バトルフロントの紹介:2013年アメリカ映画。チャック・ローガンの犯罪小説を原作としています。バイオレンスだけではなく、娘を想う親の気持ちも丁寧に描かれており、見応えがあります。主人公は自分の仕事に使命感を持って働いていましたが、そのことで家族が危険にさらされてしまいます。大変だけど、使命を持っている仕事を続けるのか、それとも家族を犠牲にするくらいなら、すっぱりと仕事えを辞めた方が良いのか考えさせられます。
監督: ゲイリー・フレダー 出演: ジェイソン・ステイサム(フィル・ブローカー)、ジェームズ・フランコ(モーガン・“ゲイター”・ボーダイン)、ウィノナ・ライダー(シェリル・マリー・モット)、ケイト・ボスワース(キャシー・ボーダイン・クルム)、レイチェル・レフィブレ(スーザン・ハッチ)ほか
映画「バトルフロント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バトルフロント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バトルフロントの予告編 動画
映画「バトルフロント」解説
この解説記事には映画「バトルフロント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バトルフロントのネタバレあらすじ:麻薬潜入捜査官
主人公のフィルは麻薬潜入捜査官で、危険な組織に潜入し麻薬の摘発を目的に活動している警察官でした。彼には薬で腐ってしまった世の中を立ち直させていきたいという使命のようなものがありました。ある日潜入捜査官でもぐりこんだ組織を壊滅させることに成功しますが、組織に関連する大物に目を付けられ、身の危険を感じます。彼には娘がおり、娘には母親がいませんでした。男手一つで娘を育ててきましたが、その大事な娘を危険にさらすことはできないと、きっぱりと潜入捜査官を辞めて、田舎の町へと引っ越します。ほぞぼそと町の作業をしながら、娘と田舎町で暮らしていました。
バトルフロントのネタバレあらすじ:学校でのトラブル
娘は田舎の学校へ通っていましたが、そこでトラブルに見舞われます。一人の男の子が彼女に目を付けていじめるようになります。彼女は父親が誇りを持って仕事をしてきたことを知っているため、いじめには屈せず彼に強く対抗して怪我をさせてしまいます。フィルは学校から呼び出されて、先生から指導を受けます。先生は相手が悪かったことを認め、お互いが仲良くやっていけるように配慮しますが、男の子の両親は怪我をさせられたとかんかんです。男の子の親は執拗にフィルにつっかかります。しかし周囲に止められ、男の子の両親は悔しい思いで帰ります。彼らは危ない組織と関係があり、特に母親は薬の中毒者でした。夫の兄はフィルが以前撲滅した組織関係者と交流があり、彼らはフィルをおとしめようと合作します。
バトルフロントのネタバレあらすじ:誕生日会
男の子の両親は兄に、自分を殴った娘の父親を痛い目にあわさせてくれと依頼します。兄はフィルのことを調べていく内に、彼が麻薬潜入捜査官で、彼に撲滅された組織の者が彼のことを非常に恨んでおり、彼らにフィルを引き渡せばお金になると思い付きます。兄は様々な罠をしかけてフィルを追い詰める計画を進めます。じばらくして、娘の誕生日会を田舎町で開くことになります。娘は誕生日会に自分をいじめた男の子をよびたいといいます。驚くフィルでしたが、町の人みんなと仲良くしたいという娘の気持ちに感動し、彼も誕生日会によぶことにします。以前のことを気にせず、男の子と仲良くしようとする娘の姿をみて、男の子の両親は複雑な気持ちになります。特に麻薬中毒の母親は、危険な兄にフィルのことを頼んだことを後悔します。
バトルフロントの結末:娘を助けるために
誕生日会の後、フィルと娘は、男の子の良心の兄がはりめぐらせた罠にひっかかり拘束されてしまいます。自分がかつておいつめた人物たちに袋たたきにされるフィルですが、娘を助けるために決死の覚悟で戦います。娘をなんとか助けだそうとしますが、彼女はボートに乗せられ犯人たちに連れ去られてしまいます。男の子の母親は、こんなにひどいことは頼んでいないと、兄に計画を止めるように願いますがとりあってくれません。犯人側には一人女性がいましたが、彼女は娘と接するうちに情が湧き、犯人たちから彼女を守るようになります。そのため時間を稼ぎことができ、フィルはとうとう娘を助け出すことができます。娘の行動が周囲の心を動かしたことをフィルは誇りに思います。そんなフィルに娘は「お父さんを見てきたから。」と答え、彼は涙を流します。
以上、「バトルフロント」のあらすじと結末でした。
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