奴らを高く吊るせ!の紹介:1968年アメリカ映画。冤罪で殺されかけた男の復讐を描く西部劇。カウボーイのジェド・クーバーは、突然9人組の男達から殺人と牛泥棒の濡れ衣を着せられ、釈明も許されないまま縛り首にされてしまう。何とか一命を取り留めた彼は保安官となり、復讐の道を歩き始めるのだった。
監督:テッド・ポスト 出演者:クリント・イーストウッド(ジェド・クーバー)、インガー・スティーヴンス(レイチェル)、エド・ベグリー(ウィルソン元大尉)、パット・ヒングル(アダム・フェントン判事)、ベン・ジョンソン(ブリス連邦保安官)ほか
映画「奴らを高く吊るせ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「奴らを高く吊るせ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
奴らを高く吊るせ!の予告編 動画
映画「奴らを高く吊るせ!」解説
この解説記事には映画「奴らを高く吊るせ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
奴らを高く吊るせ!のネタバレあらすじ:復讐を誓った男
舞台は西部開拓時代のアメリカ、オクラホマ準州。カウボーイのジェド・クーバーが買ったばかりの牛達を移動させていると、突然9人組の男達に囲まれてしまいました。クーバーはウィルソン元大尉率いる男達から、持ち主を殺害して牛を奪った犯罪者だと決め付けられ、リンチの末縛り首にされてしまいます。クーバーは何のことか分からないと主張しましたが無駄でした。やがて9人組が去った後、連邦保安官ブリスが現れクーバーを木から下ろします。辛うじて生きていたクーバーを囚人馬車に乗せたブリスはフォート・グラントへ向かいました。牢に入れられたクーバーは翌日アダム・フェントン判事と面会し、無罪を言い渡されます。牛を盗みクーバーに売りつけた男が捕まったため疑いが晴れたのです。しかしクーバーは9人の男達を許せないと憤ります。フェントンは保安官になって9人を生け捕りにするよう提案。受け入れたクーバーの復讐劇が始まります。
奴らを高く吊るせ!のネタバレあらすじ:護送任務
クーバーは早速9人組の1人を発見し射殺します。更に報復を恐れて自首したジェンキンスという老人から残りの仲間の居所を聞き出し、レッド・クリークに向かいました。1人を逮捕して保安官カルホーンに身柄を預けたクーバーは、助力を求められ殺人及び牛泥棒をはたらいた3人組の犯人を追いかけます。犯人の1人はクーバーのターゲットでもあるミラーでした。残りの2人は未成年で、殺人には関わっていないと話します。途中ミラーの反撃を受けつつも、何とか3人をフォート・グラントまで護送したクーバー。出迎えたフェントンは賞賛しますが、クーバーは疲労のあまり気絶してしまいました。
奴らを高く吊るせ!のネタバレあらすじ:襲撃
翌日、クーバーはフェントンに未成年2人の減刑を求めますが、彼は取り合ってくれません。結局護送した3人は全員絞首刑が確定します。納得出来ないクーバーの元へカルホーンが訪ねて来ました。彼は身柄を預かっていた囚人の死を伝え、更にウィンストンからの示談金も預かっていました。しかしクーバーは金を突き返し、「この恨みは忘れん」と言い放ちます。買収に失敗したと知ったウィンストンは、仲間のトミー、ルーミスと共にクーバーの殺害を決意。そしてミラー達が絞首刑に処せられる日、押し寄せた見物人に紛れて町に入ったウィンストン達は、背後からクーバーを銃撃します。クーバーは瀕死の重傷を負いましたが、居合わせた雑貨店の店主レイチェルの懸命の看護で何とか一命を取り留めます。
奴らを高く吊るせ!のネタバレあらすじ:未亡人レイチェル
レイチェルはかつて見知らぬ男2人組に夫を殺害され、自身もレイプ被害に遭っていました。その犯人を探すため、新たに囚人が護送されて来る度に顔をチェックしています。復讐を胸に宿しつつ、クーバーとレイチェルは互いに惹かれ合っていきました。
奴らを高く吊るせ!の結末:最終決戦
やがて回復したクーバーはフォート・グラントを出発し、ウィンストンの隠れ家へやって来ます。夜の闇に紛れトミーとルーミスを殺害したクーバーはウィンストンを探します。しかしウィンストンは既に部屋の中で首吊り自殺を遂げていました。フォート・グラントへ帰還したクーバーは保安官のバッジをフェントンに返し、牢で弱っているジェンキンスを釈放すべきだと言います。しかしフェントンはなかなか応じません。彼はジェンキンスの釈放を交換条件に、クーバーに保安官を続けるよう要求しました。再びバッジを手に取ったクーバー。その後9人組の残り2人がリッジウェイに現れたと情報が入り、クーバーは復讐を完遂するため動き出します。馬に跨ったクーバーの後ろ姿が遠くなり、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画奴らを高く吊るせ!のあらすじと結末でした。
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