紳士は金髪がお好きの紹介:1953年アメリカ映画。アニタ・ルースの小説『Gentlemen Prefer Blondes』を基にブロードウェイで舞台化されたミュージカルを映画化した作品です。ニューヨークで活躍する二人の女性歌手がそれぞれの恋を成就させるまでをコメディタッチで描きます。マリリン・モンローとジェーン・ラッセルという当時のアメリカ二大セックスシンボルの共演が話題となりました。
監督:ハワード・ホークス 出演者:ジェーン・ラッセル(ドロシー・ショー)、マリリン・モンロー(ローレライ・リー)、トミー・ヌーナン(ガス・エズモンド・ジュニア)、エリオット・リード(アーニー・マローン)、チャールズ・コバーン(フランシス・“ピギー”・ビークマン卿)ほか
映画「紳士は金髪がお好き」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「紳士は金髪がお好き」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
紳士は金髪がお好きの予告編 動画
映画「紳士は金髪がお好き」解説
この解説記事には映画「紳士は金髪がお好き」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
紳士は金髪がお好きのネタバレあらすじ:起
イケメン男が好みのドロシー・ショー(ジェーン・ラッセル)と金に目がないローレライ・リー(マリリン・モンロー)は、ニューヨークのナイトクラブで花形歌手として活躍していました。ローレライは自分のファンになってくれた大富豪の御曹司ガス・エズモンド・ジュニア(トミー・ヌーナン)と交際しており、結婚間近までいきましたが、ガスの父エズモンド(テイラー・ホームズ)は息子と田舎出身の芸能人との交際を認めていませんでした。
ローレライとガスはパリで結婚式を挙げようと考えていましたが、またしてもエドモンドの邪魔が入ってガスはニューヨークに残ることになり、仕方なくガスはドロシーをローレライの監視役として旅に同行させることにしました。ローレライらが乗り込んだ船には、父エドモンドが雇った私立探偵アーニー・マローン(エリオット・リード)も乗り込んでいました。
紳士は金髪がお好きのネタバレあらすじ:承
ローレライはガスからパリでの生活費を受け取り、滞在中はくれぐれもスキャンダルを起してくれるなときつく忠告されました。しかし、ローレライはガスの思いとは裏腹に乗客の中に金持ちがいないかどうか確認を始め、金よりも容姿が大事なドロシーは乗り合わせたオリンピック選手たちとの交流を楽しみましたが、選手たちは体調管理のため夜9時に就寝せねばならず、夜の間ドロシーは退屈な思いをしていました。
ドロシーは船のラウンジでダイヤモンド鉱山を所有する大富豪のフランシス・“ピギー”・ビークマン卿(チャールズ・コバーン)と知り合いました。ドロシーはローレライにビークマン卿の存在を隠し通そうとしましたが運悪くローレライに知られてしまい、ビークマン卿もまたローレライを気に入ってしまい、それぞれの思惑を抱えた二人は急接近しました。
紳士は金髪がお好きのネタバレあらすじ:転
置いてけぼりにされたドロシーの前にマローンが現れました。ローレライ監視の任務もさることながら、ドロシーとマローンは次第に惹かれ合っていきました。
一方のローレライはお目当ての富豪を探していましたが、探していた人物はまだ幼い子供だったことがわかり、落胆の色を隠せませんでした。翌日、ローレライはたまたまビークマン卿の部屋にいたところをマローンに写真を撮られてしまい、その光景を目撃したドロシーはマローンの正体に気付くと慌てて写真のネガフィルム回収に躍起になりました。どうにかネガを奪還したローレライとドロシーは船の写真屋に現像してもらい、写真と引き換えにビークマン卿から夫人(ノーマ・ヴァルデン)のブルーダイヤ入りのティアラを頂戴しました。ドロシーはマローンの行動を非難しましたが、マローンはドロシーへの想いは嘘ではないと告げてキスをして立ち去りました。
紳士は金髪がお好きの結末
パリに着いたローレライとドロシーは早速高級ブティックで買い物を楽しみましたが、二人を待ち受けていたのはマローンとティアラを取り戻そうとするビークマン夫人、そして保険会社の社員でした。マローンは既に写真をガスに送っており、ガスはホテル代の支払いを拒んだためローレライとドロシーはホテルを追い出され、無一文となってしまいました。
ローレライとドロシーは仕方なくパリのショーに出演して金を稼ぐことにしましたが、今度は警察がティアラの回収に現れ、しかもティアラは何者かに盗まれてしまっていました。ローレライは別れ話を切り出すためにパリにやってきたガスを誘惑している間に、ドロシーはローレライに成りすまし、身代わりになって逮捕されました。裁判でもドロシーはあたかも自分がローレライのように振舞いましたが、マローンはすぐさま変装を見破り、ドロシーにティアラを取り戻すと約束しました。ティアラは実はビークマン卿が持っており、事件はひとまず収まりました。
パリにやってきたエドモンドはドロシーとローレライ本人だと思い込み、ガスの婚約者として歓迎、本物のローレライは逆にエドモンドを言いくるめて魅了してしまいました。
そしてフランスからアメリカへと帰る船内で、ドロシーとマローン、そしてローレライとガスはめでたく二組合同の結婚式を挙げました。
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