ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の紹介:2018年アメリカ映画。J.K.ローリングが描く魔法の世界ファンタスティック・ビーストシリーズ第2弾。5部にわたり展開する新たな冒険の第2部。前作でニュートによって正体を暴かれた、強力な暗黒の魔法使いゲラート・グリンデルバルド。投獄されていたアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)から逃げ出し、真の目的のためにパリへと向かう。ホグワーツ魔法魔術学校での恩師であり、友人でもあるダンブルドアからの依頼で、ニュートは再び危険でさらに強力になったグリンデルバルドと対峙することとなる。
監督:デイビッド・イェーツ 出演:エディ・レッドメイン(ニュート・スキャマンダー)、キャサリン・ウォーターストン(ティナ・ゴールドスタイン)、ダン・フォグラー(ジェイコブ・コワルスキー)、アリソン・スドル(クイニー・ゴールドスタイン)、ジュード・ロウ(アルバス・ダンブルドア)、ジョニー・デップ(ゲラート・グリンデルバルド)、エズラ・ミラー(クリーデンス)、ゾーイ・クラビッツ(リタ・レストレンジ)、カラム・ターナー(テセウス・スキャマンダー)、クローディア・キム(ナギニ)ほか
映画「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の予告編 動画
映画「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」解説
この解説記事には映画「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のネタバレあらすじ:起
強大な悪の力を持つ闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)は、ニューヨークで魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)とマクーザ(MACUSA:アメリカ合衆国魔法議会)により身柄を拘束されていました。しかし、グリンデルバルドはマクーザ職員のアバナシーを味方に付けて身柄移送中に逃亡。純血の魔法使いを自らで育成し、ノー・マジ(普通の人間)を支配するという野望を果たすために、支持者集めに乗り出します。
一方、ニュートは書き上げた「幻のどうぶつとその生息地」がベストセラーとなり、ティナ(キャサリン・ウォーターストン)へ手渡す約束を果たすためにニューヨークへ渡りたいと思っていましたが、イギリス魔法省はこれを認めません。過去にニューヨークでニュートが逃した魔法動物が騒動を起こしたからです。しかし魔法省は、ニュートの兄テセウス・スキャマンダー(カラム・ターナー)が率いる魔法省の闇祓い局に協力し、ある任務を遂行することを条件に旅行禁止令を解くという取引を持ちかけます。
任務とはクリーデンス(エズラ・ミラー)を抹殺することでした。彼は生き延びていたのです。しかし、クリーデンスを殺したくないニュートはこの申し出を拒否したのでした。そして魔法省からテセウスと、彼の婚約者でありニュートとホグワーツ魔法魔術学校で一緒に学んでいたリタ(ゾーイ・クラビッツ)が任務を遂行することになりました。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のネタバレあらすじ:承
それからというもの、魔法省から監視されているニュート。ある日、尾行をかわして路地へ入ったニュートの目の前に手招きする黒い手袋が現れます。手袋にいざなわれたのはロンドンが一望できる大聖堂の屋上でした。待っていたのは、ホグワーツ魔法魔術学校の恩師アルバス・ダンブルドア(ジュード・ロウ)。
ダンブルドアもグリンデルバルドの企みを阻止するために、かつての教え子であるニュートに協力を乞い、パリへと向かうよう頼みました。気は進みませんでしたが、ニュートは恩師の頼みを受け入れることにしました。
家路に着き、ニュートはいつもの通り魔法動物たちの世話を始めます。そこへ思わぬ闖入者がやってきました。ティナの妹クイニー(アリソン・スドル)と、ノー・マジのジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)でした。クイニーはジェイコブと婚約をしたと言います。ノー・マジとの結婚に厳しいアメリカから渡英してきたのでした。しかしジェイコブはクイニーによって惚れる魔法をかけられていました。ニュートが心配し魔法を解いたことがきっかけでジェイコブとクイニーは口論となり、クイニーは姉のいるパリへと去ってしまいました。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のネタバレあらすじ:転
闇祓いに復職したティナもパリに着きました。ティナを追ったクイニー、そして仲間の呼びかけをするグリンデンバルドもいることから、ニュートとジェイコブはパリへと密航することにしました。ティナは、パリ市街の一角に隠されたエリアに向かいます。そこにある魔法サーカスの小屋でクリーデンスは働いていました。呪いによって大蛇へと化する美しい女性ナギニ(クローディア・キム)は、クリーデンスの生みの親を探すため彼に寄り添い、暴動を起こして逃げます。
ニュートとジェイコブも大混乱となったこのエリアにたどり着きましだが、すでに魔法サーカスはたたまれたあとでした。クリーデンスとナギニが向かったのはクリーデンスの生みの母親がいるであろう家でした。しかし母の姿はありませんでした。使用人の女は自分がクリーデンスを養子の元へ届けたことを伝え、当時のことを語りだします。
