危険な情事の紹介:1987年アメリカ映画。危険な情事の紹介:パーティで出会った女性に魅かれた弁護士が、一夜を共にしてしまったために起こる恐怖の毎日。ストーカーと化した中年女性の鬼気迫る行為が全米で話題になりました。
監督:エイドリアン・ライン 出演:マイケル・ダグラス、グレン・クローズ、アン・アーチャー、スチュアート・パンキン、エレン・ハミルトン・ラッツェンほか
映画「危険な情事」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「危険な情事」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
危険な情事の予告編 動画
映画「危険な情事」解説
この解説記事には映画「危険な情事」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
危険な情事のネタバレあらすじ-出会い-
弁護士ダンは出版社のパーティで異彩を放つ中年女性アレックスを見かけます。何故か魅かれ気になってしまいます。翌日、妻と子供は実家に泊まりに帰ります。その日ダンは出版社の会議で再びアレックスと会いダンはアレックスと夕食を共にします。食事をしながら話をするうち意気投合した二人はそのまま肉体関係を結んでしまいます。ダンは一夜の遊び、アレックスにとっては待ち焦がれた理想の男性だったのです。
危険な情事のネタバレあらすじ-豹変-
一夜を共にし、家に帰ったダンのもとへ、アレックスから電話が掛かります。呼び出されるがままダンはアレックスの家に向かい再びセックスにふけるのです。さすがにダンもヤバいと思い、引き止めるアレックスを振り切り帰ろうとします。その時アレックスは手首を切り自殺を図ります。その場はとりつくろい家に帰るとまたアレックスから電話です。ダンは完全にまずい状況に陥りました。別れを切り出すと妊娠の話をし、アレックスを避けるとあらゆる手を使ってダンに接近し始めます。
危険な情事のネタバレあらすじ-逃亡-
アレックスから逃げる決心をしたダンは妻と話をして、家を売って引っ越すことにしました。しかし家に帰るとアレックスと妻が話をしています。なんと売り家情報を見てアレックスが訪ねてきたのです。そして最悪なことに、引越し先の電話番号も妻に聞いていました。そして引越ししたダンに対しアレックスの執拗ないやがらせが始まりました。遂にはペットまで殺されました。とうとう観念したダンは妻に真相を話し、家をでてホテル暮らしを始めました。
危険な情事の結末-復習-
ある日妻が娘を学校に迎えに行くと娘はすでに女の人と帰ったといわれました。アレックスの仕業だとわかった妻は狂ったように娘を探しに車で走ります。そして事故を起こしてしまいます。しかし娘は何事もなかったように家に帰ってきます。この事実を知ったダンはアレックスのもとに行き、遂にアレックスに暴力を振るいます。これで済んだと思ったダンですが最後の恐怖が待っていました。家にいた妻をアレックスが包丁で襲ってきたのです。駆けつけたダンがアレックスを浴槽へ沈め殺したつもりだったがアレックスは死んでおらず再び襲い掛かります。その時妻が銃を放ちアレックスを射殺します。
以上、映画「危険な情事」のあらすじと結末でした。
男たる者、身につまされる映画、それがエイドリアン・ライン監督の「危険な情事」だ。
情事の果ての恐怖の結末。男がマイケル・ダグラス。妻がアン・アーチャー。そして、パーティで知り逢った女がグレン・クローズ。
男と女。ふとした事で燃えて、燃えて、ベッドを共に。
男は家庭第一、仕事も大事。
だが、女は体でものを考える。ひたすら迫って来る。
そして、子供も宿したと言うのだが。
女に強熱的になられれば、なられる程、男の気持ちは冷めていく。
女は男の家庭にまで、手を伸ばし始める。
エイドリアン・ライン監督と言えば、「フラッシュダンス」や「ナインハーフ」を撮った人だ。
一つの事に、とことんのめりこむ話を描き上げるのが、とてもうまい。
この映画でも、情事に全てを燃やす女の姿を、とことん追い詰める。
グレン・クローズが、それまでのインテリ女性のイメージをかなぐり捨てての熱演が素晴らしい。
ロマンティックなムードから、一転してスリラー、ホラーの怖さまでを味わわせてくれる。
小さな、小さな、男と女の情事を、これほどのスペクタクルに仕上げた、エイドリアン・ライン監督の演出は、とにかく凄い。