ホース・ガールの紹介:2020年アメリカ映画。社交的ではありませんが心優しいサラは、夜に意識なく出歩いては謎の行動を繰り返すことに悩んでいました。実はサラは妄想型統合失調症であり、現実と妄想の世界の区別が付けられずにいました。そんな症状のサラの目線で物語は進み、視聴する側も何が現実であるか不確かになっていくように描かれている作品です。
監督:ジェフ・バエナ 出演:アリソン・ブリー(サラ)、デビー・ライアン(ニッキー)、ジョン・ポール・レイノルズ(ダレン)、モリー・シャノン(ジョーン)、ジェイク・ピッキング(ブライアン)、ジェイ・デュプラス(イーサン)ほか
映画「ホース・ガール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホース・ガール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホース・ガールの予告編 動画
映画「ホース・ガール」解説
この解説記事には映画「ホース・ガール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホースガールのネタバレあらすじ:起
サラはクラフトショップの店員です。職場では同僚のジョーンと会話を弾ませますが、プライベートでは彼氏がおらず、毎晩ドラマ超常現象犯罪ドラマ「煉獄」を見てから寝て、また出勤するという繰り返しの生活です。
サラは馬が大好きで、ウィローという名前の馬を大切にしています。今日はサラの誕生日です。ジョーンはDNAキットを贈ってくれました。ジョーンに「今夜は何するの?」とサラは聞かれて、「ズンバ友達とご飯にいくの。」とウソをついて、いつもの日常である煉獄を見ながらDNAテストをして過ごしていました。
帰宅したルームメイトのニッキーは、そんなサラを心配して急遽パーティーをセッティングしてくれます。ニッキーの彼氏ブライアンのルームメイト、ダレンを呼んで4人で誕生日パーティーを行います。ダレンの前で鼻血を出してしまうトラブルもありましたが、サラとダレンは意気投合をします。
サラは酔い潰れて夢を見ながらそのまま寝てしまいます。夢では真っ白な空間に見たことのない男と女が、サラと一緒に横たわっています。朝、目覚めると、壁に見覚えの無い引っかき傷が残っていました。ダレンとは電話番号を交換し、デートに誘われます。
ホースガールのネタバレあらすじ:承
仕事に出勤すると、誕生日の夜の夢の中で出会った男を現実で見つけます。サラは気になりましたが、深追いはしませんでした。夜になると、誰もいないのに話し声が聞こえてきます。
朝、目が覚めるとサラの車がありませんでした。盗まれたと思って警察に連絡しましたが、道端に乗り捨ててあったとの報告を受けます。サラはもしかしたら自分が寝ている間に乗り捨てたのかもしれないと頭によぎります。
サラの母親は重度のうつ病を抱えて去年自殺をしました。祖母は壁に話しかけたり、未来の声が聞こえると言ったりなどの妄想癖があり、周りからイカれていると言われていました。サラは自分の頭は正常で、寝ている間に意識なく出歩いてしまう夢遊病程度であると思っていました。しかし、どうしてこのような現象が起きるのか気になったサラは、その夢に出てきた男に会いに行って、この謎の現象を突き止めようとしました。
彼はロンと言い、配管の工事などをする業者です。サラはロンのことを尾行し観察します。それに加えて、サラは魔よけを作るなどして行動は少しずつエスカレートしていきました。サラは祖母と瓜二つということと「煉獄」の影響で、自分は祖母のクローンなのではないかと疑い始めます。
鼻血がよくでるため、耳鼻科に行って医者にクローンの話をすると、精神科を勧められてしまいます。そのことにサラは不満を抱きます。
ホースガールのネタバレあらすじ:転
ダレンとデートの日、2人はとても幸せそうです。食事のあと、サラはダレンをロンの家に連れて行き、自分はクローンであることを打ち明けます。しかし、ダレンは受け入れてくれませんでした。
サラはさらに母の墓に行き、母のDNAを採取して自分がクローンであることを証明すると言い出します。ダレンはそれを阻止すると、サラは持っていたはさみで威嚇をし、ダレンが自分を騙していると思い込みます。さすがの優しいダレンも恐怖を覚え、サラを置いてその場を後にします。
サラは帰宅後、家でお香をたくなど異常な魔よけを執り行い、ニッキーと言い合いになります。次の日には意識なく裸で職場に行くなど、サラはだんだんと精神的に病んでいきます。
心配したジョーンが警察に通報して、サラは精神病院に入院します。担当医のイーサンと2回目の面談を行う際に、サラはまるで初対面かのようにイーサンと接し、1回目の面談はまったく覚えていませんでした。サラは完全に祖母と同じような現象が起きていました。
ホースガールの結末
サラは夜に病院を抜け出して家に帰ります。しかし、家で待っていたのは、誕生日に夢に出てきた知らない女でした。さらにパニックになったサラは職場から大量の布を盗み、それで自分を覆います。その格好のままウィローに会いに行き、ウィローにも自分と同じように布で包んで守ろうとします。その後ダレンの家に行きます。ダレンは優しくサラを受け入れてくれました。気付くとサラは病院のベッドで寝ていました。
病院を抜け出したのは夢の中の出来事だったようです。隣には相部屋の女がいました。その人物は夢に出てきた女で、彼女もサラと同じような経験をしていました。それを知ったサラは、自分はクローンではなく祖母そのものであることを確信しました。
サラは退院後、唯一の祖母の写真と同じ格好をし、その格好でウィローに会いに行きます。さらにサラはウィローを連れて森へ行き、横たわります。空からサラに向けて謎の光が放たれ、サラはその光へと引き込まれていき、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「ホース・ガール」のあらすじと結末でした。
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