映画「踊るアイラブユー♪」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
踊るアイラブユー♪の紹介：2014年イギリス映画。大学を卒業したばかりのテイラーは、姉マディからの誘いで南イタリアのプーリアへ行く。輝く海と美しい建物に囲まれた地へとバカンスに行くことにテイラーはとても浮かれていた。しかしテイラーが浮かれていた理由はこれだけではない。実は3年前にもプーリアへ訪れ、その時に恋に落ちた男性がいたのだ。その後、テイラーがイギリスの大学へ戻る都合で別れてしまったものの、また再会できるのではないかという淡い期待がテイラーの心を躍らせるのであった。ところが姉のマディから突然の結婚宣言をされ、紹介された婚約相手はテイラーが3年前に恋に落ちた相手であるラフだった。
監督：マックス・ギワ、ダニア・パスクィーニ 出演者：ハンナ・アータートン（テイラー）、アナベル・スコーリー（マディ）、ジュリオ・ベルーチ（ラフ）、レオナ・ルイス（エレーナ）ほか
この解説記事には映画「踊るアイラブユー♪」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大学を卒業したばかりのテイラーは姉のマディの誘いで南イタリアのプーリアに来ました。大変だった大学生活を終え、久しぶりのバカンスにテイラーはウキウキしていました。実は3年前にテイラーはこの土地で一人旅をしており、イタリア人男性のラフと恋に落ちていたのです。真面目なテイラーは恋愛経験が乏しく、その時が初恋でした。当時ラフにはイタリアに残るように懇願されましたが、テイラーは大学のあるイギリスへと戻りました。しかし、ラフに再会することができたら、また恋が始まるかもしれない…そんな期待がさらにテイラーをウキウキさせるのでした。一方、マディはテイラーより5週間先にプーリアに着きバカンスを楽しんでいました。マディはダグという元カレと別れ、先に傷心旅行をしていたのです。ホテルに着くとマディの親友のリルが迎え入れてくれました。そしてマディは突然テイラーに、明後日結婚するということを告げました。
テイラーと真逆の性格であるマディは自由奔放。突然の告白にテイラーは衝撃を受けますが、祝福をしようと決意します。実際、結婚を決めたマディは輝いてみえました。リルは3年前のテイラーの大恋愛の話をしますが、意地を張っているテイラーは復縁なんかありえないと言います。しかし本心ではやっぱりラフにもう一度会いたいという想いがありました。そしてもしかしたら会えるかもしれないという気持ちで海岸に行きました。そこには3年前に友達になった、エレーナ、エリンコ、マイキーがいました。気持ちが盛り上がってはしゃいでいたテイラーは派手に転んでしまいます。そこへ一人の男性が手を差し伸べてくれました。見上げると、その男性こそテイラーが昔恋に落ちたラフだったのです。テイラーが話しかけようとすると、マディが来て突然ラフにキスをし、テイラーに「私の婚約者のラフよ」と紹介したのです。驚いたテイラーは開いた口が塞がりません。そして、思わず出た言葉は「はじめまして」でした。同時にエレーナたちにもはじめましてと挨拶に回り演技を続けました。エレーナは真実をマディにも伝えるべきだと話しますが、テイラーはマディのためにも真実は言えないと言うのでした。
その夜、ラフとマディの婚約を祝ってみんなでディナーになりました。テイラーは友人たちに口止めをし、二人の婚約をお祝いしました。テイラーが外のバーに行くと、ラフも来て、マディに真実を話したいと言いました。テイラーはマディと気まずくなってしまうことを恐れ、それを拒否します。秘密にしたまま、テイラーは結婚式の準備を手伝うことにしました。次の日、マディは結婚式前のお手入れのため、ラフとテイラーで式の服と指輪を選びに行くことにしました。選びながらだんだん過去の話となり、二人は試着室で口喧嘩をしていました。しかしそれはまだ二人が想い合っているからのようにも見えました。一方マディは元カレのダグに遭遇し復縁を迫られていました。ダグがあまりにもしつこいので最後に1回だけディナーをすることを約束してしまいました。ラフとマディが帰ってくると、エレーナ達とみんなでトマト祭にいくことになりました。その間に、マディはダグとのディナーへ向かいました。いつもおどけていたダグが素敵なディナーを用意して待っていてくれたことに、マディの心は揺らぎます。一方トマト祭を楽しんだラフは、トマトの汚れを落とそうとテイラーを海岸に誘います。そこで夕焼けを見ながらラフはテイラーにキスをしようとしました。しかし、テイラーはマディのことを思い、逃げ出してしまいます。ラフはテイラーを追いかけて、ホテルに着き、また口論となってしまいます。しかし部屋にはサプライズをしようとしたマディとエレーナ達が隠れていてその様子を見てしまいました。マディは二人の様子を怪しんでいました。それに気づいたテイラーは自ら、三年前に自分が恋に落ちた相手はラフだったと告白します。そして続けて、でも今は何とも思っていないと嘘をついてしまいます。ラフはその言葉に傷ついてしまいますが、テイラーの発言に同調するのでした。
その夜、独身さよならパーティーが男女に分かれてそれぞれおこなわれました。しかし、テイラーはパーティーをそっと抜け出します。テイラーは、まだラフのことが大好きだと自分の気持ちに気づいてしまったのです。こんな気持ちでは二人の結婚式には参加できないと、空港に一人向かうのでした。一方でパーティーを楽しんで帰ってきたマディの部屋にはダグが待っていました。マディは自分の心が揺れていることに気づきますが、ダグを追い払います。結婚式当日、リルは空港にテイラーを探しに行き、ベンチで寝ているテイラーを見つけました。そして、ラフへの気持ちよりもマディの結婚式を見届けることのほうがよっぽど大事だと助言し連れ戻しました。なんとか結婚式に間に合い、二人の姿をテイラーは見守ります。すると、誓いの言葉の直前にマディがラフに、他に想う人がいるから結婚できませんということを伝えました。ラフは教会を去り、テイラーは追いかけます。もし時間が戻せたら…と歌に乗せて想いを伝えます。テイラーはようやくラフに愛しているという事を伝えることが出来、ラフはテイラーの気持ちに応え、二人はキスをしました。その後ビーチに行くとエレーナ達友人、リル、そしてマディもみんな楽しそうにしていました。マディが今は独り身だけど、大丈夫だとテイラーに言いました。二人は仲の良い姉妹へと戻れました。そしてまたみんなでバカンスを楽しむのでした。
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