ガルヴェストンの紹介:2018年アメリカ映画。殺し屋のロイはボスに切り捨てられ殺されそうになった所を逃げ切るが、病気であとが短いと宣告され絶望を感じていた。自分がボスにはめられた場所で捕まっていた売春婦ロッキーを助け、2人は一緒に逃走する事になる。
監督:メラニー・ロラン 出演:エル・ファニング(ロッキー)、ベン・フォスター(ロイ)、ボー・ブリッジス(スタン)、リリ・ラインハート、アデペロ・オデュイエ、ロバート・アラマヨ、マリア・バルベルデ、ほか
映画「ガルヴェストン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガルヴェストン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガルヴェストンの予告編 動画
映画「ガルヴェストン」解説
この解説記事には映画「ガルヴェストン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガルヴェストンのネタバレあらすじ:起
1988年、ニュー・オーリンズ。最近咳がひどいことからボスのスタン(ボー・ブリッジス)に勧められ、医者に行く殺し屋のロイ(ベン・フォスター)は、肺の中が真っ白で余命が短いと宣告される。その夜、スタンに殺しの仕事を言い渡されたロイは、いつもの様にパートナーと仕事先の家へ侵入する。すると突然何者かに襲われ、パートナーと並んで座らせられると、真横でパートナーを射殺される。自分も殺されそうになるロイは、とっさに銃で反撃し相手を殺す。
その場を去ろうとするロイだったが、そこで捕らわれていた若い女性ロッキー(エル・ファニング)を見つけると彼女を解放し、自分と一緒に車に乗せてそこから逃走する。今回の仕事は銃を持って行くなとスタンに言われていたことから、彼にハメられた事を悟るロイは、彼に捕まらない様、行き先も無く逃走し続ける。
道中でバーを見つけ、そこへ入った2人は一緒に酒を飲み、売春婦のロッキーはロイを誘惑してくるが、そんな彼女をロイは突き放す。2人は中古車屋で車を交換し、逃走を続けるが、その道中でロッキーはある場所へ寄って欲しいとロイに頼む。2人は小さな家へ立ち寄り、ロイが車内でロッキーを待っていると、彼の目の前に小さな少女が現れる。
ガルヴェストンのネタバレあらすじ:承
するとその直後、家の中から銃声が鳴り、荷物を持ったロッキーが走って出てくる。事情を聞こうとするロイに、ロッキーは車を出すよう慌ただしく言い、この少女は自分の妹ティファニーで、彼女を暴力的な父親から助け出したのだと説明する。
3人は道中のモーテルに寄り、2つ部屋を借りる。若い女性ロッキーと小さな少女ティファニーを連れ、自分の姪たちだと説明するたロイに、カウンターの女性は自分が警察官たちと仲がいい事を伝え、あからさまに怪しがる。
次の日、1度も海へ行ったことのないティファニーを海へ連れて行きたいと言うロッキーに促され、ロイは2人を海へ連れて行く。そんなロイにロッキーは感謝を伝え、ティファニーもだんだんロイに懐いていく。
ガルヴェストンのネタバレあらすじ:転
その夜、ある新聞を見ていたロイは、男が射殺され、その娘たち、19歳のロッキーと3歳のティファニーが行方不明という記事を見つける。ロッキーが自分の父親を殺したと知ったロイは、厄介な問題を避けようと2人をモーテルに置いて自分だけ去ることにする。彼はその新聞記事をゴミ箱に捨てると、車を走らせモーテルを後にする。ロイが去ったことを知ったロッキーは悲しみながらも、ティファニーをモーテルのカウンターの女性に預け、売春婦として外に金を稼ぎに行く。
ロッキーとティファニーの事が気になり、モーテルに戻るロイは、ロッキーがティファニーを置いて金を稼ぎに行ったと知ると、帰ってきたロッキーを怒鳴りつけ、父親を殺した事を黙っていた事を問い詰める。すると、ロッキーはティファニーが妹ではなく娘である事を打ち明ける。怒鳴りながら咳き込み、吐血をするロイを心配するロッキーだったが、ロイは部屋を去るのだった。
次の日、3人は朝食を一緒にとり、そこでロイはロッキーをデートに誘う。ロッキーは嬉しそうに誘いを受けると、その夜、2人は近くのバーへ行く。親密そうに一緒に踊った2人は楽しそうにバーを後にし、歩いていると、黒ずくめの男たちが2人を別々に捕まえて車へ押し込む。スタンの所へ連れて来させられたロイは、ひどい出血をするまで痛めつけられる。
ガルヴェストンの結末
誰もいなくなった隙に、スタンの女がロイを逃すが、彼はロッキーを探しに行く。別の部屋で裸で死んでいるロッキーを見つけて悲しむロイは、カーテンを彼女の死体に被せると、銃撃戦になりながらもスタンのアジトから逃げ出す。逃走中に別の車と事故を起こし、病院に運ばれるロイは、その事故のせいで20年の刑を言い渡される。
20年の刑期を終え、出所し古いボロボロの家に戻るロイの元へ、若い女性が訪ねてくる。彼女は昔の自分の写真をロイに見せると、自分があの時のティファニーだと言う。薬指に指輪をはめた彼女を見て、『幸せか』と聞くロイに、ティファニーが『とても幸せ』だと伝えると、ロイは嬉しそうに笑顔を見せる。
ティファニーは、あの夜なぜ姉のロッキーが自分を見捨てたのかを知りたい、とロイに尋ねる。そんな彼女にロイは、ロッキーがティファニーの実の母親である事、彼女がティファニーを心から愛していた事を伝える。そしてロッキーはあの夜ティファニーを見捨てたのではない事を伝える。ティファニーは涙を流すとロイの家を後にする。ロイは大嵐の中、外へ歩いて行くのだった。
以上、映画「ガルヴェストン」のあらすじと結末でした。
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