殺意の誓約の紹介:2016年アイスランド映画。人望厚い優秀な外科医フィンヌルは、愛する娘をドラックディーラーである恋人から引き離そうします。いつしかフィンヌルは、医師として人間としての境界線を超えてしまいます。本作はアイスランド・アカデミー賞6部門受賞しており、本国ではNo.1大ヒット作となっています。母国アイスランドで自ら主演も努めたコルマウクル監督は、「ハード・ラッシュ」「2ガンズ」「エベレスト」などハリウッドの話題作を手掛けています。
監督:バルタザール・コルマウクル 出演者:バルタザール・コルマウクル(フィンヌル)、ヘラ・ヒルマー(アンナ)、ギスリ・オルン・ガルザルソン(オッター)、マルグレット・ビャルナドッティル(ソルヴェイ)ほか
映画「殺意の誓約」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「殺意の誓約」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
殺意の誓約の予告編 動画
映画「殺意の誓約」解説
この解説記事には映画「殺意の誓約」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
殺意の誓約のネタバレあらすじ:起・父として
病院内外からの信頼も厚い優秀外科医フィンヌルは、後妻ソルヴェイと幼い娘へフナと幸せに暮らしています。しかし、前妻との間に生まれた娘アンナは大学を中退し、職業不詳の恋人オッターと堕落した日常を送っています。アンナの身を案じるフィンヌルは、警察の力でオッターから娘を引き離そうとします。それさえも無駄だと分かったフィンヌルは、直にアンナを説得しますが無駄に終わります。
殺意の誓約のネタバレあらすじ:承・父の苦悩
オッターの麻薬仕入れ現場を目撃したフィンヌルは、警察に密告し麻薬は押収されます。証拠不十分で保釈されたオッターは、フィンヌルの密告で警察に押収された麻薬の代金の支払いを要求します。フィンヌルは代金の半額をオッターに渡し、残りの半額はアンナと別れるのを条件に渡すと約束します。しかし、取引相手の報復を恐れるオッターは、フィンヌルの条件を拒否します。
殺意の誓約のネタバレあらすじ:転・父の狂気
オッターの容赦ない脅迫が妻子まで迫ってきたことにより、フィンヌルは亡き父の家でオッターの殺害計画を密かに進めます。要求通りの代金を支払うと偽り、フィンヌルはオッターを呼び出します。一緒に乗っていたオッターの愛犬を外に放し、フィンヌルは人気のない場所でオッターを撃ちます。しかし、フィンヌルにより一命を取り留めたオッターは、彼の亡き父の家に監禁されます。フィンヌルはアンナの幸せのため、ギリギリの状態で助かっているオッターを医療の力で死に追いやろうしています。一方、病院に戻ったフィンヌルは、死の淵の瀕している患者を懸命に助けようとしています。
殺意の誓約の結末:父と娘
ダグを付けたオッターの愛犬がアンナのもとに届けられたことにより、アンナは警察にオッターの行方不明届を出します。自力で助かったオッターは、戻ってきたフィヌルと格闘の末、生死不明となります。生死不明のオッターをフィンヌルは病院の駐車場で車ごと燃やしますが、車から這い出たオッターをフィンヌルが手術するという予想外事態になります。オッターが死亡し、フィンヌルに警察の容赦ない追及が始まります。アリバイが明白で証拠不十分でしたが、アンナは父親がオッターを殺害したのだと確信します。「お前のため」と、白状するフィンヌルを理解できないアンナは立ち去ります。
以上、映画殺意の誓約のあらすじと結末でした。
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