しかし次の瞬間、グリンデルバイドの仲間に女は殺されてしまいました。リタと落ち合ったニュートとジェイコブはクリーデンスの正体は墓にヒントがあることを突き止めます。一方、路頭に迷っていたクイニーの前にある女が現れ、優しい言葉をかけます。しかし、招かれた家にはあのグリンデンバルドが待ち受けていました。
はじめは斜に構えたクイニーでしたが、ノー・マジと結婚ができない今の世界を一緒に変えようと諭され心を揺さぶられます。
その頃、ニュートはリタと血が繋がった兄ユーフス(ウィリアム・ナディラム)と出会います。しかもユーフスはクリーデンスとも異母兄弟であることを告げました。幼少の頃のリタは航海中に赤ん坊の弟を故意的に他人の赤ん坊とすり替え、水難事故で実の弟を亡くしており、クリーデンスが取り替えられたために生き残った子だったのでした。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の結末
一方、グリンデルバルドは墓に隣接された円形の集会所で沢山の支持者に向かって演説を始めていました。支持者の中にはクイニーの姿もあります。ニュートやティナ、テセウスとリタもまぎれ込みます。グリンデルバルドは、自分たちが人間から隠れて生きなければならないことに対して、自由への道を説いています。
グリンデルバルドは自分の周りに炎を放ち、賛同者はこの炎を超えてくるように伝えます。ジェイコブの声も届かず、クイニーが、そしてクリーデンスもグリンデルバルドの元へ付きます。炎はさらに大きく燃え、グリンデルバルドたちを包み舞い上がります。ニュートたちも負けじと囲み応戦しますが、炎と共にグリンデルバルドたちは飛び立って行きました。
オーストリア、広大な自然の中にそびえ立つヌルメンガード城にグリンデルバルドたちはいました。まだ選択に迷いのあるクリーデンスに向かってグリンデルバルドは言います。「君の本当の名前はアウレリウス・ダンブルドアだ。(兄はアルバス・ダンブルドア)」と。クリーデンスは決意の表情を見せるのでした。
以上、ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のあらすじと結末でした。
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」感想・レビュー
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二フラーが今回も可愛い。前回も同様に、少し魔法動物の活躍は少ないような気がしました。血筋の話が濃く出てきており少しづつ複雑になってきているような内容。ハリーポッターを知っているとこの作品はより面白くなるのではないかと思います。後半もかなり展開を見せていくので自作にも期待です。
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前作からの明るくファンタスティックで陽気なイメージとは裏腹に、今回はダークな演出やハリーポッターシリーズの伏線となるような描写が多々あり。
見ていてわくわくする演出を自分の目で見たときにワッ!となるような感情が度々感じられてわくわくしました。
次回作もどうなるか楽しみなので早く制作人に頑張っていただきたいです。 -
前作を見ていても、一回見ただけでは中々理解出来ない内容でした。そんなにワクワク感も無く、前回みたいな楽しい映画ではありませんでした。
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前作を見てから数年、少し内容があやふやになっていたため物語序盤は登場人物の照合ができず、前作の復習をしてくればよかったと少し後悔。
全5部制作予定のうち2部作目の今回、ストーリー的には、前作のストーリーを記憶してなくともすんなりと頭に入ってきて楽しめました。お国柄、種の関わりというのはテーマにしやすいんですかね、、、
話が進むに連れストーリーも大金がかかったであろう迫力ある映像とともに熱を帯びていき、最後は続編がとても楽しみになるような締め方だったので私は満足です。
スピンオフ作品なので当然なのですが、ハリーポッターとリンクするフレーズも作中で多く飛び交うので、スティーブン・キング作品の街の設定やマーベル・DC作品のように他の作品から設定がクロスするような展開が好きな方は、お勧めです。 -
前作はニューヨークでしたが、今回はパリが舞台。
逃亡したグリンデルバルドが支持者を増やし、次はどんどんその力を発揮していくのでしょうね。新キャラがどんどん出てきましたが、注目すべきはナギニでしょうか。個人的には、彼女とクリーデンスのこれからの関係が気になります!(インタビュー動画を見ると、この女優さんと俳優さんとっても仲良しみたいで癒されます。クリーデンス役のエズラ・ミラーくん、ハリポタ愛がダダ漏れ!)随所に出てくるハリポタ小ネタにアンテナを張っておくように(笑)大画面でホグワーツが映ったシーンは、『賢者の石』を初めて見た当時を思い出し懐かしくなりました。
前作に引き続き、綺麗で迫力のある映像が素晴らしいです。
魔法生物が生き生きと動き回る姿や、派手な魔法でのバトルなどは、やっぱりファンタスティック・ビーストシリーズの魅力だと思います。
ストーリー的には登場人物が増えてきて、内容を理解するのが難しい気がします。五部作ということで、展開も込み入ってきた印象。ハリポタシリーズを熟知している人なら一層楽しめると思います!