エコー・イン・ザ・キャニオンの紹介:2018年アメリカ映画。ロサンゼルスとハリウッド近郊にあるローレル・キャニオンは、1960年代半ばに多くのミュージシャンが集まり、多くのヒット曲をだしました。本作は1960年代のローレル・キャニオンを当時のミュージシャンたちが振り返ります。ボブ・ディランの息子ジェイコブがミュージシャンをインタビューしながら進みます。
監督:アンドリュー・スレイター 出演:トム・ペティ、エリック・クラプトン、ブライアン・ウィルソン、リンゴ・スター、スティーヴン・スティルス、デヴィッド・クロスビー、ミシェル・フィリップス、ジャクソン・ブラウン、ジョン・セバスチアン、グラハム・ナッシュ、ロジャー・マッギン、ルー・アドラー、ベック、ノラ・ジョーンズ、フィオナ・アップル、キャット・パワー、ジェイド・カストリニス、レジーナ・スペクター、ほか
映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」解説
この解説記事には映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エコー・イン・ザ・キャニオンのネタバレあらすじ:起・ザ・バーズとビートルズ
ハリウッドの近郊にある、ローレル・キャニオン。この町は1960年代後半から70年代にかけて、多くのミュージシャンが世界中から集まり、ウェストコースト・ロックというジャンルが誕生しました。エリック・クラプトンら多くのレジェンド達が、1960年代のローレル・キャニオンの思い出を語ります。
2015年、アンドリュー・スレイターは、ローレル・キャニオンにミュージシャンが集まり始めた1965年からの50周年を記念するコンサートを開催します。ベック、キャット・パワー、レジーナ、フィオナら若いミュージシャンが当時の歌を歌います。
1960年代のビートルズのアメリカ進出は、アメリカのミュージシャンに大きな影響を与えました。ザ・バーズのメンバーであったロジャー・マッギンは、その影響力の大きさを語ります。
ビートルズは「アメリカ人の好きなミュージシャンは?」と聞かれ、「バーズ」と答えています。ザ・バーズはイギリスに行き、ビートルズのメンバーに会います。ビートルズのメンバーであったリンゴ・スターは彼らとの交流を語ります。
エコー・イン・ザ・キャニオンのネタバレあらすじ:承・ビーチボーイズとママス&パパスの活躍
当時人気のあったビーチボーイズもローレル・キャニオンのミュージシャンに影響を与えたといいます。トム・ペティはビーチボーイズのブライアン・ウィルソンを絶賛します。
1960年代に活躍したママス&パパスのグループメンバーであったミシェル・フィリップがインタビューに答えます。彼女は、グループ結成のストーリーを語り、当時のレコーディングスタジオを訪れ、思い出話をします。
ミシェルは、ママス&パパスの思い出を語り、メンバーのデニー・ドハーティとの恋愛について語り始めます。彼女は、当時のヒット曲を若い歌手が演奏するのを聞き感動します。
エコー・イン・ザ・キャニオンのネタバレあらすじ:転・バッファロー・スプリングスティーンの活躍
バッファロー・スプリングフィールドは1966年4月~1968年5月の約2年間にヒット曲を出したバンドです。メンバーはアメリカ人のスティーヴン・スティルスとカナダ人のニール・ヤングを主要メンバーとしています。
スティルズは、バッファローはウィスキーというロサンゼルスのバーで演奏し、そこから曲をヒットさせたと振り返ります。デビュー当時は、ザ・バーズの前座をやり、スティルズは思い出を語ります。その後、バッファロー・スプリングフィールドは解散。スティルズは名曲「クエスチョンズ」について語ります。
エリック・クラプトンは、ローレル・キャニオンのスティルズのパーティに参加し、ミュージシャンが音楽を演奏し、騒音で近隣住民に警察に通報された思い出を語ります。
ペティは、1960年代後半のロサンゼルスのミュージックシーンについて語ります。当時は、多くのレコード店があり、ミュージックスタジオが多数あったと振り返ります。
エコー・イン・ザ・キャニオンの結末:今も生きる名曲の数々
ロジャー・マッギンはブライアン・ウィルソンとビーチボーイズのヒット曲” Ding Dang” を書いた時のエピソードを話します。ウィルソンはこの曲を寝ずに練習していたと言います。リンゴ・スターは当時のローレル・キャニオンの様子をヒッピーの集団のようであったと語ります。
ルー・アドラーはローレル・キャニオンを1940年代のハリウッドと比較します。グラハム・ナッシュは1930年代のパリが多くの作家の町であったように、ローレル・キャニオンはミュージシャンの町であったと言います。
2015年のコンサートが終わり、スレーターは「このコンサートは1965−67年のローレル・キャニオン全盛期の再現だった」と若い出演者と語り合います。ディランは当時の名曲は今でも名曲だと語ります。若いミュージシャンたちは、当時の名曲を演奏した感想を語ります。
以上、映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」のあらすじと結末でした。
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