ハーフネルソンの紹介:2006年アメリカ映画。ニューヨーク、ブルックリンを舞台に、麻薬中毒の歴史教師と麻薬の売人の兄を持つ少女が友達になることで支えあう様子を、リアルな描写で描いたヒューマンストーリー。主演のライアン・ゴズリングは、第79回アカデミー賞主演男優賞にノミネートさました。
監督:ライアン・フレック 出演:ライアン・ゴズリング(ダン・デューン)、シャリーカ・エップス(ドレイ)、アンソニー・マッキー(フランク)、モニーク・ガブリエラ・カーネン(イザベル)、デニス・オヘア(シンボ)、ほか
映画「ハーフネルソン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハーフネルソン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハーフネルソンの予告編 動画
映画「ハーフネルソン」解説
この解説記事には映画「ハーフネルソン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハーフネルソンのネタバレあらすじ:起
ニューヨーク、ブルックリンの中学校で歴史の教師をしているダン・ドューンは生徒にも評判が良く、教師という仕事に誇りを持って働いており、バスケットボールクラブのコーチもしていました。しかし、彼は麻薬中毒者です。生徒たちのおかげでまともでいられると自分では発言をしますが、コカインをやめることができません。
ハーフネルソンのネタバレあらすじ:承
ある日のバスケットボールクラブの試合の日、チームがあっさりと負けてしまいました。それでも、明るく子供たち一人一人に励ましの言葉を掛けます。そして、誰もいなくなったと思われる体育館のトイレで一人、コカインを吸い始めます。誰もいないと思ったはずの体育館でしたが、彼の生徒のドレイが残っていました。そして、コカインで意識が朦朧としているところを見られてしまいました。そんな現場にも関わらず、ドレイは冷静でした。なぜなら、ドレイにとって麻薬は身近な存在だったからです。この出来事から、ダンとドレイは生先と生徒ではなく、友達のような関係へとなっていきました。
ハーフネルソンのネタバレあらすじ:転
ドレイの兄は麻薬の売人であり、今は刑務所に収容されています。ドレイは悪いことをしているとわかっていても、兄のことが大好きでした。ある時ドレイが「いつか私も兄のようになるのか」とダンにつぶやきます。今ではダンにとってドレイは本当に大切な存在となっていました。その発言を心配したダンは、ドレイのことを利用しようとしている、ドレイの兄の友達フランクに直接、「ドレイに構うな」と責めます。しかし、フランクに言いくるめられてしまい、やるせない気持ちへと心が沈んでいきます。大切に思っていても、ダンはドレイにとって他人であり、以前から絆を築いていた諸悪の根源であるフランクに勝てなかったのです。それを改めて気づいてしまったダンは、さらに麻薬の泥沼へと沈んでいきます。その結果、意識朦朧のまま授業をしているところを他の先生に見られ、ダンは教師をクビになりました。
ハーフネルソンの結末
ダンの忠告を無視したフランクは、ドレイを犯罪の道に誘導します。ドレイはフランクに言われるがまま、麻薬の運び人をします。ある家にドレイが麻薬を運ぶと、そこには売春婦とダンがいました。あんなにドレイに麻薬で人生をだめにしてほしくないと願っていたのに、ダンはあっさりとドレイから麻薬を受け取りました。ドレイに対する気持ちは麻薬を欲する気持ちに勝つことができませんでした。ドレイはそんなダンの姿を見て、傷付きました。次に日にまたフランクに仕事を頼まれそうになります。しかし、ドレイはそれをさりげなく断ってダンの元へ向かいます。ダンは薬物を絶つ決意なのか、伸びた髭をそり、ドレイを迎えます。そこで映画の幕は閉じます。
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