映画「オー！マイ・ゴースト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オー！マイ・ゴーストの紹介：2008年アメリカ映画。歯科医のピンカスは検診の全身麻酔で7分間死んだことにより、幽霊が見えるようになりました。人嫌い・人ごみ嫌いのピンカスに、幽霊のフランクが「妻が悪徳弁護士と再婚しようとしているのを引き裂いてくれ」と頼んできました。しぶしぶ引き受けたピンカスはフランクの妻に恋心を抱くようになり…という内容のコメディファンタジー映画です。
監督：デビッド・コープ 出演者：リッキー・ジャーベイス（バートラム・ピンカス）、ティア・レオーニ（グウェン）、グレッグ・キニア（フランク）、ビリー・キャンベル（リチャード）ほか
この解説記事には映画「オー！マイ・ゴースト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
携帯電話で仕事をしながら歩いているフランクは、上のアパートから落ちてきたボックスをうまく避けてホッとしましたが、横から来た車に撥ねられて死んでしまいました。そして現世に心残りのあるフランクは成仏できず、幽霊として彷徨い始めました。
歯科医のピンカスは、人と接するのが嫌で、治療中も話したくない、人ごみが嫌いという性格でした。腸内検診に行っても、ナースの面談に答えるのが嫌で仏頂面していました。そして肛門から内視鏡を入れられるため、自分から全身麻酔を申し入れました。外科の女医は必要ないと言いますが、ピンカスは聞かず、麻酔担当医がやって来ました。
目覚めたピンカスは、腸内に異常がない事を聞いて病院を出ました。すると全裸の男や、いろいろな老若男女がピンカスに近寄って来て、話を聞いてくれとか、頼みがあると言い寄られました。何かおかしいと思ったピンカスは病院に戻り、女医に事情を聞きました。
すると、全身麻酔中に7分間死亡し、再び蘇ったと言いました。一度死亡したことにより、ピンカスは成仏できない幽霊が見えるようになったのでした。
病院を出たピンカスを待っていたのは、死亡して14ケ月目のフランクの幽霊でした。ピンカスに執拗に頼みを聞いてくれと言います。あまりのしつこさに話を聞くと、フランクが死んだことで、妻のグウェンが悪徳弁護士と再婚するので、二人を引き離してほしいと言うものでした。
ピンカスが周りを見ると、成仏できない幽霊たちが、頼みごとを言いたくて大勢順番待ちをしていました。フランクの頼みをとりあえず受けたピンカスは、ミイラ研究家のグウェンの講演会を見に行きました。グウェンは同じアパートの住人で、知らぬ間に何度も迷惑をかけていた女性でした。しかし彼女の講演に共感を持ったピンカスは講演終了後に話しかけました。
結果は、アパートの出来事に対しての嫌味を言われて終わりました。部屋に戻ったピンカスは、グウェンが別の男性に興味を持つようにすればいいとフランクに言うと、フランクは、女の扱い方を指南し始めました。
アパートのエレベーターでグウェンと一緒になったピンカスは、講演会で発表していたミイラについて、歯科医的見解で説を述べました。この話が新鮮でカルチャーショックを受けたグウェンは、一度研究室に来てと言いました。ピンカスは日時を決めて正装して訪ねました。そしてミイラの歯や顎を調べながら、自分の意見を述べるうち、二人は今までの事を忘れ、恋人同士のように楽しく話せる仲になって行きました。
ピンカスはグウェンが婚約者のリチャードといるところに出くわしました。リチャードはピンカスが歯科医と聞いて食事に誘いました。リチャードはピンカスに、紛争地域や飢饉地域の歯科医として行ってくれないかと誘いました。ピンカスの応えはノーでした。さらにフランクの幽霊の助言でリチャードに嫌味をいろいろ言いました。
ある日、ピンカスの歯科医院にリチャードが歯の治療でやって来ました。治療中にリチャードから、グウェンが一人でエジプトに半年行く話を聞きました。フランクにその話をすると、フランクは喜びました。しかし成仏できないのは心残りがあるからだと言いました。
ピンカスは指輪を買い、グウェンに渡そうとしました。するとグウェンは「死んだフランクを利用して私とこうなるのが目的だったのか」と怒りはじめました。ピンカスは、7分間死んだことでフランクの幽霊が見えるようになったことを話しました。信用しないグウェンは「フランクの夢の話をして」と言いました。フランクは嘘の話を教え、ピンカスはそれを伝えました。嘘だと分かったグウェンはピンカスに別れを告げました。
一人悩むピンカスは、歯科医院の同僚に相談しました。同僚は「人の為に出来ることをすれば、道は開ける」と言いました。ピンカスは自分の周りにいる幽霊たちの頼みを順番に聞いて実行しました。すると幽霊たちは次々成仏し、自分の周りから消えました。何かを感じたピンカスは、グウェンの展示会に行き、話をしました。会場の外に出ても話し続けたピンカスは、車に撥ねられて死んでしまいました。
必死で人工呼吸を受けるピンカスを見て、グウェンが泣きながら名前を呼んでいました。これを見たフランクは、「グウェンの本当の気持ちがわかった」と言って成仏しました。蘇生により蘇ったピンカスは歯科医院に復帰していました。そこへグウェンが「歯の治療をして」とやってきました。ピンカスが「エジプト行きは？」と尋ねると「やめた」と言いました。
以上、映画「」のあらすじと結末でした。
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