映画「デス・トラップ 仮面を被った復讐者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デス・トラップ 仮面を被った復讐者の紹介：2016年イギリス映画。8年前のプロムの夜、殺人鬼に化けて脅かした同級生が驚いて道路に飛び出したことで車に撥ねられました。8年後、あの事件に関わった同級生たちに、同窓会の招待状が届きます。開かれるエマの家に着くと、仮面を被った男に一人ずつ殺され始め…という80年代のスラッシャー映画のテイスト満載の作品です。
監督：ジェイミー・ウェストン 出演者：ベッキー・フレッチャー(フランキー）、ケイト・リスター（コニー）、ジュリア・エリンガー（ディーナ）、クラリザ・クレイトン（エマ）、スコット・チェンバーズ（ジェイミー）、アレックス・ソーヤー（ネイル）、ほか
この解説記事には映画「デス・トラップ 仮面を被った復讐者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プロムの夜、ネイル（アレックス・ソーヤー）はロレイン（ジョージナ・ダグデール）と車の中にいます。ロレインはネイルの彼女のコニー（ケイト・リスター）の事を気にしています。ネイルは「コニーとはもう終わった」といってロレインにキスをします。やがて二人は激しく抱き合い愛し合おうとします。
その時、前に車が止り、仮面を被った数人の男たちがやってきます。ネイルが外に飛び出し向かっていくと刺されました。そして仮面の男たちがロレインに迫って来ます。怖くなったロレインは車から飛び出し、走り出します。すると、道路に飛び出したロレインは、走ってきた車に撥ねられ倒れました。
事故を見て集まった男女が仮面を外すと、それは同級生たちでロレインを騙していたのです。リーダー格のコニーは「放って帰ろう」と言い、ネイルは「助けよう」と言っています。その時フランキー（ベッキー・フレッチャー）がロレインに寄り添い、抱え上げようとしました。
8年後、ジェイミー（スコット・チェンバーズ）がエマ（クラリザ・クレイトン）といちゃついていると、チャイムが鳴り、高校時代のアルバムが置かれていました。懐かしそうに見ているとロレインとフランキーの顔がありました。「ロレインの事故はフランキーの罪をなすりつけたんだ」と言いながら、二人はあの日の事を思い出します。
物音がしてジェイミーが外に出ます。戻ってこないジェイミーを心配したエマが外に出ると、ジェイミーは仮面の男に殺され、エマも喉を切り裂かれて殺されました。
1週間後、ロレインへのイジメ事故で2年間服役していたフランキーの元に、エマから同窓会の招待状が届きます。フランキーの仲良しのアナにも届きます。
同窓会の日、フランキーは恋人のジョシュとエマの家に行きます。するとディーナ（ジュリア・エリンガー）と恋人のレイもいました。更にネイル、アリー、コニーもいます。それぞれ部屋で話していると、ネイルが全員を呼びに来ます。部屋に集まると、各自にプレゼントがあり、中身は人形でした。まだ来ていないジェスの箱は何も入っていませんでした。
やがてジェスが車でやって来ます。車を降りたジェスは何者かに首を絞められ殺されてしまいます。そのころ、皆と再会したフランキーは「怒りと憎しみがこみ上げてきた」とジョシュに話していました。ジョシュは「あんな目に遭ったら当然だ」と言います。
一人入浴中のアリーが人の気配を感じていました。「裸が見たかったら見せてやる」と言って浴室から上がったアリーでしたが、顔にビニール袋をかぶせられ窒息死させられました。その後、食事が始まり、全員がテーブルに座ります。「アリーがいない？」と誰かが言うと、コニーが「帰ると言っていた」と言います。
テーブルの上にカードゲームがあります。書かれた質問に正直に答えるか、まるっきり嘘を言うかのどちらかのゲームです。ジョシュがディーナに読み上げます。「ロレインへのイタズラを企てた？」と聞くと、聞いていたコニーがフランキーに「言いたいことがあったら直接言ったらどう!」と突っかかって来ます。
コニーを制止してディーナが「計画したのはアナよ」と言います。アナは「ディーナとコニーじゃないの」と言い返します。するとディーナは「やったのはフランキーよ」と言います。フランキーは「私は助けただけ」と言いました。
「じゃあロレインをたらしこんだのは誰なの？」とディーナが言うと、ネイルが「ロレインに告白され、やったんだ」と言います。するとネイルの恋人コニーが「ロレインと一緒にいるのを見て、後をつけたらやっていたから、私がロレインを痛めつけようと計画したんだ」と言います。
あの時の事を思い出します。車に撥ねられたロレインを助けていたのはフランキーでした。そこにジョンソン校長や先生達がやって来て「フランキーがいじめた」と言って皆が逃げ、言い訳しなかったフランキーがイジメでけがをさせたことになっていたのでした。真実を知ったフランキーが怒って外に飛び出します。アナが追いかけフランキーをなだめます。
深夜、レイが仮面の男に殺されました。ディーナの叫び声で皆が集まると、フランキーが「ジョシュが危ない」と言って部屋に戻ります。するとジョシュも殺されていました。ネイルが「車で逃げよう」と言って、ディーナを連れ、エンジンをかけようとしますが掛からず、車を押していると仮面の男に斧で殺されました。
離れに逃げたディーナは、ジェスの死体を見つけ、仮面の男にハンマーで頭を何度も殴られます。
家の中で隠れ場所を探していたフランキーとアナは、仮面をつけられ拘束されている女を見つけます。仮面を取るとロレインでした。部屋の中にはロレインの叔母がジョンソン校長であることがわかる切り抜きがあり、殺人計画の中に自分たちの写真がありました。
ジョンソン校長が、半身不随になったロレインに変わり復讐しているのだと思い調べていると、仮面の男がやって来てアナが捕まります。
逃げ出したアナが食堂に行くと、テーブルの周りに殺された男女が座らされ、コニーが縛られていました。そこへ仮面の男がやって来ます。アナと向き合っていると、拘束を解いたコニーが男を殴り外へ逃げます。外にはフランキーがいて、一緒に逃げようと、離れの倉庫に行きます。
するとジョシュの死体があり、よく見ると生きていました。フランキーがジョシュを抱き上げると、ジョシュはコニーを刺し、フランキーもコニー刺して殺します。この様子を見ていたのはアナでした。「どうして？」というアナに、「私が被害者になりきって、その間にジョシュが順番に殺したの」と言います。
ジョシュが「お前はまだ誰も殺していない」とフランキーを責めると、フランキーは「アナに犯人になってもらおう」と言ってジョシュも納得します。全てはフランキーが罪をなすりつけられ刑務所に入ったことに対する復讐でした。
フランキーは泣きながら警察に通報します。その後アナはジョシュを刺し、フランキーを説得します。するとフランキーは自分の体をフォークで傷つけ被害者になろうとします。起き上がったジョシュがフランキーを刺し、逃げ出したアナをフランキーが追うと、はずみでアナがフランキーを刺しました。
そこへ警察が到着し、アナは逮捕され、フランキーとジョシュは保護されるのでした。
以上、映画「デス・トラップ 仮面を被った復讐者」のあらすじと結末でした。
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