フォーリング・ダウンの紹介:1993年アメリカ映画。俳優として知られるエブ・ロー・スミスの処女シナリオをジョエル・シュマッカーが監督した異色のサスペンス・ドラマ。マイケル・ダグラスが自ら認める代表作で、カルト映画となっている。
監督:ジョエル・シューマカー 出演:マイケル・ダグラス(ウィリアム・フォスター)、ロバート・デュヴァル(プレンダガスト刑事)、レイチェル・ティコティン、フレデリック・フォレスト、ほか
映画「フォーリング・ダウン 」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フォーリング・ダウン 」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フォーリング・ダウン 」解説
この解説記事には映画「フォーリング・ダウン 」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フォーリング・ダウンのネタバレあらすじ:1
ある真夏の日盛り。工事のためハイウェイが車で渋滞しています。車に閉じ込められるのが耐えられなくなった中年男ウィリアムは車外に出て歩き始めます。車は放ったらかしです。向かう先はロサンゼルスの自分の家。妻と娘が待っているはずです。今日は娘の誕生日なので、どうしてもそばにいてやりたいのです。
フォーリング・ダウンのネタバレあらすじ:2
その渋滞の場にはプレンダガストという刑事がいました。今日は彼にとって早期退職する日。妻が危険な刑事の仕事を嫌っているためです。ここ数年はデスクワークに専念しているにも関わらず、妻は退職を望んだのでした。渋滞が終わるとウィリアムが乗り捨てた車が邪魔になったため、プレンダガストはその車を退かすのに手を貸します。
フォーリング・ダウンのネタバレあらすじ:3
一方、しばらく歩いていたウィリアムは家族に電話しようとします。小銭を切らして両替を頼みますが、店主は拒否。仕方なく買い物をしようとしますが、嫌がらせのような目にあい、ウィリアムは激怒。バッドで店内を破壊します。チンピラも絡んできましたがウィリアムは彼らも撃退。ようやく電話をかけてみると、妻のベスは「家には来ないで」と言います。それでも家を目指して歩き出したウィリアムに、先ほどのチンピラたちが車に乗りマシンガンを撃ってきました。ウィリアムはうまく身をかわしましたが、彼らは運転を誤り大破。残されたマシンガンを拾ってウィリアムはさらに歩みを続けます。彼はさらにハンバーガー店で朝食セットのことで店員と争い、拾ったマシンガンを乱射。さらには中古軍用品の店に入って店主を殺し、バズーカ砲を盗みます。もはやその精神に異常があることが明らかなウィリアム。そのバズーカで道路を破壊します。ウィリアムからの電話で危険を感じたベスは警察に電話をしますが、無視されます。実はウィリアムはベスとは離婚。おまけに彼女にしつこくつきまとったため、接近することも裁判所から禁じられていたのです。どうやらリストラされたことから精神のバランスを失し始めたようです。
フォーリング・ダウンの結末
ベスとは関係なく、警察でもこれらの犯行を追うことになりますが、プレンダガストは、担当でもないのにこの事件に興味を惹かれ、その調査を行います。そして真相を知り、サンドラという女刑事と共にウィリアムの妻ベスが住むヴェニス・ビーチへ。ベスはもう家を逃げ出していましたが、そうとも知らずウィリアムが現れます。家に着いた刑事たちとウィリアムは鉢合わせ。サンドラはウィリアムに撃たれてしまいます。桟橋までウィリアムを追いかけたプレンダガスト。そこにいた妻子を銃で狙うウィリアムを撃つ羽目に。彼は絶命。彼が手にしていたのは玩具でした。捜査活動がやはり自分にあっていると考えたプレンダガストは刑事を続ける気になります。
車の渋滞が原因で切れた男。切れやすい性格が災いを招いた。