ヒズ・ガール・フライデー(別題:レディは敏腕記者)の紹介:1940年アメリカ映画。新聞社の編集長と彼の元妻で敏腕女性記者が、とある死刑囚の死刑判決に疑問を持ち、彼の無罪を明らかにしようと奮闘する。主役2人のマシンガン・トークが見所。「犯罪都市」(1931)のリメイク。
監督:ハワード・ホークス 出演:ケイリー・グラント、ロザリンド・ラッセル、ラルフ・ベラミー、ジーン・ロックハート、ヘレン・マック、クラレンス・コルブ、ポーター・ホール、ロスコー・カーンズ、ほか
映画「ヒズ・ガール・フライデー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヒズ・ガール・フライデー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ヒズ・ガール・フライデー」解説
この解説記事には映画「ヒズ・ガール・フライデー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヒズ・ガール・フライデーのネタバレあらすじ:起・元夫の策略
新聞社の敏腕記者ヒルディは編集長で元夫ウォルターの元を訪れていた。離婚後も何かと連絡をしてくるウォルターに、再婚して記者を辞めるからもう連絡しないよう告げると、ヒルディに未練があるウォルターはなんとか彼女を引きとめようとするが、その時、死刑囚の取材に行くはずだった記者が不在の知らせを受けたウォルターはヒルディにその取材を頼むが、明日が結婚式だといって断られる。なんとか彼女を取材に行かせたいウォルターはヒルディとその再婚相手ブルースを伴ってランチへ行き、そこで口八丁で説得をする。ウォルターの話の中で死刑囚は精神状態に問題があり責任能力がない可能性があることを知って興味をもったヒルディは、ウォルターがブルースが勤める保険会社の保険に入ることを条件に記事を書くことを承諾する。
ヒズ・ガール・フライデーのネタバレあらすじ:承・事件の真相
さっそく裁判所のプレスルームにやってきたヒルディは翌朝死刑が執行されるという死刑囚について、顔見知りの他社記者たちから話の大筋を聞き、看守に賄賂をつかませて死刑囚アールに単独で取材を行う。その後、部屋に戻るとそこにはアールの恋人と書きたてられていたモリーという女性が抗議に訪れていた。アール本人とモリーの証言から、ヒルディは事件当時アールは心神喪失状態で、凶悪な殺人鬼などではないという確信に至る。る。その内容の記事を書きかけたヒルディのもとにブルースから電話が入り、ウォルターの策略でブルースが窃盗の罪を着せられ逮捕されたことを知る。
ヒズ・ガール・フライデーのネタバレあらすじ:転・死刑囚の脱走
怒ったヒルディが記事は渡さないと言い渡して部屋を出ようとしたその時、銃声が響き渡る。最後の精神鑑定中、アールが医師を撃って脱走したのだった。記者たちは大慌てで聞きこんだ内容はどれもいい加減なものだったが、ヒルディもまた関係者を追い、またも賄賂を使って真相を聞きだしたところ、銃は事件当時を再現するよう保安官が自らアールに渡したものだったことが判明、プレスルームに戻り仔細を電話でウォルターに伝える。その時、窓から銃を持ったアールが現れる。アールがヒルディを銃で脅していると、そこへモリーが現れ、ヒルディはアールの無罪を確信していることを告げる。しかしそこへ他の記者たちがもどってきたため、慌ててアールを机の中に隠す。詰めかけた記者たちはモリーにアールの居場所を問い詰めるが、アールから目をそらさせるためにモリーは窓から身を投げる。
ヒズ・ガール・フライデーの結末:記者魂は永遠に
裁判所に駆けつけたウォルターとともにヒルディは事の真相を記事にし始める。そこへ釈放されたブルースがヒルディを迎えにやってくるが、記者魂に火がついたヒルディは記事に夢中、ブルースは諦めて去っていく。
すると今度は保安官や他の記者たちが詰めかけ、あえなくアールは見つかってしまい、ウォルターとヒルディは犯人隠匿の罪で手錠が掛けられる。再び拘束されたアールは予定通り明朝に死刑執行が言い渡されるが、真相を知らされた知事から執行延期の通知が届き、アールは処刑されずに済んだ。
一件落着し、記者としての情熱を捨てきれないことを悟ったヒルディとウィルターはもう一度夫婦として再出発することになった。
この映画の感想を投稿する