聞くと、「少しだけ仕事が残っているの」とエヴェリンが答えます。一人残ったレッドが、扉を修復します。赤いペンキを塗り完成すると、扉を取りつけます。それはケインの通っていた小学校の廊下の扉でした。悪霊の条件とは”学校に扉を付けろ”だったのです。レッドは校長に扉の鍵を渡して出て行きます。
以上、映画「トビラ 魔の入り口」のあらすじと結末でした。
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