ダウントン・アビーの紹介:2019年イギリス映画。大邸宅「ダウントン・アビー」に暮らす貴族のクローリー家の人々と使用人たちをめぐる群像劇。2010年9月26日にイギリスのITVで放送が開始され、世界中で好評を博したTVシリーズの続編。時は1927年。国王夫妻訪問の知らせがダウントン・アビーに…。
監督:マイケル・エングラー 出演者:ヒュー・ボネヴィル(ロバート・クローリー[グランサム伯爵])、エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー[グランサム伯爵夫人])、ミシェル・ドッカリー(長女メアリー)、ローラ・カーマイケル(次女イーディス)、ジム・カーター(カーソン)、マギー・スミス(バイオレット・クローリー)、イメルダ・スタウントン(モード・バグショー)、ジェラルディン・ジェームズ(メアリー王妃)、アレン・リーチ(トム・ブランソン)そのほか
映画「ダウントン・アビー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ダウントン・アビー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ダウントン・アビーの予告編 動画
映画「ダウントン・アビー」解説
この解説記事には映画「ダウントン・アビー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ダウントン・アビーのネタバレあらすじ:起・バッキンガム宮殿からの手紙
1927年、イングランド北東部、ヨークシャーのダウントン村にあるグランサム伯爵ロバート・クローリーの邸宅、ダウントン・アビーにバッキンガム宮殿から郵便が届く。ジョージ5世国王とメアリー王妃がダウントン・アビーを訪問し、村でパレードをして一泊、翌日の晩はヨークシャーにある、二人の娘であるメアリー王女の嫁ぎ先のヘアウッド伯爵の屋敷で舞踏会が行われるという。
国王夫妻来訪という突然の栄誉にダウントン・アビーの使用人たちや村人も興奮する。先代伯爵未亡人のバイオレットにとっては王妃のお付きとしてやってくる従妹のモード・バグショーの遺産相続問題にけりをつける機会だった。バイオレットの息子で、モードの一番近い近親者である伯爵が相続人になるのが当然だが、モードがそれを嫌ってクローリー家と疎遠になっていたのだ。
一方、伯爵の早逝した三女の夫で、伯爵の長女メアリーを助けてダウントン・アビーの財産を管理するトム・ブランソンには、チェトウッド少佐と名乗る男が接触してくる。アイルランド人で共和主義者のトムを警戒して、国王訪問に先立って調査していると思われた。伯爵夫人のコーラはメアリー、次女のイーディスと共にメアリー王女にお茶に招かれるが、王女と夫の不仲を見てしまう。
やがて王室執事を始めとする王室の使用人たちが事前にダウントンにやってくる。彼らは国王夫妻の世話も食事作りも給仕も、全て自分たちが行うと告げ、伯爵家の使用人たちに見下した態度をとる。メアリーは浮足立つ執事のトーマスを見て心配し、引退していた元執事のカーソンに一時復帰してもらう。
ダウントン・アビーのネタバレあらすじ:承・トムが英国王室を救う
国王夫妻来訪の前夜、パレードの観覧席の椅子が到着。土砂降りの中、伯爵やメアリーたちが椅子を並べる。一方、トムはパブでチェトウッドに会うが、彼の目的に疑惑を抱く。
晴れ上がった翌日、ダウントン・アビーの人々に加えてイーディスと夫のヘクサム卿が国王夫妻を迎える。トムはモード・バグショーの侍女ルーシーと知り合うが、彼が心配しているのは国王のパレードだった。
チェトウッドが馬上の国王に向かって拳銃の引き金を引こうとしているのを見つけて飛び掛かかり、国王の命を救う。警察からダウントン・アビーに戻ったトムは、庭にたたずむ女性に話しかけて力づけ、彼女に夫との生活をやり直す気にさせる。彼女がメアリー王女とは知らずに。
ダウントン・アビーのネタバレあらすじ:転・晩餐
王室の使用人たちに職場を乗っ取られてプライドを傷つけられたダウントン・アビーの使用人たちは、メアリー付き侍女のアンナを中心に反撃に出る。いたずら電話でだましてほとんどの使用人たちをロンドンに帰し、王室料理長には睡眠薬で眠ってもらい、王室執事は部屋に監禁して放っておく。
結局晩餐は全てダウントン・アビーの使用人たちで仕切り、食事について国王のお褒めをいただく。しかし晩餐後、バイオレットにモード・バグショーは長年彼女に仕える侍女のルーシーが相続人となると告げ、バイオレットを憤慨させる。その夜、そのルーシーとトムの間に恋が芽生えていた。
ダウントン・アビーの結末:舞踏会
翌日、国王夫妻が無事ダウントン・アビーを去る。メアリーの夫のヘンリー・タルボットもアメリカから帰国し、クローリー家の人々はそろって舞踏会へ。メアリーの亡くなった前夫の母イザベルがバイオレットとモードの仲立ちをし、モードは侍女ルーシーが彼女の実の娘であることを告白しバイオレットも納得する。
トムはテラスにルーシーをみつけ、舞踏会の音楽に合わせて二人は踊る。バイオレットはメアリーに自分の死期が近いことを教え、メアリーにダウントン・アビーの未来を託す。メアリーは出費のかさむ大邸宅に住み続けることに疑問を感じていたが、ダウントン・アビーを守る決意を固める。
ダウントン・アビーではカーソンが妻で家政婦長のヒューズと、今日だけはいつもの使用人出入り口でなく、国王夫妻も使った出入り口から出て帰宅する。カーソンはダウントン・アビーがクローリー家と共にあり続けることを断言するのだった。
以上、映画「ダウントン・アビー」のあらすじと結末でした。
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