映画「フレーム 危険動画サイト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フレーム 危険動画サイトの紹介：2017年スペイン映画。規約の全くない危険動画サイト『フレーム』に殺人動画を流していた男たちが、卒業記念パーティーをするアレックスら若者のグループの家に侵入し、動画を中継しながら一人ずつ惨殺していくという内容のゴアムービーです。近年コメディ要素の多いゴアムービーやスプラッタームービーの多い中、この作品は正統派の部類に入ります。
監督：マーク・マルチネス 出演者：ダニエル・ホルヴァート（モリス）、ジョー・マンジョン（アレックス）、クラウディア・ポンズ（クラウディア）、アレックス・マーニー（殺し屋主犯格）、ビエル・モントーロ（トム）、エンリック・オーカー（ハビ）ほか
この解説記事には映画「フレーム 危険動画サイト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
夜、車の中で中年社長が女性社員と不倫をしていました。その時、何者かが車の窓を割ります。そして社長を引きずり出し、座らせます。そこへ社長の妻を呼び出しました。妻はバットで社長を殴り殺します。
男はこの様子を動画に収め、『フレーム』というサイトにアップします。動画サイトがあふれる現在、動画サイト『フレーム』は年齢制限もなく、動画の投稿に何の制限も規約ない事で、どんな動画でも見られるという事で、一番人気になっています。また、投稿者は、視聴回数に会わせ広告収入が得られることから、余計に過激な動画をアップするようになっていました。
アレックスは自分の卒業パーティーを友人たちがやってくれるということで、サラの家に行こうとしています。すると妹のクラウディアも行きたいと言い出し、連れて行くことになります。サラの家に着くとカギがかかっておらず、ソファーに若い男が座っていますが、反応がありませんでした。
その時、ゴリラの被り物を被った男が背後から忍び寄ります。すぐ反応したクラウディアが男を殴り飛ばすと、それは友人のハビでした。サラも出てきて笑う中、ハビは「『フレーム』に動画をアップするためにドッキリを仕掛けた」といいます。
ソファーにいたのはトムという若者でした。その時チャイムが鳴ります。ハビが再びゴリラの被り物をかぶり待ち構えていると、ベアとモリスが入って来て、慌てたモリスがハビを殴り飛ばします。夕食では話が弾み、落ち着いた時、ハビは「『フレーム』を見る」と言って部屋を出ます。
一方、サラがキッチンにいると、飼い犬が殺されて投げ込まれます。外には中年社長を殺した男たちが来ていました。モリスが包丁を持って様子を見に行きますが、帰ってきた時、頭に包丁が刺さっていました。包丁を抜くとヤバいので、そのままにしておきますが、脳まで刺さったことで少し言動がおかしくなっていました。
ハビの見ている動画では、この家が中継されている事を知り、扉を塞ぎますが、丸ノコで扉を切り裂かれ侵入されます。モリスが捕らわれ、ドライバーで両手をイスに撃ちこまれます。ハビとサラも捕まり、二人にここでSEXをしろと言い、やらせます。その様子を配信するも、満足しない主犯格の男は、サラの口に薬を押し込みます。
薬が効いたサラは激しいSEXをしながらハビの首を噛み切りました。ハビは血が吹きだし、死んでしまいます。その時、動画閲覧者数は舞い上がります。その後サラに首輪を着け、もう一度薬を口に押し込むと、サラは自分の腕を食べ始めます。この動画も閲覧数が伸びました。
そのころベアと部屋に隠れていたアレックスは、クラウディアを探しに行きます。クラウディアはトムと隠れていましたが、トムが「逃げる場所を探す」と言って通気口に入ります。トムが男に見つかり、目玉に薬を注射されます。この薬は命令どおりに何でもする薬で、トムに自分で顔を殴らせ、壁に頭突きをさせます。
クラウディアを見つけたアレックスは、スマホで男が中継する動画を見ます。モリスがテレビをつけると、ニュース番組の中で男が『快楽の館』という名目で動画をアップし、過激で問題視されていました。そして現在配信中の動画を映し出します。モリスは自分が映っていることに喜びます。それを見た男は、モリスの目を潰しニュース番組の中継を驚かせました。
アレックスとクラウディアはベアと合流し、逃げ場所を探します。途中でサラを見つけ助けようとしましたが、男の仲間のプパに襲われながらも、どうにか逃げます。しかし男に見つかります。男はベアが気にいったようで「お前は殺さない!」と言いますが、背後から丸ノコ男が襲いかかりベアを切り刻みます。怒った男は丸ノコを取り上げ、丸ノコ男を切り裂いて殺します。一方、クラウディアがプパに捕まり食われようとしましたが、背後からアレックスが斧で叩き殺します。
アレックスは男を殺すと言って刀をもって、男に向かいます。殺し合いになり死んだのはアレックスでした。男がテレビをつけると、ニュースキャスターが『快楽の館』の現場を警察が特定した模様であることを報道します。男はトムに命令して警察署を襲わせますが、正気に戻ったトムが助けを求め、警察署に侵入したことで逆に射殺されます。
男は警察署に電話をし「こちらから教えてやる」と言って、撮影現場の位置情報を『フレーム』にアップします。これにより特殊部隊が到着しますが、観衆も大勢集まります。頃合いを見計らって、男がサラを特殊部隊の前に飛び出させます。特殊部隊はサラを射殺しました。
そしてクラウディアを捕まえた男でしたが、そこへモリスが歩いてきました。クラウディアはとっさにモリスの頭の包丁を抜き、男をメッタ刺しにして殺します。男は最後の死にざまも中継していました。やがてクラウディアは保護され、病院に送られます。
テレビではクラウディアが人気者になっていることを紹介し、あの殺人の瞬間は閲覧者が3万人を越え、記録的な数字だと称賛します。病院に刑事がやって来て、クラウディアに話を聞きます。生き残ったのはクラウディアとモリスだけだと言います。あの日の事を話すクラウディアでしたが、頭の中ではあの男の声がしていました。刑事は「ストレス障害だから仕方がない」となだめるのでした。
以上、映画「フレーム 危険動画サイト」のあらすじと結末でした。
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