愛の断片の紹介:2016年プエルトリコ,コロンビア映画。コロンビアを舞台に、恋人を失い創作意欲を失った元作曲家でピアノ調律師の男と、奔放な恋愛遍歴を持つ美しき女性との愛欲と嫉妬のうごめく恋愛模様を描いたセクシードラマです。
監督:フェルナンド・バジェホ 出演者:アンジェリカ・ブランドン(スサーナ・メヒア)、ホセ・アンヘル・ビチル(ロドリゴ・ボレロ)、アンジェリカ・アラゴン(カルメン)、アルフレッド・デ・ケサダ(イザヤ)、ラウラ・アレマン(アマリア)ほか
映画「愛の断片」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛の断片」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
愛の断片の予告編 動画
映画「愛の断片」解説
この解説記事には映画「愛の断片」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛の断片のネタバレあらすじ:起
コロンビアの首都ボゴタ。才能がありながらも恋人を亡くしたことからすっかり創作意欲を失ってしまった繊細な作曲家、ロドリゴ・ボレロ(ホセ・アンヘル・ビチル)は、今ではピアノの調律師として生計を立てていました。ある日、知人から仕事依頼を受けたロドリゴは、知人の美しく情熱的な婚約者、スサーナ・メヒア(アンジェリカ・ブランドン)と運命的な出逢いをします。その後、爆弾テロ事件が発生した際、巻き込まれそうになったスサーナを偶然にもロドリゴが助けたことから、二人の間は急接近していきました。
愛の断片のネタバレあらすじ:承
その繊細さと亡くなった恋人への想いからか、最初は恋愛沙汰になることを避けようとするロドリゴでしたが、スサーナは積極的にロドリゴに迫ってきました。それでも中々自分を受け入れようとしないロドリゴに対して、スサーナは過去に付き合った男との熱い情事の話を赤裸々に語りかけてきました。生々しいスサーナの告白に心を動かされたロドリゴは遂に一線を超えてしまい、二人は遂に結ばれました。スサーナと体を重ねていくうちにロドリゴは再び作曲への情熱を取り戻していきました。しかし、そんなロドリゴに対して、スサーナは事あるごとに自らの過去の恋愛遍歴を語り掛けてきました。
愛の断片のネタバレあらすじ:転
スサーナはこれまでに様々な男たちと寝てきたというのです。画家、水泳選手、カメラマン、視覚障がい者、あげくの果てには牧師までも誘惑し、まるで男をコレクションするがごとく激しく情熱的なセックスに明け暮れてきたことを、スサーナは明け透けに打ち明けていきました。ロドリゴは彼女の奔放さに心を掻き乱され、いつかは自分もコレクションのひとつとして捨てられていくのではないかという疑心暗鬼と、彼女を独り占めしたい欲望が高まっていきました。
愛の断片の結末
スサーナの本心を知りたいロドリゴは、他の男の名を騙って彼女に求愛の手紙を書き、その反応を試すという行為に出ましたが失敗、彼女の知られざる一面を目にすることになります。スサーナはロドリゴの顔の型を取り、手慣れた様子で何とロドリゴのデスマスクを作っていました。そしてロドリゴは彼女の秘密の地下室で無数のデスマスクを見せられました。それは全て、スサーナが今まで関係を持った男たちのものでした。呆然と立ち尽くすしかできないロドリゴに、スサーナは「みんな過去の男よ。一人残らず…あなたは一番新しい過去になる…誰よりも愛していたから…」その後、ロドリゴは航空機事故に巻き込まれ、その命を落としました。スサーナは遠く離れた地にあるロドリゴの実家へと向かいました。
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