アナーキー:無法集団の紹介:2017年アメリカ映画。バーで働く美人人妻に一目ぼれしたクラレンスは、バーに通い詰めます。募る思いをなんとかしたく、クラレンスは女たらしのパトリックを見つけ、金を渡して二人の橋渡しのきっかけを作ってもらおうとします。しかし芝居が過激すぎてアレックスがパトリックの仲間を殺してしまった事から計画は狂い始め…という内容のコメディ要素のあるサスペンス映画です。ポスターや邦題から想像するような過激な内容ではありません。
監督:エリック・イングランド 出演者:ジャスティン・ドビーズ(クラレンス)、エリザベス・ウィットソン(アレックス)、ノア・セガン(パトリック)、ジェームズ・ランドリー・エベール(カリー)、スカウト・テイラー=コンプトン(ジェイド)、アディ・シャンカル(KJ)、ダニエル・クイン(警官)ほか
映画「アナーキー:無法集団」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アナーキー:無法集団」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アナーキー:無法集団の予告編 動画
映画「アナーキー:無法集団」解説
この解説記事には映画「アナーキー:無法集団」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アナーキー:無法集団のネタバレあらすじ:起
クラレンスはバーのカウンターで働くアレックスに一目ぼれします。アレックスと話がしたくて通いつめますが、酒が飲めないクラレンスはコーラばかり頼んでいました。帰りの駐車場で待ち伏せ、出口を聞いたりと、ほぼストーカー状態でした。
アレックスにはどうしようもない夫がいて離婚協議中でしたが、夫は離婚届にサインをしません。そんなこともネタにしながら働くアレックスを、クラレンスはいつも見つめていました。
ある日、別のバーで女をたらしこむパトリックを見つけて監察します。そしてパトリックに声をかけると、金持ち風を吹かせパトリックに近寄り「僕の金でビリヤードをやって賭けよう」と持ちかけます。1500ドル負けて支払ったクラレンスは「僕の頼みを聞いてくれないか、好きな女性がいるがきっかけがつかめない。力になってくれ」とパトリックに話します。信用しなかったパトリックに、あと500ドル渡すといったん引き受けました。
後日、パトリックの指定する待ち合わせ場所に行き、カウンターでコーラを飲んでいると、横の男が隣の女に絡み始めます。クラレンスが注意すると男は、クラレンスのコーラを自分の顔にかけて店を出ました。女は「助けてくれてありがとう」とクラレンスに礼を言うと、パトリックがやって来て「合格だ。あの男はオレが雇った奴だ!お前に根性があることがわかった」と言いました。
そしてクラレンスはバーに行ってアレックスを見せます。するとパトリックは「引き受ける」と言いました。
アナーキー:無法集団のネタバレあらすじ:承
クラレンスはパトリックを使って、アレックスと恋に落ちるきっかけを作ってもらおうと計画したのでした。パトリックは「常に相手の先手を取ることだ」と言って、クラレンスに待ち合わせ場所を指定します。アレックスの帰りを駐車場で待ち伏せ、パトリックら5人はアレックスを拉致しました。
全員が変装用女性マスクをして、パトリックのみ変声器をつけていました。そしてクラレンスの自宅に、拉致したと見せかけたクラレンスと一緒にアレックスを連れ込みます。しかしアレックスは気が強い女性で、ハサミを見つけ結束バンドを切って逃げ出します。そしてクラレンスと合流した時、パトリックの仲間が目の前に現れ、思わずハサミで刺し殺してしまいます。
パトリックらが銃を向け再び拘束すると、パトリックの彼女のジェイドが「帰りたい」と言い出し、パトリックがなだめて収まりました。アレックスをベッドに縛り付けると、パトリックは「計画が狂った。金を上積みしろ」とクラレンスに言います。クラレンスは「5万ドルでどうか」と言うと「7万5千ドルだ」と言いました。
再び逃げ出したアレックスがベランダから降りようとしていた時、カールに見つかり2階から転落します。そこへ、警報を聞いた警官がやって来ました。話をうまく取り繕っていると、カールがアレックスをベッドに縛り付け、口を塞いで殺そうとします。アレックスの叫び声を聞いたクラレンスが2階に駆け上がり、カールを射殺しました。その銃声を聞いた警官が銃を構えると、パトリックが警官を射殺しました。
アナーキー:無法集団のネタバレあらすじ:転
パトリックがクラレンスの腕を撃ち「10万ドルにしろ」と言います。ジェイドが泣きだし「帰る」と言うと、パトリックは指輪を取り出して渡します。喜んだジェイドは機嫌がなおり、アレックスの監視を始めます。
そのころ、KJはパトカーの銃を奪い、家の中を調べていました。するとこの家はクラレンスの家ではない事を知ります。「先に金を渡せ」と言うパトリックに、クラレンスはプールに沈めた防水ケースを渡します。一方アレックスはベッドルームに飾ってある家族写真を見て、クラレンスが居ない事に気づきます。そして指輪をはめて喜ぶジェイドに「指輪を私にも見せて」と言いました。ジェイドが見せるとアレックスは「私の夫は、その指輪を渡した男だ」と言います。
ジェイドはアレックスを解放し、二人でパトリックを責め立てます。するとパトリックはジェイドを撃ちました。逃げるアレックスをKJが銃撃します。追い詰めたパトリックがアレックスを撃ちました。クラレンスはアレックスを抱き寄せて隠れます。そしてKJを殺すとパトリックと鉢合わせになり、お互いは銃口を向け合います。
パトリックは「お前はこの家の住人じゃないな」と言うと、クラレンスは「祖母の遺産が入り、金を持っていた。名前が同じこの家を数日間2000ドルで借りた。」と言います。するとパトリックは「これは全てクラレンスが計画したものだ」とアレックスにバラします。
アナーキー:無法集団の結末
パトリックが「オレと組んだ訳を話せ」と言います。クラレンスは「お前がアレックスの夫だと知っていた。アレックスの家族の遺産を狙って、決して離婚しようとしなかった。そこでこの計画を実行すれば、お前は絶対アレックスを殺そうとすると思った。僕はアレックスを助けるヒーローになるつもりだった」と言いました。
「ケースを開けろ」とクラレンスが言うと、パトリックがケースを開けます。中身は離婚届でした。クラレンスは「サインをするか、ここで死ぬかの二つに一つだ」と迫ります。更に「常に相手の先手を取ることだ」クラレンスが言うと、パトリックは書類にサインしました。
アレックスがクラレンスに「何故?」と聞くと、クラレンスは「君を初めて見た時、一目ぼれした。その後通い続けるうちに、君にはどうしようもない夫がいて離婚したいのに離婚させてくれないことを知った。夫の酷い仕打ちが僕は我慢できなかった。僕は君を愛しているから」と言い、続けて「選択肢は二つ、一つは僕を撃ち殺す、もう一つは僕を逮捕させるかだ」と言います。
アレックスは「あなたにとって両方とも悪い事ばかりじゃない?3つ目はないの?」と聞きます。クラレンスの顔が笑顔に変わり「3つ目があるなら・・・」と言ってエンディングを迎えます。
以上、映画「アナーキー:無法集団」のあらすじと結末でした。
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