ドラムラインの紹介:2002年アメリカ映画。自惚れが強く自信過剰であるものの、天才的な才能を持つマーチングドラマーの若者が、大学のマーチングバンドに入部したことで成長していく物語。製作総指揮を務めた音楽界の巨匠、ダラス・オースティンの実体験を基にしており、アメリカン・フットボールなどのスポーツ競技のハーフタイムショーで腕を競い合うマーチングバンドの演奏がたっぷり堪能できる作品である。
監督:チャールズ・ストーン三世 出演:ニック・キャノン(デヴォン・マイルズ)、ゾーイ・サルダナ(レイラ)、レナード・ロバーツ(ショーン・テイラー)、オーランド・ジョーンズ(リー監督)、GQ(ジェイソン) ほか
映画「ドラムライン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラムライン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラムライン」解説
この解説記事には映画「ドラムライン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラムラインのネタバレあらすじ:起
デヴォン・マイルズ(ニック・キャノン)は、高校の卒業式を終え、仕事中の父の元へ向かい、学校を無事に卒業したことと、大学で父が諦めた音楽の道に進むことを報告します。デヴォンのマーチングスネアドラムの技術を買ったA&Tマーチングバンドのリー監督(オーランド・ジョーンズ)は、彼をスカウトし、新入生と共にバンドの正式メンバーに入る前の特訓を受けさせます。しかし、デヴォンは自分の技術に満足しており、リー監督や先輩のショーン(レナード・ロバーツ)に反抗的な態度を取ります。リー監督は学長から、このバンドを廃部にしたくなければ、次の大きな大会で優勝しろと念を押されてしまうのでした。ある日、デヴォンはチアリーディングをしているレイラ(ゾーイ・サルダナ)と出会い、恋に落ちます。仲間と練習に励むデヴォンは、楽譜を読めることがメンバーになるための条件だと知りますが、彼は気にしません。
ドラムラインのネタバレあらすじ:承
チームを振り分ける試験当日、デヴォンは新入生の中でただ一人、最上級のランクに合格します。彼のルームメイトであるジェイソン(GQ)は、バスドラムを担当していますが、ドネル・ジョーンズとの対戦で負け、降格されてしまうのでした。初めての本番の日、ショーンから代わりにソロを担当しろと命じられたデヴォンは、見事なプレイで観客を沸かせますが、練習と違う結果になったため、リー監督の逆鱗に触れてしまいます。その後、ショーンは自分が作った譜面を叩くようデヴォンに命じますが、彼がそれを拒否したため、楽譜を読めない事実がリー監督にばれてしまいます。そして、楽譜が読めるようになるまで最下位のランクに降格されてしまうのでした。
ドラムラインのネタバレあらすじ:転
初心者向けの授業に出席するデヴォンですが、全く身が入りません。そんな彼の元へ、ライバル校のウェイド監督が彼を引き抜きにやって来ます。同窓会での演奏で、相手チームの挑発に乗ってしまったデヴォンは乱闘騒ぎを起こしてしまい、バンドをやめさせられた挙句に、レイラからも見放されてしまいます。ウェイド監督に助けを求めたデヴォンは、彼から教育資金の融資を約束されますが、監督の真意がA&Tマーチングバンドの情報を得ることだと知り、申し出を断ります。ショーンと仲直りしたデヴォンは、彼から楽譜の読み方を教わるようになり、チームメイトの練習の手伝いを始めます。初心者クラスの授業にも次第に積極的に参加するようになったデヴォンは、ショーンと協力して大会で使うパフォーマンスの案を作り、リー監督に見せます。監督はこれを採用し、練習が始まるのでした。
ドラムラインの結末
ジェイソンは、デヴォンに練習に付き合ってもらったことで自信を付け、以前負けたドネルに勝負を挑みます。見事勝負に勝ったジェイソンは、仲間たちから祝福され、喜ぶデヴォンは、レイラと仲直りするのでした。賞金5万ドルがかかった大きな大会当日、ウェイド監督が率いるライバル校は、プロのファンクシンガーと共に前回の優勝校らしい圧倒的な力を見せつけます。しかし、デヴォンとショーンが考案したパフォーマンスが披露されると、観客は熱狂し、審査員はライバル校と同点の点数を付けます。ドラムラインによる延長戦をすることになったので、リー監督は客席で応援していたデヴォンを急遽出場させることを決意し、その結果、A&Tマーチングバンドは見事優勝するのでした。
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