アウトブレイク ライジングの紹介:2011年アメリカ映画。宇宙から飛来した謎のウィルスの恐怖を描くアクション&ホラー。アメリカ軍は人工衛星の回収任務に当たっていたが、隕石の衝突により大破してしまった。人工衛星の欠片は小さな町に降り注ぐ。その影響からか、町では奇妙なことが起こり始めた。何者かによって食い荒らされた変死体が発見されたのだ。町の副保安官マックスは事件を調べ始めるが、彼の前に凶暴化した住人達が次々現れる。彼らは宇宙から飛来した未知のウィルスに感染し、人を襲って食い殺す化け物になっていた。
監督:ジョン・クラドック 出演者:マイケル・フローレス(マックス)、マルガリート・ミッチェル(ブルック)、マーク・キアッポーネ(ステュー)、ベス・プラット(カレン)、ジョディ・ピュッセロ(クーパー)ほか
映画「アウトブレイク ライジング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アウトブレイク ライジング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アウトブレイク ライジングの予告編 動画
映画「アウトブレイク ライジング」解説
この解説記事には映画「アウトブレイク ライジング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アウトブレイク ライジングのネタバレあらすじ:起・人工衛星の墜落事故
アメリカの田舎町。アメリカ軍が回収予定だった人工衛星に隕石が衝突し、大破して地球に落下しました。軍が急いで調べると、小さな町の山に墜落しています。米軍は町に連絡し、現場に近づかないよう注意しました。
町では副保安官マックスが、思いを寄せる女性ブルックと過ごしていました。ブルックはマックスを好ましく思っており、体の関係もありますが、恋人になる気はありません。彼女を真剣に愛するマックスは、諦めないと好意を伝え続けました。
家に帰ったブルックは、幼い妹ステフと友人キムの娘クリッシーをキャンプ場へ送り届けます。しかしクリッシーはお菓子の食べ過ぎで吐いてしまい、そのまま家に帰りました。その頃には衛星の墜落現場で山火事が広がっており、消防隊が様子を見に向かっていました。
夜。目を覚ましたクリッシーは、窓の外に不気味な人間の姿を見ます。悲鳴を聞きつけたキムの恋人チャドが外へ様子を見に行くと、彼は何者かによって襲われ無残な遺体となって発見されました。
アウトブレイク ライジングのネタバレあらすじ:承・宇宙からのウィルス
翌日、マックスは検視を担当した医師デビッドソンに話を聞きに行きます。チャドは体の大半が失われており、何者かによって食いちぎられていました。残された歯型は人間のもので、しかも複数あります。チャドの視床下部は極端に肥大化し、死後も尚成長を続けていました。
チャドの細胞を顕微鏡で見てみると、地球外のものが発見されます。デビッドソンは、衛星と共に未知のウィルスが地球に到達したのではないかと言い出しました。チャドの細胞は急激に増殖し、視床下部が脳の他の部分を圧迫しています。
視床下部は喉の渇き、空腹、他者への攻撃などを司ります。マックスとデビッドソンは、症状の出た者を監視する必要があると考えました。直後にマックスは野犬が人を襲っていると通報を受け、現場に急ぎます。
アウトブレイク ライジングのネタバレあらすじ:転・感染爆発
ブルックの母カレンは家で絵を描いている最中、息子ジャックの悲鳴に気付きました。ジャックは森で突然正気を失っている消防隊員に襲われ、家まで逃げて来たのです。カレンは消防隊員を射殺しますが、結局ジャックを助けることは出来ませんでした。カレンは錯乱状態になりながら、帰宅した夫ステューに状況を説明します。
ジャックが殺害されたこと、しかも食われかけていたこと。デビッドソンの考えが的中してしまいました。宇宙からの未知のウィルスに感染した人間は視床下部が肥大化し、正気を失います。そして次々人間を襲って食い殺すようになっていたのでした。
林から続々と感染した人間が現れ、ステューとカレン、そして帰宅したブルックは急いで家に入ります。しかし感染者は力が異様に強く、少しの攻撃ではまるで効果がありません。両親が時間稼ぎをしている間に、ブルックは窓から逃げ出しました。
一方、マックスも感染者に襲われ、急いで町へ引き返します。その途中で、1人で怯えているステフを保護しました。キャンプ場も感染者の襲撃を受け、ステフは1人逃げ延びてきたのです。
アウトブレイク ライジングの結末:感染者の末路
森を逃げ惑っていたブルックは、米軍の兵士を見つけました。大怪我をしているもののまだ息のある彼は、部隊の車に積んである衛星電話で外部と連絡を取りたいと言います。ブルックは彼を助け起こし、何とかトラックまで到着しました。ブルックが衛星電話をかけた直後、軍人は感染者に襲われてしまいます。
静まり返った町に戻ったマックスは、車にステフを残し警戒しながら外へ出ました。警察署の前で、何とか無事だったデビッドソンと再会します。彼は感染者数人を留置所に閉じ込めていました。マックスが様子を見に行くと、感染者は頭が痛いと訴えながら苦しんでいます。やがて頭部が破裂して絶命しました。視床下部が肥大化を続け、限界を迎えた結果のようです。
マックスが外へ出ると、デビッドソンが感染者に襲われていました。更に逃げているステューも見つけます。マックスはステューに、車の中でステフを保護していると叫びました。それを聞いたステューは別の車に乗り込み、ステフを保護して走り去ります。すると突然デビッドソンがマックスの足に噛み付きました。彼も感染してしまったのです。マックスは絶叫しながらデビッドソンを射殺しました。
満身創痍のマックスは、銃と弾の補充を済ませると車で森の方へ向かいます。彼には感染したという自覚がありました。車を停め、ブルックの無事を願うマックス。すると森からブルックが飛び出して来ました。彼女を車に乗せたマックスは無事を喜び、指輪を取り出して愛を告げます。ブルックもそれに応えました。
ブルックが軍に連絡したことで、山全体が隔離されることになりました。2人は銃を手に取り、感染者に囲まれた車外へ飛び出します。マックスの絶叫が響き、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「アウトブレイク ライジング」のあらすじと結末でした。
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