ハリケーン・ビアンカの紹介:2016年アメリカ映画。ゲイ差別の内容をコミカルだが深刻に訴えかけている作品です。ゲイを理由に教師の職を追放されたリチャード。しかし女装して同じ学校の教壇にビアンカという名前で復帰する。痛快な報復劇が始まる。
監督:マット・グーゲルマン 出演者:ロイ・ヘイロック《ビアンカ・デル・リオ》(リチャード・マルティネス)、ビアンカ・リー(カルマ)、レイチェル・ドラーチ(デボラ教頭)、ベイリー(ウィラム・ベリ)、ル・ポール(天気予報士)ほか
映画「ハリケーン・ビアンカ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハリケーン・ビアンカ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハリケーン・ビアンカの予告編 動画
映画「ハリケーン・ビアンカ」解説
この解説記事には映画「ハリケーン・ビアンカ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハリケーン・ビアンカのネタバレあらすじ:起
臨時職員の科学の先生のリチャード・マルティネス。ゲイバーでトークパフォーマンスもしているが、どちらもうまくいきません。そんな時、リチャードは教育プログラムから最高の宿泊施設付きでテキサスのミルフォード高校の科学の先生にならないかと連絡をもらい、即決します。この学校を仕切っている教頭デボラは朝からイライラしていました。今日は教育長が学校を訪問する日だったからです。最優秀教育賞という名誉がほしいデボラ教頭は、教育長に悪い印象を与えたくありませんでしたが、リチャードを歓迎しない生徒たちのせいで教育長には大失態をみせてしまいました。デボラはリチャードがゲイである事実を突き止め、クビに追い込みました。
ハリケーン・ビアンカのネタバレあらすじ:承
せっかくついた職も失い、バーでヤケ酒をしたいリチャードだったが、この地域は禁酒郡のためお酒を飲みに行くにも50キロも車を走らせなければ飲めないと、そのバーにいたカルマに教えてもらいました。ラジオDJのカルマは、収録をするからとリチャードを誘い、お酒の飲め、ゲイもドラァグクイーンもいるバーに連れていきました。お酒の弱いリチャードは何があったか思い出せないほどの二日酔いでしたが、カルマはそんなリチャードを信頼し、カルマの秘密を伝えました。カルマは元男で、ミルフォード高校に通っていていたが、自分がゲイだという理由でひどいいじめにあったことや、自分がゲイであることをカミングアウトしてから家族とは連絡を取っていないこと、自分の弟であるチャックその高校で先生をしていることをリチャードに伝えました。そこでリチャードは復習をするために女装してミルフォード高校の科学の先生の面接を受けに行くのでした。
ハリケーン・ビアンカのネタバレあらすじ:転
リチャードはビアンカ・デル・リオと名乗り、面接をクリアし科学の先生としてこの高校に入りました。新米先生を手荒な歓迎で追い出す生徒たちの手は一度リチャードの時に受けているので同じ手は通じません。女装して毒舌になったビアンカはレディ・ガガと友だちで、シェールはいとこだと嘘をついて一目置かせ、徐々に生徒たちはビアンカを信頼するようになり、科学の点数も上がってきました。カルマと家族のことが心配なリチャードは連絡をとってみたらどうかと伝えてみました。カルマはこの土地でゲイであることでどれだけの差別を受けるのかと怒りをリチャードにぶつけました。しかし、リチャードは『無知が理由で誤った態度をとる人を批判してはいけない』とカルマに伝えます。カルマは勇気を出し、19年ぶりに家族に連絡しましたが、家族はとても温かくカルマをむかえてくれました。
ハリケーン・ビアンカの結末
校長先生から、ビアンカが来てから生徒の成績が40%も上がり、全員が無欠席で登校していることからビアンカを教育賞に推薦するといいます。デボラ教頭は自分の娘カーリーを推薦したかったので、ビアンカをこの学校から消すことを試みます。しかし、ビアンカはそんな罠にはかからず、無事に逃げ出し表彰式に間に合いました。その式典で、自分は実はリチャードであったことを告げます。ゲイを偏見の目で見ていた先生方も納得し、最優秀教育賞はリチャードが受賞しました。
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