ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうたの紹介:2018年アメリカ映画。時代遅れとなったレコード店を経営する元ミュージシャンの男。客からは「Amazonのほうが安い」と文句を言われ、閉店を決意します。彼には大学進学を控える娘がいますが、娘の音楽の才能に目をつけ、Spotify(インターネットの音楽配信アプリ)を使い、歌手デビューさせようとしますが、大学へ行きたい娘と対立します。父親と娘は将来に向けての決断をします。『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』は父親と娘の愛を描いた映画。昔の夢を捨てきれない父と将来の決断を迫られる娘のお話です。
監督:ブレット・ヘイリー 出演:ニック・オファーマン(フランク)、カーシー・クレモンズ(サム)、テッド・ダンソン(デイヴ)、サッシャ・レイン(ローズ)、ブライス・ダナー(マリアンヌ)、トニ・コレット(レスリー)、ほか
映画「ハーツ・ビート・ラウド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハーツ・ビート・ラウド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうたの予告編 動画
映画「ハーツ・ビート・ラウド」解説
この解説記事には映画「ハーツ・ビート・ラウド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハーツビートラウドたびだちのうたのネタバレあらすじ:起・娘を歌手デビューさせたいフランク
フランク(ニック・オファーマン)は元ミュージシャン、現在はレコード屋を経営していますが、売上不振で閉店を考えています。店舗を貸しているレスリー(トニ・コレット)はフランクに好意的です。フランクの娘のサム(カーシー・クレモンス)は、カルフォルニアの大学に進学して医学を勉強する予定、母は事故で亡くなっています。また、フランクの母マリアンヌ(ブライス・ダナー)はお金に困っており、フランクの悩みの一つです。サムは同性のローズ(サッシャ・レイン)と仲良くなり、同性愛者のようです。
フランクは娘サムの音楽の才能に目をつけ、サムに音楽をやることを勧めますが、彼女は勉強のため乗り気ではありません。しかし、サムはしつこい父のため曲をつくります。サムとフランクはその曲を演奏し、レコーディングをします。フランクはサムに内緒でその曲をSpotifyにアップロード、曲を「ハーツ・ビート・ラウド」グループ名を「We are not a band(われわれはバンドでない)」とします。
ハーツビートラウドたびだちのうたのネタバレあらすじ:承・Spotifyでブレークするサムの曲
フランクはデイヴ(テッド・ダンソン)というバーテンダーと語り合い、若い頃の自分のLP(昔の大きなレコード)を見て懐かしみます。その一方でサムはローズとキスし、関係を深めます。フランクはサムにしつこく音楽を勧めますが、サムは相変わらず乗り気ではありません。
フランクはベーカリーで「ハーツ・ビート・ラウド」を耳にし、店員に尋ねるとSpotifyからと知って驚き、町中を喜び走ります。フランクはサムに、Spotifyにアップロードした曲が人気が出ていることを伝え、驚きます。フランクは今後のバンドの計画を練ります。フランクはサムに、亡き母の曲を演奏、サムもそれを気に入ります。
ハーツビートラウドたびだちのうたのネタバレあらすじ:転・フランクとサムの悩み
フランクはレスリーと良い仲になり、デートしてカラオケで盛り上がる二人はキスをしてしまいます。二人はバーテンダーのデイヴの酒を飲みますが、レスリーの彼氏のライアンが現れ、気まずい雰囲気になります。フランクとサムは歌詞をめぐり議論しますが、サムは、自分がローズと恋愛関係にある同性愛者であることをフランクに告白します。
フランクはレコード店の閉鎖を決めますが、レスリーはレコード店を訪れ、閉店しないほうが良いのでは、とフランクに言います。フランクは相変わらず音楽に乗り気でないサムを説得しようとしますが、医学を勉強したいと言うサムと意見が合いません。
フランクは飲み屋でデイヴに、大学の学費が高いことを打ち明け、助けを求めますが、デイヴは何もできません。フランクはレスリーの家を深夜に訪れますが、彼女も迷惑がります。サムはローズとデートし、深夜に帰宅。フランクを不機嫌にさせます。
ハーツビートラウドたびだちのうたの結末:フランクとサムの決断
フランクはレコード店の閉鎖準備を始めますが、そこへサムが訪れます。サムはレコード店の最終日にライブをすることを提案します。
レコード店の最終日、フランクはサムとのライブを決行します。客は来たものの、ライブには関心を寄せません。しかし、サムが歌い始めると、人々は聞き始めます。レスリーとローズもライブを聞きます。サムは「ハーツ・ビート・ラウド」を歌い、大きな拍手を浴びます。ライブ後、ローズはサムにカルフォルニアに行かないでと頼みます。その夜、サムはフランクと酒を呑みます。
数ヶ月後、フランクはレコード店を閉鎖、デイヴの店のバーテンダーになりました。レスリーが訪れますが、フランクは「サムは結局カルフォルニアに行った」と言いますが、二人は楽しく語り合います。カルフォルニアにいるサムは音楽を演奏、音楽の道も続けるようです。
以上『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する