本物の家族になれるまで(We Are Pregnant)の紹介:2016年スペイン映画。アリーナとフランは仲良しカップル。しかし二人にはまだ子供がいませんでした。そろそろ子供が欲しいアリーナでしたが、フランはまだまだ父親になる覚悟ができていませんでした。
監督:フアナ・マシアス 出演:アイノーア・アイルべ(アルマ)、アルベルト・アマリージャ(ギレルモ)、アレクサンドラ・ヒメネス(アリーナ)、イニャキ・フォント(コルド)、パコ・レオン(フラン)、ほか
映画「本物の家族になれるまで」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「本物の家族になれるまで」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「本物の家族になれるまで」解説
この解説記事には映画「本物の家族になれるまで」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
本物の家族になれるまでのネタバレあらすじ:起
アリーナとフランは同棲も始め交際は順調でした。しかしなかなか子宝に恵まれなかった二人は、フランの精子に異常があり自然妊娠が難しい状態であることを知らされました。年齢も考えてアリーナは体外受精の治療を始めようとフランに持ちかけましたが、フランはまだ子供はいらないと考えていたのでアリーナの行動に戸惑い始めていました。それでもフランは長く付き合っていたアリーナのことを思い、体外受精の治療を始めた二人でしたが、治療が進むたびにアリーナの期待は高まり、一方でフランの心配は膨らむばかりでした。
本物の家族になれるまでのネタバレあらすじ:承
しかし治療に後ろ向きなフランの気持ちは行動に出始め、アリーナの施術の時間に遅刻し、アリーナを怒らせてしまいました。そしてフランの会社にインターンで入ったグロリアの誕生日パーティーに招かれ同僚たちと一緒に参加し、翌日は体外受精の結果の出る大事な日だったのにも関わらず朝帰りで、またしてもアリーナを裏切ってしまいました。この頃から二人の間にすれ違いが始まり、フランは会社でもイライラを募らせ、仕事もうまくいかず自暴自棄になっていました。
本物の家族になれるまでのネタバレあらすじ:転
二人の間の亀裂は深まり、ついにフランは「子供は欲しくない」とアリーナに告げました。パートナーに裏切られたアリーナは体外受精の治療をやめ、同棲していたアパートを出て、姉の家で暮らし始めました。フランは一人になりインターンのグロリアと関係を持ってしまいますが、フランには刺激の強すぎたグロリアとは遊びだけの関係で、アリーナを失いどこか空虚な時間を過ごしていました。一方で同僚たちは素敵なパートナーを見つけ順風満帆な時間を過ごし始めるようになり、ますますフランの心にぽっかりと空いた溝は深まっていきました。
本物の家族になれるまでの結末
そんな時アリーナから精子バンクを使って治療を再開すると告げられましたが、一度アリーナを裏切ってしまっていたので、フランに対してのアリーナの気持ちは変わりませんでした。追い討ちをかけるように周りが結婚や妊娠と、幸せになる姿に耐えられずフランは会社をやめ心機一転新天地で働くことを決めました。しかし一人になっても、アパートを片していても、思い出すのはアリーナ。そんなアリーナは無事妊娠して母親になる夢を叶えようとしていました。別々に歩み始めた二人でしたが、お互い思う気持ちは一緒でした。フランはロンドンへ行く前にアリーナのもとを訪れ、久しぶりに会ったフランをみて、アリーナも昔の気持ちを思い返していました。友人の一声もあり、アリーナはフランを追いました。再び自分の元に戻ってきたアリーナをもう二度と離したくないと痛感したフランは、ついに身ごもったアリーナを新天地のロンドンへ呼ぶ決心をしました。
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