EVEN ~君に贈る歌~の紹介:2018年日本映画。売れないバンドのヴォーカルの武人が、倒れた人気ヴォーカリストのRINを助けている時、二人は車にはねられました。目覚めたRINが見たものは、自分の体が武人になっていることでした・・・という内容のファンタジードラマです。映画の中の5人のバンド『EVEN』は実際にデビューをはたしています。
監督:園田俊郎 出演者:桜田通(武人)、栗原吾郎(涼)、才川コージ(充)、坂東龍汰(快)、櫻井圭佑(春雄)、村杉蝉之介(柿生社長)、岩橋道子(栗城社長)、イジリー岡田(岡田)、岡野真也(マミ)、白洲迅(RIN)ほか
映画「EVEN 君に贈る歌」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「EVEN 君に贈る歌」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
EVEN ~君に贈る歌~の予告編 動画
映画「EVEN 君に贈る歌」解説
この解説記事には映画「EVEN 君に贈る歌」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
EVEN 君に贈る歌のネタバレあらすじ:起
売れないバンド『EVEN』は武人、涼、充、快、春雄の5人で構成されています。今日も社長の柿生に演奏と歌をなじられ、新曲を作って来いと突き離されました。曲作りをする武人はお調子者のチャラ男であるため、怒った涼は充を連れて帰ってしまいました。
人気ヴォーカリストのRINは仕事が終わり、今日も彼女であるマミのカレー店カルモダンに立ち寄りました。この店には常連の岡田がいつもいました。RINはマミに、マミの為に作った曲を歌い、夜デートしようと誘いますが断られ、一人夜の街に出ました。予約していた店に断りの電話を入れたものの、マミにプロポーズの指輪を渡すため、RINが再び店に電話しようとした時、強烈な頭痛に見舞われ、道路に倒れ込みました。
通りかかった武人はそれがRINとは知らず、助け起こそうとした時にRINだと気付き、抱きかかえて歩こうとしました。しかし、そこへ車が走って来て二人は撥ねられました。病院で目覚めたRINは横のベッドで寝る自分を見ました。ガラスに映る自分の姿を見ると、それは武人の姿でした。
EVEN 君に贈る歌のネタバレあらすじ:承
事故を知って駆け付けたマミと栗城社長は、必死にRINの体に呼びかけています。武人の体のRINが「マミ!」と呼んでも相手にしませんでした。やがて快と春雄がやってきてRINを連れて、アパートの部屋に戻りました。
RINは必死に「自分は武人じゃない、RINだ」と言いますが、二人には武人にしか見えませんでした。そこでRINはマミに電話しますが、マミはいたずら電話だと思い、怒って切りました。次にRINはマミの店のカルモダンに行ってマミに説明しますが、怒ったマミに追い出されました。
RINはマミとの出会いを思い出しました。売れていない頃、カルモダンに入店したもののカレーが完売し、マミがポテトサラダサンドを作ってくれて食べたことでした。RINはビルに映るニュースで、自分の体が意識不明の重体だと知りました。曲が出来ていない事から、柿生社長から電話が入るものの、RINは無視しました。しかしメンバーに呼び出され、5人は集合しました。
柿生社長に向かってRINは「オレは武人じゃない」と言いました。すると涼が怒りだし、武人を外して新しい『EVEN』で再出発しようと言いますが、柿生社長は「曲は武人しか作れないだろう」と一喝すると、涼と充は出ていきました。
EVEN 君に贈る歌のネタバレあらすじ:転
RINは快と春雄を連れて、自宅マンションに帰ると、ギターを持って曲を披露しました。二人は武人がRINであると確信しました。RINは「自分はマミに分かってもらいたいだけだから、お前らはオレを利用しろ」と言いました。そして『EVEN』のために曲を作ると言いました。その曲はマミの為に作った曲でした。
メンバーを集め、柿生社長に全員で曲を聞かせました。涼が「散々困らせておいて簡単にいい曲を作るな!」と怒りました。RINが素直に謝ると、涼もわかってくれました。そしてRINが武人の曲作りノートを見せました。チャラく振舞っている武人ですが、曲作りに苦労していた事がノートでわかりました。
『EVEN』の曲は『アイノウタ』という題名で、動画サイトにアップされました。同時にマミにCDを渡しました。聞いたマミはRINの歌だと怒りだし、絶対に歌わないでと言って帰りました。やがて『ミュージックバスター』という番組への出演が決まりました。このころから『EVEN』の曲はRINの曲の盗作だという噂が広がり、さらにマミという彼女の存在も噂され始め、マスコミが報道し始めました。
EVEN 君に贈る歌の結末
RINの所属する事務所の栗城社長はマミの存在をインタビューで否定しました。柿生社長は、盗作でもなんでも有名になればいいと言って放っておけと言いました。『ミュージックバスター』が始まり、『EVEN』の出番がやって来ました。マミは常連の岡田と見ていました。この頃のマミはRINが武人と入れ替わっていることを信じはじめていました。『EVEN』の演奏が終わると喝采を受けました。ステージから降りた時、RINが倒れました。
マミは岡田に促され病院に向かいました。すると車が止まり栗城社長が乗っていました。栗城社長に病院まで送ってもらい、意識を回復したRINとマミは少しだけ話しました。するとRINはそのまま息を引き取りました。ステージの下で、意識が戻った武人は、元の武人に戻っていました。その後『EVEN』は人気バンドに成長していきました。
武人がカルモダンにやって来ました。岡田もいましたが、マミにお礼を言い、RINの指輪を渡し、一番お勧めのものをくださいと頼みました。マミはRINに食べさせたものと同じポテトサラダサンドを出し、武人は美味しいと言って食べました。
以上、映画「EVEN ~君に贈る歌~」のあらすじと結末でした。
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