恋の予感?! ~ホテルリノベ奮闘記~の紹介:2019年アメリカ映画。サンフランシスコ在住のガブリエラは、ベンチャー企業で失業し、恋人との仲にも陰りが見えています。ホテル経営を一念発起した彼女は、一路ニュージーランドへ。しかし、彼女を待っていたのは廃屋同然のボロ屋敷。ポジティブ娘の奮闘が始まります。
監督: ロジャー・カンブル 出演者:クリスティーナ・ミリアン(ガブリエラ)、アダム・デーモス(ジェイク)、ジェフリー・ボウヤー・チャップマン(ディーン)、ほか
映画「恋の予感?! ホテルリノベ奮闘記」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋の予感?! ホテルリノベ奮闘記」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
恋の予感?! ~ホテルリノベ奮闘記~の予告編 動画
映画「恋の予感?! ホテルリノベ奮闘記」解説
この解説記事には映画「恋の予感?! ホテルリノベ奮闘記」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋の予感?!ホテルリノベ奮闘記のネタバレあらすじ:起
サンフランシスコで建築の仕事をするガブリエラは、今朝も張り切っています。新しい企画のプレゼンの準備が整い、スタンバイOKです。しかし遅れて現れた会社の上司たちは乗り気ではありません。すでに投資家の息子の企画した案で会社は動いています。しかし…、と残念がっても仕方ありません。彼女は恋人のディーンに会いに行きます。
ディーンとは、2年半のつき合いです。ガブリエラは、もうそろそろ…と考えています。そこで彼女は、同棲を提案します。すると彼は、もう少しの間、独身生活を楽しみたいのだと言います。言い争っても仕方のないことです。彼女は冷却期間を置こうと提案します。
ある朝、ガブリエラが出社してみると会社がありません。今日から失業です。職探しが混迷を極めるなか、パソコンを覗くと、仕事の募集記事が現れます。場所はニュージーランド。仕事はB&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)のオーナー。資金は無料です。ただし熱意をコメントで示せというのが募集条件です。ガブリエラは「子どもの頃の夢と現実社会~そして挑戦」というテーマで応募します。そして見事合格します。
恋の予感?! ホテルリノベ奮闘記のネタバレあらすじ:承
スーツケースひとつでニュージーランドへ着いてみると、そこは見渡すかぎりの田舎です。鉄道がないうえに、バスを乗り継ぐなんてことを平気でやっています。そのうえグーグルマップも役に立たない田舎道でバスを下ろされます。ガブリエラは迷子寸前です。
そこへ救いの神として現れたのが地元の青年ジェイクです。通りがかりの彼は車に乗るよう勧めてくれます。しかしイケメン女子を気取るガブリエラは、何事にも開け広げなジェイクにお冠です。せっかくの誘いを振り切って、ジェイクの言う「あと1キロ」を徒歩で目指します。
さて、目的のホテル「ベルバラード・バレー・ファーム」に着いてみると、そこはもう何十年も使われた形跡のない廃屋です。外観は確かにネットの広告にあった通りのしゃれた洋館です。しかし、木造家屋のペンキは剥げ落ち、そこかしこに傷みが走っています。さらに夜ごと、得体の知れない物音が響き、野良のヤギのねぐらにもなっています。しかし、ガブリエラはここでもポジティブです。まずは、誰が見ても人が住む屋敷だと分かるようにしなければなりません。
恋の予感?! ホテルリノベ奮闘記のネタバレあらすじ:転
地元でカフェを営むゲイ夫婦、カフェの常連客アラン、郡役場のハナ、ガーデニングの店を持つシェリー、みんないい人たちです。なかでも雑貨店の店主ノーマンは、ガブリエラが抱える問題をよく理解しています。ひとつひとつ構想を編むガブリエラ。しかしホテルの修繕(リノベーション)には建築資材が必要です。ガブリエラの発注に、支払い条件に、ノーマンは胸を叩き、腕をまくって応じます。
ノーマンの雑貨店で、仕事を助けているのがジェイクです。彼は工事一切を万能にこなす腕利きの職人です。ガブリエラは、当初こそジェイクに反発していましたが、彼の能力を知るようになってからは全幅の信頼を置き、ビジネス・パートナーとして迎え入れる間柄になります。
ホテルの修繕はうまく運んでいます。ほとんどジェイクのおかげだと言って過言ではありません。彼の過去が明らかになります。3年前にジェイクは恋人を亡くしたと。彼はとても苦しんだと話します。しかしジェイクは言います。「リノベに参加できて幸せだった」と。「やっと元気になれた」と。ガブリエラは、ジェイクの魅力に抗えなくなってきています。
恋の予感?! ホテルリノベ奮闘記の結末
ガブリエラを早く帰国させたい訳ありのシャーロットが、ある日、ガブリエラのスマホを盗み見します。そこには冷却期間中の恋人ディーンとの通信履歴がまだ閉じられずに表示されています。シャーロットはガブリエラが目を離した隙にディーン宛に「こっちへ迎えに来て」と発信してしまいます。
ジェイクの協力を得て日の目を見たホテルの完成披露パーティの日がやって来ます。ガブリエラにとって、帰国の日まであとわずかです。しかし彼女はニュージーランドに残ることも視野に入れて将来を考えています。あとはジェイクの反応を待つだけです。
そこへ現れたのがサンフランシスコのディーンです。シャーロットの打ったメールを読んで飛んできたディーンは、ただちにガブリエラに帰国を促します。しかし、静かな佇まい(=ジェイク)に慣れたガブリエラにとって大都会の喧騒(=ディーン)は、いまはもう異質なものになっているようです。ガブリエラはニュージーランドに残り、ジェイクと共に直接ホテル経営に携わることを決意します。
以上、映画「恋の予感?! ~ホテルリノベ奮闘記~」のあらすじと結末でした。
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