フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白の紹介:1992年アメリカ映画。恋人が交通事故で昏睡状態となり、その回復を待ちながら冷凍睡眠の実験台になったパイロットが50年後の現代に目覚め、ある母子の協力を得ながら恋人の行方を探す姿を描いた、時を越えたラブストーリーです。
監督:スティーヴ・マイナー 出演者:メル・ギブソン(ダニエル)、ジェイミー・リー・カーティス(クレア)、イライジャ・ウッド(ナット)、イザベル・グラッサー(ヘレン)、ジョージ・ウェント(ハリー)ほか
映画「フォーエヴァー・ヤング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フォーエヴァー・ヤング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フォーエヴァー・ヤング」解説
この解説記事には映画「フォーエヴァー・ヤング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フォーエバーヤングのネタバレあらすじ:起
1939年。アメリカ陸軍航空隊のテストパイロットであるダニエル(メル・ギブソン)は中型爆撃機B-25のテスト飛行を行っていました。友人で科学者のハリー(ジョージ・ウェント)の妻が妊娠したと知ったダニエルは、かねてから交際していた恋人のヘレン(イザベル・グラッサー)にプロポーズしようとしますが、中々うまく伝えられないでいました。そんな時、ヘレンが交通事故に遭ったという知らせが届きます。ダニエルはヘレンを懸命に看病しますが、ヘレンの意識は戻りませんでした。その半年後、失意のダニエルは、ハリーが手掛ける1年間の冷凍睡眠実験に自ら実験台として志願し、もしヘレンが目覚めたらすぐ起こしてほしいと告げてカプセルの中に入りました。
フォーエバーヤングのネタバレあらすじ:承
それから53年後の1992年。少年ナット(イライジャ・ウッド)は親友のフィリックス(ロバート・ハイ・ゴーマン)と共に空軍基地に潜入、倉庫にあった謎のカプセルを操作すると、中から一人の男が目覚めました。その場から逃げ出したナットは、母のクレア(ジェイミー・リー・カーティス)にその事を話すも信じてもらえません。一方、約50年前と変わらぬ姿で目覚めた男=ダニエルは、今が1992年だと気づき驚愕します。翌日、ダニエルは空軍基地にてウィルコックス中佐(デヴィッド・マーシャル・グラント)に会い、冷凍実験の話をしますが全く信じてもらえません。ダニエルはハリーを探すことにし、元恋人から暴力を受けていたクレアを助けたことから、クレアとナット母子の協力を得ることになります。
フォーエバーヤングのネタバレあらすじ:転
ウィルコックス中佐はダニエルが入っていた冷凍装置のカプセルを発見し、軍の上層部に報告します。軍はFBIと組んでダニエルの行方を探し始めます。現代のテクノロジーは50数年前のハリーの技術には敵わないため、当事者であるダニエルを必要としているのです。一方、ダニエルは引き続きハリーの行方を探していましたが手掛かりは一向に見つかりません。ナットから好きな女の子がいるという相談を受けたダニエルは、勇気を持って想いを伝えるべきだとアドバイスします。しかし、ある日突然ダニエルは発作を起こして倒れ、クレアの交際相手である医師のジョン(ニコラス・スロヴォイ)はダニエルの血液に異常反応があり、ダニエルの肉体は急激に老化を始めていることに気付きます。
フォーエバーヤングの結末
ウィルコックス中佐と対面した軍の科学者キャメロン(ジョー・モートン)は、中佐からダニエルに関する資料を受け取ります。その中身とは、冷凍睡眠装置の欠陥に気付いたハリーは装置を止めようとしましたが、化学薬品の事故により死亡してしまい、その後の第二次世界大戦により装置の存在はすっかり忘れ去られて放置されていたということです。一方、病院を抜け出したダニエルは、ハリーの娘スーザン(ミリー・スラビン)に出会い、幼少期のスーザンがダニエルの恋人だったヘレンと共に写っている写真を発見します。ヘレンは昏睡状態から回復し、故郷に戻ったというのです。老化が進むなか、残された時間は少ないと感じたダニエルはクレアとナットに別れを告げると、航空ショーに展示されていたB-25を操縦して離陸します。B-25には密かにナットも乗り込んでおり、ダニエルの代わりに操縦桿を握って目的地の岬に立つ家のそばに無事着陸します。もはや80代の老人となってしまったダニエルはナットに支えられてヘレンの家に入ると、50数年前に果たせなかったプロポーズを成し遂げると、ヘレンを固く抱きしめました。ナットは二人を見守っていました。
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