我が道を往くの紹介:1944年アメリカ映画。ビング・クロスビーがアカデミー賞主演男優賞を受賞した名作。他に作品、監督、助演男優、脚色など7部門でオスカーに輝き、興行的にも大成功を収めた。クロスビーが同じ役を演じる「聖メリーの鐘」も翌年公開されている。
監督:レオ・マッケリー 出演:ビング・クロスビー(チャック・オマリー神父)、バリー・フィッツジェラルド(フィッツギボン神父)、リーゼ・スティーヴンス(ジュヌヴイエーヴ・リンデン)、ジーン・ロックハート(テッド・ヘインズ)
映画「我が道を往く」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「我が道を往く」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「我が道を往く」解説
この解説記事には映画「我が道を往く」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
我が道を往くのネタバレあらすじ:起
イーストセントルイス出身のチャック・オマリー神父は助任司祭としてニューヨークにあるセント・ドミニク教会に赴任してきます。この教区は治安が悪く、礼拝に出席する人間もわずかで、教会自体がみすぼらしく煤けています。フィッツギボンという神父が長年この教区を司ってきましたが、老齢のせいもあって士気が上がりません。若く陽気なオマリーはそんな教区に新風を吹き込みます。ゴルフをやるなど型破りな彼に、万事古風なフィッツギボンは困惑顔。実はオマリーは直接に司教からこの教区の窮状を救う任務を受けていて、フィッツギボンはオマリー赴任とともにお払い箱となる予定だったのです。しかし、フィッツギボンの気持ちを傷つけないよう、オマリーは自分があくまでアシスタントだというフリをします。
我が道を往くのネタバレあらすじ:承
オマリーとフィッツギボンの考えの違いは、教区の少年たちへの対応で特に際立ちました。法を犯す行為を繰り返す彼らに対し、フィッツギボンは礼拝に出席してくれればそれで良いという態度でしたが、オマリーはもっと彼らの生活に踏み込み、違法行為をやめるように指導。不良少年たちのリーダーをうまく手懐け、教会の聖歌隊として歌の指導を自ら行うのです。
我が道を往くのネタバレあらすじ:転
聖歌隊の練習の音にフィッツギボンは苛立ち、司教にオマリーを他の教区に転任させるように申し入れますが、実は彼が自分の後任だという真実を知り、落胆。そんな彼をオマリーは慰め、ようやく2人は心を通じ合わせるのです。教会の経済的苦境も、オマリーの昔の恋人・リンデンのアイデアで解決されます。現在は有名なオペラ歌手である彼女はオマリーが作った歌に注目、それをメトロポリタン・オペラ・ハウスで歌い、その歌の権利を売ることで大金を調達。教会の借金を返すことに成功したのです。
我が道を往くの結末
しかし好事魔多し。教会の建物が火事で全焼。しかもその後、オマリーが別の教区へゆくことになってしまいます。クリスマス・イヴ、オマリーの送別会が行われますが、彼は密かにフィッツギボンの母親をアイルランドから招いていました。45年ぶりに再会し、喜び合っている母と息子。その光景を見ながら、オマリーは教会を去ってゆきます。
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