眠れる森の美女の紹介:2008年ドイツ映画。魔女の呪いで100年の眠りについたローザ姫を救おうとしたのは発明好きな王子だった。あの手この手を考えたものの、結果王子は戦わずして姫を手に入れるというほのぼのストーリー。
監督:アーレント・アクテ 出演:モーリッツ・シュルツェ、アンナ・ハオスブルク、ベッティナ・クプファー、フランツ=ヨーゼフ・ディーケン、クリスティーネ・ウルシュプルフ ほか
映画「眠れる森の美女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「眠れる森の美女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「眠れる森の美女」解説
この解説記事には映画「眠れる森の美女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
眠れる森の美女のネタバレあらすじ:起
とある王国のアルトゥル王とウーテ王妃は仲の良い夫婦だったが、長い間子供に恵まれなかった。ある日、悲嘆に暮れる王妃に、井戸のカエルが”1年以内に女の子を産む”と告げ、その予言通り1年後、王妃は女の子を出産する。
王女の誕生に国中が湧き、城では大勢の来賓を招く準備で大わらわだった。来賓の中には願いを叶える13人の魔女たちもいたが、彼女たちをもてなすための金の皿が12枚しかないと侍従長から告げられた王は、一番最後に来た魔女を出席させないことにする。
王女の洗礼式が行われ、ロザリンデ<ローザ>と名づけらたその子に、既に集まっていた12人の魔女たちが祝福の願いを与えていた。その時、最後にやってきた魔女ツェータが門前払いされたことに怒り、強引に王女のもとにやってくると「美しく成長するが15歳の誕生日に糸車の”つむ”に刺されて死ぬ」と呪いをかけられる。
眠れる森の美女のネタバレあらすじ:承
幸い12人目の魔女の願いによって「死なないが100年の眠りにつく」と呪いを弱められはしたが、王はその後、国中の”つむ”を没収して焼き払う。王と王妃は”つむ”とともに呪いも去ったと信じていた。
ローザは美しい娘に成長したが、日々男の子と野山を駆け回って遊ぶ戦いごっこ好きな、おてんば娘となっていた。そんな彼女が15歳の誕生日を迎え、城中が祝宴の準備に追われる中、ローザは聞こえてきた歌に導かれるように塔を上って行く。
中では1人の女が糸車で糸を紡いでおり、好奇心旺盛なローザはその珍しい光景に興味を持ち、糸紡ぎを試させてほしいと告げる。そこにいた女はツェータで、誤って”つむ”に指を刺したローザはとたんに深い眠りに落ち、同時に王や王妃、城中の人や生き物も眠りに落ちると城はいばらで覆われる。
眠れる森の美女のネタバレあらすじ:転
それから長い年月が経ち、また別の王国では王子フレデリクが空を飛ぶ実験を繰り返していた。発明好きなフレデリクは家庭教師のプロトリアス教授と共に人間が空を飛ぶための研究に没頭、国務や女性に一向に興味を持たない息子に、母であるマルガレーテ王妃は心配して男爵令嬢との見合いの宴を開く。
ところが彼は鳩に着けたカメラから回収した写真に写っていた眠れる姫ローザの姿を見ると、家来のヴァルターと共に宴を抜け出して写真に写っていた城を目指す。
ローザのいる城を探し当てたフレデリクだったがそこはいばらで覆われており、強引に分け入ろうとした彼はいばらにからみつかれてしまう。なんとかヴァルターに助け出され傷だらけで自分の城に帰り着いた彼は、いばらを通り抜ける方法がないかと考える。
眠れる森の美女の結末
教授との研究で思いついた気球で空から城の内部に入ることにしたフレデリクは、さっそく巨大な気球を作り教授と共にいばらの城へと向かう。ちょうど城の上まで来たとき、ガスの調整に失敗して気球は城から離れた森の中に不時着し、しかたなく徒歩で城へ向かった2人は濃霧に阻まれ一夜を明かす。
霧が晴れた2人の目の前にはいばらの壁があった。半ば自棄になって剣を振りかざしていばらに突進するフレデリクを諫める教授だったが、突如いばらが消滅、呪いの100年が経ったことを知る。
城の中に入ったフレデリクは塔の中で眠るローザを見つけ、額に口づけると彼女は目覚める。冒険好きな2人はたちまち惹かれあい、やがて目を覚ましたアルトゥル王やウーテ王妃ら城の人々に、気球の不時着を知って捜索に駆けつけたマルガレーテ王妃らの祝福を受けるのだった。
以上、映画「眠れる森の美女」のあらすじと結末でした。
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