映画「ヤバすぎファミリー 毎日がパラダイス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヤバすぎファミリー 毎日がパラダイスの紹介：2008年カナダ映画。麻薬栽培をして生計を立てているクインの両親は、指名手配されている関係上、クインも妹のホープも学校に行かせていませんでした。ある日、向かいの家に引っ越してきたクリスタルに一目ぼれしたクインは、クリスタルの通う学校に入学する決意をして…という内容の、どんでん返しありの青春コメディ映画です。
監督：マイケル・メルスキ 出演者：スティーブン・ヤフィー（クイン）、ジョン・コア（フィリップ）、ウォレス・ランガム（ブライス）、ロザンナ・アークエット（ダイアナ）、ケイティ・ボーランド（ホープ）、レイチェル・ブランチャード（クリスタル）ほか
この解説記事には映画「ヤバすぎファミリー 毎日がパラダイス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
18歳のクインは庭師。今日は高校生フィリップの家の芝を刈っていますが、窓から部屋を覗くとフィリップが女の子といちゃついています。しかしフィリップに見つかり、家に逃げ帰ります。
クインの家は麻薬を栽培する父ブライスとそれを売ってまわる妹のホープ、家事をする元教師の母ダイアナがいます。表向きは庭師ですが、実際は麻薬の密売で生計を立てていました。一家は指名手配中で表だった行動はせず、クインもホープも学校へは行っていませんでした。
ある日、向かいの家に3人家族が引っ越してきます。たまたま外にいたクインが挨拶に行くと、家の中からクリスタルという女の子が出てきます。クインは一目ぼれし、「学校へ一緒に行こう」と言うクリスタルに「行こう」と答えます。
翌朝、クインが芝をいじりながら待ち伏せていると、クリスタルが出てきます。「学校へ行こう」と言うクリスタルに「授業には出ないけど一緒に行こう、僕は学校には行っていないんだ」とちぐはぐな返事をします。首をかしげるクリスタルは、父の車で学校へ向かいます。
クインは自転車でクリスタルを追って学校に着きます。はじめて見る学校の風景はクインにとってカルチャーショックでした。クリスタルは早速生徒会のフィリップに声をかけられていました。それを見たクインは先生に入学を申し込みます。
先生は「両親と一緒に来てくれ」と言います。クインは「両親は無理です・・・」と言うと、先生は「わかった、出生証明書と適性試験でなんとかしよう」と言ってくれます。
自宅に戻ると両親に「学校へ行く」と告げます。元教師の母は「学校の勉強なんかしても意味がない」と言い、父は「洗脳されるだけだ」と難色を示します。それでもクインの決意を感じた父は、出生届を渡します。
出生届を出したクインは試験の日まで、学校の授業に出始めます。不良達はクインにしみついた麻薬の匂いを嗅ぎつけて追いかけまわします。匂いを消したいクインがシャワーを浴びていると、フィリップらに服を盗まれます。
こんな日々が続きながら、ある夜、クリスタルが勉強しようと訪ねてきました。家の中を見られたくないクインはクリスタルの家に行きます。
クリスタルの両親が外出し二人きりになると、クリスタルは「マリファナないの？前の学校ではマリファナで停学になり、こっちに来たの」と言います。クインは言葉を濁して答えませんでした。
学校ではクインの編入を阻止するため、フィリップが仲間から家族の事を調べ始めます。やがてクインの試験が行われ、クインは見事合格しました。両親は自宅で祝おうと準備していましたが、クリスタルがやって来て「家でお祝いしたい、御両親もどうぞ」と誘って来ます。クインは「両親は芝居を見に行くんだ」と言って、一人でクリスタルの家に行きます。
クリスタルの両親はクインに色々な質問をします。あまりの質問攻めにクリスタルが怒りだすと、そこへクインの父ブライスが手作りスイーツをもってやってきます。父の麻薬入りスイーツでクリスタルの両親は陽気になり大盛り上がりしました。
ブライスが帰ると、クリスタルはクインにレズの経験があることを話し「クインも私に秘密を教えて」と言います。クインは「プロムの相手になってくれたら教えてあげる」と言って、クリスタルにキスをします。
「卒業前のパーティーに行こう」とクリスタルが誘います。中ではフィリップらがマリファナを吸っています。自宅の栽培で詳しいクインはもっといいマリファナの話をします。
それを聞いていた妹のホープがクインをトイレに連れ込みます。「商売の邪魔をするな、ここは私の客だ」と怒っていると、トイレを開けられて二人の関係をクリスタルに勘違いされました。馬鹿にしたフィリップをホープが殴り倒したことからクリスタルは「あなたは嘘つきだ」とクインに言って飛び出します。
自宅に戻ったクインは、クリスタルに秘密を教えると言って、麻薬の栽培風景を見せます。
そしてプロムの日、二人は会場へ向かう車の中で愛し合います。卒業式を迎え、クインは両親と出席していました。するとクリスタルが「ごめんなさい」と言ってきます。クリスタルの両親によってクイン一家は逮捕されました。
クリスタル一家は、実は刑事たちで、クイン一家の麻薬栽培の潜入捜査をしていたのでした。完全に騙されたと知ったクインは、その後クリスタルが「警察をやめた、本当に愛していた」という言葉にも反応しませんでした。
面会した父から聞いた庭の隠し場所から、金と麻薬の苗を掘り出したクインは、父の意思を継いで麻薬栽培をし、妹のホープが売人をはじめます。
以上、映画「ヤバすぎファミリー 毎日がパラダイス」のあらすじと結末でした。
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