ゲロッパ!の紹介:2003年日本映画。数日内に収監される予定のヤクザの組長・羽原大介は2つ叶えたい願いがありました。1つは何年も会っていない娘に会うこと、もう1つは大ファンであるジェームス・ブラウンの名古屋コンサートに行くことでした。そんな中、大介は組を解散すると子分達に話します。解散を阻止したい子分達はジェームス・ブラウンを拉致しようと計画し、大介は娘に会いに行きます。監督は井筒和幸さん、主演に西田敏行さん 組長の娘役に常盤貴子さんが演じています。
監督:井筒和幸 出演:西田敏行(羽原大介)、常盤貴子(かおり)、山本太郎(太郎)、岸部一徳(金山)、ほか
映画「ゲロッパ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゲロッパ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ゲロッパ!」解説
この解説記事には映画「ゲロッパ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゲロッパ!のネタバレあらすじ:起
あと2日後に収監される予定のヤクザの組長・羽原大介(西田敏行)は心残りが2つありました。1つは娘のかおり(常盤貴子)に会うこと、もう1つは大ファンであるジェームス・ブラウンのコンサートに行くことでした。羽原の娘・かおりは小さい頃、家族で行った銭湯で父親絡みのヤクザの抗争を目にし、その後両親は離婚、母親は亡くなってしまった過去がありました。それ以来父親を許せずにいました。現在彼女は芸能プロダクションを経営しており、偶然にも羽原と同じ新幹線内にいましたが、お互いに気づくことなく名古屋へと向かうのでした。
ゲロッパ!のネタバレあらすじ:承
大介はファミレスで子分である太郎(山本太郎)と晴彦(桐谷健太)に刑期が長いことを理由に解散することを伝えます。話を受けた2人は困惑しますが、そこに大介の舎弟でもある金山(岸部一徳)がある提案をします。それは大介が大ファンであるジェームス・ブラウンを誘拐し大介に会わせて解散話を撤回させることでした。ちょうど名古屋公演のため、ジェームス・ブラウンが名古屋に来ていることを知った2人は彼を誘拐することにします。周辺情報から宿泊先を見つけ出した2人は見事彼を誘拐することに成功しますが、誘拐された人物はジェームス・ブラウンではなく、ものまね歌手として活躍しているそっくりの偽者ウィリーでした。そしてその歌手は羽原の娘・かおりが仕事で雇った歌手であったため、「ものまねショー」を企画していたかおりにとってピンチに陥っていました。
ゲロッパ!のネタバレあらすじ:転
ジェームス・ブラウンの偽者を誘拐したことに金山は激怒しますが、彼が総理大臣のスキャンダル写真を持っていることから内閣調査室から追われていることを知り、「ものまねショー」が行われる予定のホテルへ向かいます。一方収監が翌日に迫った大介はかおりのアパートを訪ねることにします。1人の女性がドアを開けたとき、何年も会っていないためか娘と思い、大介は抱きつきますが、「佐藤さんや」とかおりの娘・歩に言われます。大介は歩と共にかおりがいるホテルへと向かいます。その頃かおりはホテル支配人から全員揃わなければ「ものまねショー」のギャラは支払わないと言われてしまいます。それを聞いた歩は大介にこのことを伝え、大介はウィリーが出るはずだったジェームス・ブラウンのものまねを自ら行うことにしたのです。
ゲロッパ!の結末
大介が行うジェームス・ブラウンのものまねは予想以上に盛り上がり、それを見ていたウィリーも舞台に上がります。ホテルから無事ギャラが支払われたかおりは戸惑いながらも、大介に「おとうちゃん!」と叫び、父と娘は抱き合います。翌日大介は収監されていくことになりました。大介が収監されていく最中、金山と内閣調査室の調査員たちが護送車を止めます。総理大臣のスキャンダル写真を世間に出さない代わりに法的措置が取られ、大介は収監されずに済むことになりました。その後一向は歩の小学校の体育館へと向かい、エンドロールを迎えます。
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