フィール・ザ・ビートの紹介:2020年アメリカ映画。ブロードウェイダンサーになりたいエイプリルは、ニューヨークでオーディションの日々を送りますが大失敗をして一文無しに。地元のウィスコンシン州ニューホープに帰省すると、弱小ダンススタジオの講師を依頼されます。乗り気ではないエイプリルでしたが、全国大会の審査員が有名人であると知ると、自分の夢を叶えるために講師を引き受けます。完璧主義で厳しいエイプリルでしたが、子どもたちと喜びを分かち合うにつれて、指導することへのやりがいを見出していきます。
監督:エリサ・ダウン 出演:ソフィア・カーソン(エイプリル)、ウォルフガング・ノヴォグラッツ(ニック)、レックス・リー(ウェリー・ウォン)、ドナ・リン・チャンプリン(バーブ)、エリンコ・コラントーニ(フランク)、Eva Hauge(サラ)、ほか
映画「フィール・ザ・ビート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フィール・ザ・ビート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フィール・ザ・ビートの予告編 動画
映画「フィール・ザ・ビート」解説
この解説記事には映画「フィール・ザ・ビート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フィール・ザ・ビートのネタバレあらすじ:起
ニューヨークに住んでいる完璧主義のエイプリルは、ブロードウェイのダンサーになるべくオーディションに励んでいます。そのためお金に余裕がなく、大家から退去通告が届けられます。
エイプリルは今日のオーディションに人生を賭けます。その道中、エイプリルはあるマダムとタクシーの取り合いになり、無理やりエイプリルがタクシーに乗り込みます。オーディションでは最終まで残りましたが、最終審査官だったのが、先ほどエイプリルとタクシーを取り合ったマダムでした。彼女の名はルースで、ダンサー界では名の知れた偉人でした。
エイプリルはそれが理由で落とされ、何とか弁明しようとルースに詰め寄りますが、ルースは舞台から落ちて骨折をしてしまいます。その様子を動画で撮影され、それがバズってしまいます。ルースの圧力もあり、他のオーディションを受けようと思っても断られてしまう事態に。
そこでエイプリルは、アジア系のウェリー・ウォンにアピールするために路上でダンスをしますが見向きもされません。家に帰宅すると鍵が替えられており、住む家も失ってしまいます。そんな状況の中、父親のフランクから電話があり、エイプリルは何も問題ない風に答えますがバレバレ。フランクに帰ってこいと言われ、地元のウィスコンシン州ニューホープへ帰ることにします。
フィール・ザ・ビートのネタバレあらすじ:承
エイプリルは高校生のとき伝説のチアリーダーとして活躍していまいした。当時通っていたダンススタジオに行くと、エイプリルをスターとして扱ってくれますが、エイプリルはけだるそうな態度を取ります。
すると、ダンスの先生バーブから子どもたちにダンスを教えてほしいと頼まれますが、エイプリルは講師をすることは負け組みであるという考えだったので一度断ります。しかし、全国大会の審査員がウェリー・ウォンだとの情報を得るとやる気になり、全国大会出場を目指し始めます。
ダンススタジオの練習風景を見ると、生徒たちはダンスの素人で自信もなく、全国大会を目指せるレベルではありません。地方大会で3位以内であれば次のステップに進めるので、とりあえず3位を目指します。エイプリルは子どもたちに対してシビアな態度と現実的な考え方で対応をし、子どもたちはいやいやながら練習を続けます。
地方大会当日、他のチームとのレベルの違いを見せ付けられて結果は4位。エイプリルの作戦は失敗に終わったと思われましたが、他のチームが不正をしたとのことで繰り上げ3位となり、次のステップに進めることになりました。次は郡大会です。
フィール・ザ・ビートのネタバレあらすじ:転
エイプリルは相変わらずの鬼コーチぶり。ダンスメンバーの一人のサラはエイプリルの高校生のときの元カレニックの妹です。エイプリルに憧れてダンスを始めましたが、相談もなしに急にエイプリルがニューヨークに行ってしまったことに怒っていました。子どもたちは少しずつエイプリルのペースになれていき、家族総出でダンスの猛練習をします。
一生懸命練習しているところに、大雨が原因でスタジオの天井が落ちてしまう事件が発生します。急遽外で練習を始め、雨の中泥だらけになって楽しく踊る子どもたちを見て、鬼コーチのエイプリルは笑顔を見せます。最初は子どもたちの名前も覚えようとしなかったエイプリルでしたが、今では全員を名前で呼び、耳が聞こえない生徒の一人のために手話も覚えました。
郡大会当日、全員やる気にみなぎっています。しかしダンスメンバーの一人キャリーは、母親に内緒でダンスをしており、ついに母親にばれて連れて帰らされそうになります。キャリーは涙ながらにダンスをしたい意志を母親に伝え、今回だけ大会に出場することが許されます。そしてこの大会でも3位以内に入ることができました。
エイプリル率いるダンスチームはめきめきと実力を伸していき、どんどん大会を勝ち進んでいきます。これに勝てば全国大会の出場権を得られる大会で、エイプリルは敵にバズったルースとの動画を見せられます。それに動揺したエイプリルは指導者共演の舞台で転んでしまいます。
自分のせいで全国大会に出られないと落ち込むエイプリルでしたが、結果は第2位。見事全国大会へとコマを進めました。ここ連日の大会を通して、エイプリルはニックとの仲も深めていきます。
フィール・ザ・ビートの結末
全国大会へ出場が決まりましたが、飛行機代や衣装代など資金が足りないことに気付きます。エイプリルたちは町の人たちに声をかけて、なんとか資金集めに成功します。エイプリルのニューヨークの友達も協力をしてくれました。
全国大会当日。舞台の前にはウェリー・ウォンが見ています。大緊張の中、全員で踊りきり見事決勝進出です。全員で喜びを分かち合います。そしてエイプリルの作戦通りウェリー・ウォンの目にとまり舞台の主役を依頼されます。その仕事を引き受けるためには今すぐニューヨークに戻らなくてはなりません。サラに行かないでと頼まれますが、エイプリルは自分の夢を優先し、再びサラを見捨てます。
そんなエイプリルにサラは「自分の夢のために私たちを利用した。」と訴えます。エイプリルはこの選択が正しかったのか葛藤し、主役の座を落とすことを覚悟で全国大会へと戻ります。ギリギリ間に合いましたが子どもたちはみんな見捨てたことを怒っています。誠意を持ってエイプリルはみんなに謝罪をします。子どもたちはエイプリルを許し、全員で舞台で踊りきります。優勝はしなかったものの、みんなでここまでこられた喜びを分かち合います。
数日後、ウェリー・ウォンの舞台の主演で見事なダンスを披露するエイプリル。スタジオの子どもたちがエイプリルの舞台をサプライズで見に来てくれました。最後はみんなでニューヨークの街で楽しく踊ってこの映画の幕は閉じます。
以上、映画「フィール・ザ・ビート」のあらすじと結末でした。
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