カリフォルニア・ブロウの紹介:2017年アメリカ映画。突然の火山噴火により灼熱の地獄と化したロサンゼルス。パニック映画の脚本家と売れっ子女優、地震学者が手を組んでロサンゼルス崩壊の危機に立ち向かう姿を描いたディザスターパニック映画です。
監督:ショーン・ケイン 出演者:マシュー・アトキンソン(ジョシュ)、レキシー・ジョンソン(カット・リヴァース)、ハリー・ヴァン・ゴークン(アーウィン博士)、エイミー・パフラス(ジェシカ)、エリック・エテバリ(ジョーンズ市長)、トム・スキャンリー(ロブソン博士)ほか
映画「カリフォルニア・ブロウ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カリフォルニア・ブロウ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
カリフォルニア・ブロウの予告編 動画
映画「カリフォルニア・ブロウ」解説
この解説記事には映画「カリフォルニア・ブロウ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カリフォルニア・ブロウのネタバレあらすじ:起
アメリカ・ロサンゼルス。発電所で謎の異臭が発生しました。作業員らがガス漏れではないかと話したその時、突如としてマグマが噴き出しました…。
その頃、ディザスター(災害)映画を得意とする若手脚本家のジョシュ(マシュー・アトキンソン)は、映画監督から新作映画『アース・クライシス』の脚本書き直しを依頼されました。その映画の内容がジョシュの尊敬する地震学者のアーウィン博士(ハリー・ヴァン・ゴークン)をモデルとしていることを知ったジョシュはその話を引き受けることにしました。ジョシュは以前にも『ラバンゼルス』という映画の脚本を書く際にアーウィン博士の著書を参考としており、ジョシュは直接アーウィン博士に会ってアドバイスを聞く段取りをつけました。
時を同じくして、ロサンゼルスの地下に広がる未知の断層が活動を活発化させており、余震によってトンネル工事のガス管が破裂、死者を出す事態となっていました。その後も余震が相次いだことから、ジョーンズ市長(エリック・エテバリ)は地震学研究所のロブソン博士(トム・スキャンリー)と対策についての協議を開始しました。
カリフォルニア・ブロウのネタバレあらすじ:承
アーウィン博士の元を訪れたジョシュは、映画の主演を務める超有名女優カット・リヴァース(レキシー・ジョンソン)も交えて断層の活動調査に同行することになりました。カットの操縦するヘリコプターに乗り込み、アーウィン博士は今回の異変は過去にも大惨事を起こしたサンアンドレアス断層ではなく、未知の断層“ニューポート・イングルウッド断層”が関係していると断定しました。その時、湖から蒸気が立ち昇り、間もなくして噴火活動が始まりました。アーウィン博士はジョーンズ市長と連絡を取ろうとしましたが、電話網が混乱しており繋がりにくい状態でした。着陸した一行はようやくジョーンズ市長との連絡に成功しましたが、ジョーンズ市長はサンアンドレアス断層が原因とするロブソン博士の立てた仮説を信用しており、アーウィン博士の警告を聞き入れませんでした。
カリフォルニア・ブロウのネタバレあらすじ:転
ロスの街を火山弾が飛び交い、ジョシュら一行はひとまずアーウィン博士の所有する倉庫でレーダーによる調査を開始しました。すると、地下からヘリウムガスが漏れていることが判明、アーウィン博士が再びジョーンズ市長に連絡を取ろうとしたその時、突然地面が崩れ始め、崩落に巻き込まれたアーウィン博士は自分のデータをジョーンズ市長かロブソン博士に見せるよう告げて命を落としました。負傷したジョシュは姉ジェシカ(エイミー・パフラス)の勤務する病院へ駆け込み、怪我の手当てを受けました。カットにジェシカを紹介したジョシュは、カットと互いの境遇を語り合いました。両親亡きあとジェシカがジョシュの面倒を親代わりになって面倒を見てくれたこと、売れっ子になりながらも浮き沈みの激しい芸能界で孤独を抱えるカットの心情、腹を割って話し合った二人は次第に心を通わせ合っていきました。
その頃、ロサンゼルスのダウンタウンではマグマの勢いが増しており、避難指示が出されていました。ジョーンズ市長は大統領や知事と連絡を取り合い、いかにして噴火を食い止めるか協議していました。
カリフォルニア・ブロウの結末
ジョシュとカットはジョーンズ市長と対面、アーウィン博士のデータを渡しましたが、既にジョーンズ市長はロブソン博士の提言を受け入れ、地下のマグマチューブを爆撃で吹き飛ばす決断を下していました。むしろ刺激を与えてしまうというジョシュの懸念も虚しく、無人爆撃機がマグマチューブを爆撃しましたが、ジョシュの読み通りにマグマの勢いは更に加速していきました。
ジョシュはロングビーチにある水力発電所を爆破してマグマを冷却する案を出し、ジョーンズ市長やロブソン博士の反対を押し切ってカットやその仲間たちとヘリで現地に飛びました。二人は地下のタービンに時限爆弾を仕掛け、一度は脱出できずに死を覚悟しましたが仲間たちにギリギリのところで救出されました。水力発電所は爆破され、流れ出した大量の水がマグマを冷却、ロサンゼルスの危機はすんでのところで回避されました。カットはその様子を、ジョシュが脚本を書いた映画『ラバンゼルス』の結末に似ているといい、今回の騒動も映画化すればいいとアドバイス、ジョシュとカットはキスを交わしました。
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