フリー・ウィリー 自由への旅立ちの紹介:2010年アメリカ映画。1993年に製作されて大ヒットした「フリー・ウィリー」シリーズの4作目にあたる。母親を失い、大好きな父親から離れて異国で暮らすことになった孤独な少女が、家族と離れ離れになってしまった子シャチと出会って自らの境遇と重ね、交流を通して成長していく物語。主演のビンディ・アーウィンは映画初出演ながらも、堂々たる演技を見せて話題となった。
監督:ウィル・ガイガー 出演者:ビンディ・アーウィン(キーラ)、ボー・ブリッジス(ガスおじいちゃん)、マイク・ファルカウ(マンサ)、シヤブレラ・ランバ(サフィーソ)、ほか
映画「フリー・ウィリー 自由への旅立ち」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フリー・ウィリー 自由への旅立ち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フリー・ウィリー 自由への旅立ちの予告編 動画
映画「フリー・ウィリー 自由への旅立ち」解説
この解説記事には映画「フリー・ウィリー 自由への旅立ち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フリーウィリー4 自由への旅立ちのネタバレあらすじ:起
オーストラリアで獣医の父と2人で暮らすキーラ(ビンディ・アーウィン)は、動物が大好きな女の子です。ある日、お父さんが自宅での作業中に誤って高所から落ちてケガをしてしまい、病院に運ばれます。ケガが完治するまで1か月半かかると知ったお父さんは、自宅に娘を1人で残しておくことが心配でたまりません。
そこで、キーラが幼いころに亡くなった母親の父であるガスおじいちゃん(ボー・ブリッジス)の元へ預けることにしました。キーラは渋々、おじいちゃんの住む南アフリカのケープタウンへ向かいます。
迎えに来たおじいちゃんの使用人マンサ(マイク・ファルカウ)に連れられ、おじいちゃんの住む家へ到着しますが、そこは「海賊の砦」という名の寂れたテーマパークでした。大好きなお父さんと離れ離れになったキーラは、帰ってきたおじいちゃんに冷たく接します。
翌朝、キーラはおじいちゃんの案内でテーマパーク内を見て周りますが、おじいちゃんは客からのクレームを対処するため、キーラの案内を少年サフィーソ(シヤブレラ・ランバ)に任せます。
アトラクションはボロボロで、経営が厳しい状況を目の当たりにし、キーラはオーストラリアへの思いを募らせます。しかしキーラは、最近ここの近くに、より豪華な遊園地「ワンダーワールド」ができてしまい、そこの経営者のロルフからおじいちゃんが馬鹿にされていることを知ります。その日の晩、激しい嵐がテーマパークを襲いました。
フリーウィリー4 自由への旅立ちのネタバレあらすじ:承
よく晴れた翌朝、キーラはテーマパーク内のプールに迷い込んだ子どものシャチを見つけます。キーラは海に返そうとおじいちゃんに提案しますが、金に目がくらんでいるおじいちゃんは全く聞く耳を持ちません。
キーラによって“ウィリー”と名付けられたこのシャチは、早速ショーに使われることになりました。ウィリーのおかげで「海賊の砦」は客足を少しずつ取り戻し、キーラはテーマパークの改修を手伝う過程で、マンサやサフィーソと仲良くなります。ウィリーの評判を聞きつけたロルフがおじいちゃんの元へやって来て、ウィリーを売って欲しいと頼みますが、おじいちゃんは頑なに拒みます。キーラの笑顔を見ることができるのもまた、ウィリーのおかげだからです。
次の日、キーラはウィリーを救うために海洋哺乳類救助隊を呼んで調査をしてもらいます。その結果、ウィリーはエコロケーション能力がうまく発達しておらず、このことが母親とはぐれた原因だと分かります。このまま海に放っても死んでしまうため、安楽死させるしかないと言われたキーラは、自分がウィリーにエコロケーションを教えようと考え、シャチの生態について情報を収集します。
ウィリーとの交流を始めたキーラは、おじいちゃんとの関係も良好にしていくのでした。
フリーウィリー4 自由への旅立ちのネタバレあらすじ:転
一方、ウィリーを自分のものにしたいロルフは、毒を仕込んだ魚をウィリーに与えて病気にし、安く売ってもらおうと画策します。その晩、ロルフの手下2人がテーマパークに忍び込んでウィリーを襲おうとしますが、その騒ぎに気づいたキーラとおじいちゃんが協力して2人を追い払います。おじいちゃんはロルフの仕業だとすぐに見抜き、彼の家へ乗り込みました。
交流を続けていくにつれて、ウィリーはキーラを背中に乗せて泳ぐまで信頼を深めますが、その姿が話題となりテレビの取材が殺到します。サフィーソの協力もあり、ウィリーは猛特訓の末にエコロケーション能力を回復させることに成功します。しかし、それでもウィリーが海で生きられる保障はなく、このまま大きくなっても世話を続けていくことは難しいと考えたおじいちゃんは、ロルフにウィリーを売り渡すことを決めました。
次にキーラは、ウィリーがいた群れを探そうと考えます。マンサが録音装置を作ってくれて、ウィリーの声を録って沖合で流します。キーラは群れがウィリーの声を聞いてやってくることを願い、来る日も来る日も海を眺めました。おじいちゃんがウィリーを売ろうとしていると知ってしまい失望したキーラでしたが、おじいちゃんもまた苦渋の決断をしたことを知り、自分の代わりにウィリーが無事に運び出されるか見届けて欲しいと伝えます。明日の午後、キーラはオーストラリアへ帰ることになっていたからです。
フリーウィリー4 自由への旅立ちの結末
キーラは最後の別れを言おうとウィリーの元へ向かいますが、沖合にシャチの大群を見つけます。ウィリーの声を聞いて姿を現したようです。
翌日、キーラはおじいちゃんが町へ出かけている隙に、サフィーソとマンサと共にウィリーを群れへ帰すことを決めます。キーラとサフィーソはクレーン車をなんとかテーマパーク内に運び込むことに成功しますが、予定より早くおじいちゃんが帰宅してしまいます。しかし、ウィリーをロルフに渡すことに迷いが生じていたおじいちゃんは協力を申し出ます。
おじいちゃんはマンサと共にウィリーを見に来たロルフの車のタイヤをパンクさせることに成功します。2人はキーラとサフィーソの待つ港へ向かい、クレーン車でウィリーを吊り上げ、船に乗って沖合へと出航します。
しかし、なかなか群れは見つからず、日の光でウィリーがどんどん弱ってしまいます。一行が落ち込む中、遂にシャチの大群が姿を現しました。ウィリーを海へと放し、キーラは最後のお別れをします。ウィリーは群れと共に大海原へと消えていきました。
キーラはマンサ、サフィーソと別れ、おじいちゃんと空港へ向かいます。キーラは来年の夏に必ず遊びに行くとおじいちゃんに約束し、オーストラリアへと帰るのでした。
以上、映画「フリー・ウィリー 自由への旅立ち」のあらすじと結末でした。
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