真昼の決闘の紹介:1952年アメリカ映画。社会派西部劇の代表作で、劇中の時間と上映時間が一致するリアルタイム劇としても名高い。ゲイリー・クーパーが孤独無縁の保安官を演じ、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞。主題歌もオスカーを獲得した。
監督:フレッド・ジンネマン 出演:ゲイリー・クーパー(ウィル・ケイン保安官)、グレイス・ケリー(エミイ)、トーマス・ミッチェル(ヘンダーソン町長)、ロイド・ブリッジス(ハーヴェイ・ベル保安官補)、ケティ・フラド(ヘレン・ラミレス)、ほか
映画「真昼の決闘」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「真昼の決闘」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「真昼の決闘」解説
この解説記事には映画「真昼の決闘」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
真昼の決闘のネタバレあらすじ:起
「私を見捨てないでくれ」という歌詞の唄が流れる中、1人の凶悪そうな面構えの男が人を待っています。やがて2人の男が合流。どこかへ馬で去ります。舞台は変わってハドリーヴィルという西部の町。保安官ウィル・ケインは結婚式を上げたばかり。これから新妻エミイと新婚旅行に出かける予定です。しかし、そこへ緊急の知らせ。ケインへの復讐のため、刑期を終えたガンマンのフランク・ミラーが仲間3人を引き連れてハドリーヴィルへやってくるというのです。結婚とともに保安官の職を辞するケインは最初そのまま町を逃げ出す考えでしたが、男らしくない行為だと悟って彼らを迎え撃つ気持ちになります。
真昼の決闘のネタバレあらすじ:承
さすがに1人での反撃は難しいため、仲間を集めようとしますが、ミラーたちの怖さを知っている町の人々は非協力的です。ケインとの仲がこじれているため、保安官助手まで背を向ける始末。新妻のエミイも「町に留まるのは自殺行為だ」とケインを責めます。人々が集まっている教会にゆき、事情を話しますが、巻き添えを恐れる彼らはとにかく「町を出てゆけ」と言うばかり。ケインは結局孤立無援となり、諦めて保安官事務所にこもると、遺書まで書き始めます。エミイは自分の言うことを聞かないケインを見捨て、列車に乗るために駅へ。
真昼の決闘のネタバレあらすじ:転
正午ぴったりに列車がハドリーヴィルに到着。エミイたちが乗り込むと、入れ替わりにミラーが降りてきます。迎えに来ていた3人の男たちとともに彼は町の中心部へ。町は静まり返って、まるでゴーストタウンです。その通りを歩いてくる4人のガンマンたち。多勢に無勢のケインは正面から向かってゆく訳にはゆきません。まず彼らの背後にまわりこみ、声を出して驚かせた上で1人目を倒します。馬小屋に逃げ込み、2人目も倒すケイン。脱出して商店に逃げ込みますが、肩を撃たれてしまいます。もはや袋のネズミです。
真昼の決闘の結末
しかしそこへ思わぬ加勢がやってきます。列車に乗ったものの、やはり彼を見捨てることのできなかったエミイが町へ戻ったのです。背後からガンマンを1人倒すエミイ。しかし彼女はミラーに捕まってしまいます。いよいよケインとミラーは対面。エミイが危険も省みずに抵抗し、その隙を突いてケインはミラーを撃ちます。決闘は終わりました。今更のように集まってきた町の人々を尻目に、ケインはエミイとともに馬車に乗り去ってゆきます。後にはブリキ製の保安官バッジが捨てられていました。
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